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カテゴリ:中国酒・その他
今晩は。独酌です。
昨日お話した通りに【アブサン】のことに少し触れてみたいと思います。 ご存知の方も多いと思いますがアニス系のお酒は水と混ざると白濁します。 代表的なものとしてスペインの【アニス・デル・モノ】【アニス・マチヤキート】イタリアの【サンブーカ】【アニゼツタ・ステラータ】ギリシャの【ウゾ】トルコの【ラキ】そしてフランスの【ペルーノ】【アニゼット】【オクシー】【オクシジュネ】・・・数え上げたらきりが無いのですが【アブサン】もその内の一つなので、水と混ぜると白くなります。その様子から【紳士淑女のミルク】と呼ばれたわけですが、「紳士淑女・・・」と言われただけあって中々洒落た専用の道具がありました。 そのまま飲む事もありますが度数が高い為、水で薄めて砂糖を加えたり(正式には冷やした砂糖水で割ります)、角砂糖に垂らして食べたりする方法が知られています。また独特な香気がある為カクテルの材料としても使われます。 この飲み方が一番ポピュラーかな。 アブサン専用のスプーンがあります。 デザインも色々。大英博物館にはピカソがデザインしたアブサン用スプーンが展示されているらしい・・・そんなのあったかなぁ? こんな感じで使うので皆な穴が開いてる訳です。 【ヴェルサント・ラ・ブランシェ】 19世紀のスイスのレシピをリアルに復活させたので、一般的に流通してる中では一番ツヨンが濃い。33ppm位あったかな。「アブサン飲んだーっ!」という気になる。 【アブサンエドワード ジャド・リキュール】 2000年設立の新しいメーカーですが、19世紀の華やかな時代に愛されたアブサンを復刻する為に十数年アブサンの研究に情熱を傾けきたTAブリュー氏の姿勢は数多くのメディアにも賞賛され、人々の心を魅了するアブサンを生産しています。残念なのはボトルが透明じゃない事。 せっかくニガヨモギから抽出した色を使っているのだから見せれば良いと思います。 魅惑的な緑色はアブサンの特性の一つで、これは主原料のニガヨモギ、バニラ、各種スパイス(アニスやフェンネル、コリアンダーなど)、紅茶類、天然香料等の成分がアルコールに溶け込み,混じりあう行程で発色するものです。製品により若草色~エメラルド・グリーンまで色々あり、加水した時の白濁の具合も様々。かつてオスカー・ワイルドがその色合いから【The Green Fairy:緑の妖精】と呼んで愛したこの酒たちは現代では発祥の地に因んで【Jura Milk:ジュラ・ミルク】の愛称で呼ばれています。 アルコール度数が高いのでよく燃えます。 日曜日に花見の後、バーでこれをゴキュゴキュ飲んだので独酌の記憶は途切れてしまいました。 芸術家ではない独酌は霊感?やヒラメキ?も感じず、夢さえ見ないで寝てました。 まあ、自分や他人様の耳をちょん切ったりするよりマシか? やっぱり「お酒は楽しく適量を」です。(^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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