冬期:冬はラベンダーを楽しもう
ナディア・オフィスでこの時期、力を入れている七草ハーブがラベンダー☆ 耐寒性が強いですからね、サンルームはもちろん、北風の当たらない日当たり良好の場所では元気に、素敵に成長しております。 耐寒性から言えば、七草ハーブの中ではローズマリーのほうが断然ツワモノではありますが、こちらは11~12月のこれから寒くなる!という1年の中では後期の主力選手。ハーブの年間計画として、前期、中期、後期とわけると、中期にあたる真夏に、このラベンダーを維持するのは至難。だから前期に。 原産地がアジア~熱帯地方系のレモングラスやバジルなどは春ごろより力を入れて中期に、秋以降の後期はローズマリーを中心に盛り上げていこうかと。 ラベンダーの中でも様々な品種がありそれぞれ耐寒性も異なりますが、おおざっぱにはマイナス5~15度。 ちょっと種別を見てみましょう、、書籍やネットでは色々な区分けが紹介されていますよね、簡単に分けるとまず花姿で3系統に大別し、さらそこから枝葉を分けたり広げたりで5タイプを抑えましょうか。 1 レース・ラベンダー、プテロストエカス系などと呼ばれるタイプ、文字通りレースのような切り込みが入った葉形が美しい品種です。 ミニバラと寄せ植えると繊細なイメージに。。 2 フレンチ・ラベンダー、フレンチ系、ストエカス系などと呼ばれるラビット・イヤー=うさぎの耳のような花姿が愛らしいタイプです。 3 イングリッシュ・ラベンダー、イングリッシュ系、コモン・ラベンダー、トゥルー・ラベンダーなどとも呼ばれますが、このグループが多岐に細分化する! 大きくは、原種に近いアングスティフォリア系と改良品種のラバンディン系に分かれ、知る限りでは下記の品種があります。★アングスティフォリア系・・真夏の群れに弱く、場合によっては一年草扱いに。 マンステッド・ラベンダー*ヒッドコート・ラベンダー*ミスキャサリンナナロゼアナナアルバオカムラサキ ★ラバンディン系・・育てやすいがアングスティフォリア系より精油は安価とされる グロッソ・ラベンダー*エーデルワイス*ロングホワイトアルバシールスーパー・セビリアンブルー *当社ショップで取り扱い中☆彡所によって、上記に入ったり入らなかったりする目立った存在で、下記2種もおすすめ! 4 デンタータ・ラベンダー デンタルと言えば「歯」。歯のようなギザギザ模様の葉形が特徴。 5 スパイク・ラベンダー 原種ラベンダー。こちらとアングスティフォリア系の交配種がラバンディン系。 園芸書などでは「ラベンダー」というひとつのくくりで栽培方法を伝えていますね、このブログでも一応ひとくくりにした「ラベンダー」について用語集にまとめておきました。が、こちらの書籍では上記の系統ごとの育て方が掲載されているので大変参考になります。 ラベンダー NHK趣味の園芸・よくわかる栽培12か月 / 広田せい子 【全集・双書】 植物の育て方については、どの園芸書もネット情報、こちらのブログも含めあくまでも参考に。妄信NG実際にはどの植物もそうですが、だいぶ個別の環境によって育て方は異なります。同じ敷地の中でも、北風があたるところとそうでない所、南と東の日照量の違い等々考慮すべき事柄はもう本当に場所場所によるのです。 「様子を見ながら」自分とその植物との関わり合い方を徐々に構築するつもりで。 このラベンダーひとつとっても「増え過ぎて困る、、」とお嘆きになるぐらい放ったらかしでも大丈夫という人もいれば、ハーブの中では難易度は上とされる方もおられ、本当に人それぞれだなぁと日々実感。 私的には、発芽させるのは難しい部類。特に原種に近づくほど率が落ちる印象。他方、改良品種は発芽率好調! 特にレースラベンダーは◎。種その物が「当たり」だったのかもしれません。会社にもよるし、その年その年の当たり具合にもよるかと。当たりはずれはあります。 フレンチ系やレース・ラベンダーは料理に向かないように言われることがありますが、いや、美味しいですよ。。私には!色も香りもしっかりしています。美味しい、きれい!ご好評いただいております。 アングスティフォリア系とラバンディン系の成分が、後者がカンファーを含むという点で異なってもいますが、ハーブの使用法の書籍で系統に注意してまで使用するようにという指南は見当たらない。 ので、いずれのラベンダーでも、美味しく、楽しく、ハーバルライフを!