家庭内単身赴任？オヤジの手酌日記

今晩は。独酌です。

新潟から戻ってから廻れるところに顔を出してきました。

明日、２０年いた会社を後にして旅立つ訳ですが、挨拶しておきたい人が全て土日に出社してるわけでもありませんから。

かなり遅い時間でしたが、ある取締役が社内に残っていました。

「只今、戻りました」

「おお、向こうはどんなだ？」

「まだ何の準備も出来てないのでかなりバタバタしてます」

「そうだろうなぁ…」

報告の後は自然と明日の話へ。



「お世話になりました」

「やっぱり行くのか？」

「はい」

「バタ臭い顔してるくせしてとんだ浪花節だな」

「はい」



損な性分と判っていても、この歳になって急には変われません。

ヨメは最近では諦めたのか、何も言わなくなりましたが今回は両親が心配してアレヤコレヤ尋ねてきます。

「それじゃ」



「いつ戻っても良いんだぞ」



「戻る気はねぇ～よ、んじゃ！」

失礼な口の利き方だと思う人もいるでしょうが、実はこの取締役は独酌の弟弟子。
独酌が中学生の時に大学生だった彼が道場に入門してきました。
習い事の世界では、早く入門した者が兄弟子。
年齢は一切、関係ありません。
仕事を離れれば、ケッコウ仲が良いんですよ。
年齢と社内の職階はダイブ上ですけど。
気にかけてくれるのは嬉しいのですが、後戻り出来ると判っていると苦しい時に踏ん張れません。
だから敢えて古巣へ戻る橋は落としておきます。



いざ往かん、我が道を！

ちょっと痩せ我慢？のオヤジに愛の手を！

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