キレイになる銭湯美容健康法
昨日、今日と東京は異常に涼しいですね。今朝は5時起きで運動してきましたが、涼しいのでなかなか汗が出てこないほどでした。友人がタイに行ってきたと言って、もらったお土産のチョコレート。像の形がかわいいチョコ。像を見るといつも思い出すのが、2、3年前に行ったラオスで像に乗ったこと。乗ると意外な高さなので、恐怖におののきましたが、今ではおかしい思い出として残っています。最近読んだ銭湯関係の本に、免疫学者の安保徹先生のストレス解消法は”休日に銭湯に行くこと”と書いてあってあるのを目にしました。安保先生は白血球の自律神経支配の法則を発見して、免疫力をあげると病気が治る、ということを明らかにしてこられ、つまり、”病気の本当の原因はストレスだった”、という免疫学の見地から説明している本を多数出版されていて、私も何冊か読んだことがあります。体を温めると病気が治る、という点からももちろん銭湯の深風呂は有益で、特に私は身をもって体感しているのですが、銭湯はそれプラス、ストレス解消で病気が治るということにも役立つということです。手足を伸ばせる大きな湯船に浸かっていると、心と体が ”解放されている!”と感じることができます。高~~~い天井は、更に解放感を促します。私が最近、銭湯の入り方として、意識しているのが、”マイナスイオンを深呼吸”です。銭湯はマイナスイオンに満ちているので、洗髪や体を洗ったりする合間に、座って深呼吸してマイナスイオンを取り込むようにしているのです。現代人の生活はプラスイオンに囲まれています。プラスイオンとは、不快を感じる空気であり、例えば、たばこ、煙、大気汚染、大量の砂埃、電子レンジ、コンピューター、冷蔵庫から出る電磁波、化学繊維などがその発生源です。雨の日は気分的にも、体調的にも優れない、という方は多いと思いますが、それは、雨の日にはマイナスイオンの反対の、プラスイオンが大気中に多くなることも影響しています。体に良いマイナスイオンは滝や噴水など、水しぶきのようなものが近くにあると多く発生するといわれます。マイナスイオンの効果は、先ほどのプラスイオンとは逆に、血液をアルカリ性にし、体中の細胞を活性化させる役割があります。また、自律神経の中の副交感神経を優位にする作用もあり、いわゆるリラックスした状態にします。そして、乱れた自律神経のバランスを正常化させます。このマイナスイオン、滝や噴水のある場所に多いですが、実は、”銭湯”もマイナスイオンの宝庫なのです。銭湯は、広い空間、広い湯船、お客さんが使うシャワーやかけ湯、湯船の気泡で、絶えず浴場はマイナスイオンで満たされるので、浴室の空間は、滝や噴水の周囲の環境に劣らないほどの効果があるといわれています。では内風呂は?というと、せまいので、水しぶきのマイナスイオンもあっという間に、プラスに帯電した水分子で満たされ、逆効果になってしまうのです。マイナスイオンの空気清浄機というのもありますが、本当のマイナスイオンが出るのかというと、実際には難しいらしいということを、マイナスイオンの第一人者の医師から聞いたことがあります。マイナスイオンは機械から発生するものより自然のものが一番ということです。銭湯では、その豊富なマイナスイオンに加えて、大きな湯船に浸かると、α波が多量に出ます。α波は、心からリラックスした場合にのみ発生する脳波なので、この マイナスイオン + α波 で心身に滞っていた様々なストレスが解消し、体の各機能が正常化に向かいます。銭湯だと呼吸が深くなるのはなんでかな? と前から思っていて、このマイナスイオンの話を知った時に、とても納得しました。内風呂だとたまに呼吸がくるしく感じることがあるのは狭いからなのでしょう。だから私は杉並湯に入る時は、このマイナスイオンの恵みも取り入れるようにして、入っています。すると、すごく”気持ち良~い!”感覚が増して入浴後は、非常に心身共にほぐれた感じがします。もちろん意識しなくても銭湯は気持ちが良いのですが、体に良いものを効果効能を知って食べる方が体に効くのと同じように、知って入った方がより効果が増すでしょう。お客様をみているといろいろで、急いでいるのか洗ってすぐに出てしまう方もいらっしゃいますが、中には感覚として分かっているのでしょう、座ってのんびりと心地よさを感じている様子の方もいらっしゃいます。時間があれば、ゆっくりと深呼吸してみることをおすすめします。銭湯は、体を芯から温めること、心と体を解放させること、そして、マイナスイオンを体に取り込むこと、が街中できて、キレイになれる場所なのです。