家庭内単身赴任？オヤジの手酌日記

今晩は。独酌です。

昨日は誕生日だったのですが、今年は家族と両親の５人だけでコジンマリと祝って貰いました。

普段だったら新潟から親戚なども遊びに来てくれるのですが、母親の兄弟の一番上の姉（独酌の叔母）の具合が良くないので、今回は全員が自宅待機。従姉妹がお酒だけ送って来てくれました。



【越乃寒梅】



【雪中梅】



【峰乃白梅】

俗に言う「越後の３梅」揃い踏みです。

独酌としては吟醸や特選といったものではなく普通酒が良いのですが、お使い物として使い回し出来るのでこれはこれでＯＫかな。



普通が一番。
雪中梅は普通酒でも非常に甘いので独酌は飲まないが、東京に住む叔母（独酌の母方の祖母の弟の奥さん…これを正確には何と呼ぶのか解らん）が大好きなのでご機嫌伺いの折に持っていこう。
もう89歳になるが、毎日２００ＣＣ程の牛乳と１００ＣＣのビール、それと１００ＣＣ程の雪中梅か赤ワインを飲んでいる。
もっとも固形物を殆ど食べないので、これで生きているようなものなのだが。
非常に字の上手な人で誕生日に花を贈ったりするとお礼の手紙をくれるのだが、解らないなりに何か感じるのかムスコは読めないくせに手紙を壁に貼って眺めている。

「こりゃ『和』だねぇ～！」

ま、絵やポスターと同じ感覚で眺めてるのだろう。

昨日はヨメの友人が経営するレストランでささやかに夕食会。

例によって無理を言って食材やら酒（正確には酒じゃなく運転して帰る父の飲む　キリン　フリー）を持ち込む。

散々、飲んで食った後にムスコが「中華はあんまり好きじゃないんだけどなぁ～！」

包帯とサポーターでガチガチに固まってる腕で馬鹿の頭をゴチゴチと叩きながら尋ねる。

「今日の趣旨が判ってんのかぁ、あ～ん？」

帰りにオーナーがバースデー・ケーキをお土産にくれたので、持ち帰ってコーヒーと共に。

その時にムスコが勿体ぶって何やら包みを。

「プレゼントだよ。高かったんだぞ、オレ的には」



聞いた事もないメーカーの時計が入ってました。

人の話を丸で聞かない極楽トンボも、独酌が時計を壊した事は知っていたようです。



大学の入学祝に父に買って貰って30年近く経つ。
精度はデジタルに敵うはずもないが、堅牢性と防水性は一枚上手。
海でも山でもサウナでも、つけっ放しで問題なかった。

…なかったが、先月の中頃にドアノブにチョンとぶつけたら、



ポロッ！と呆気なく文字盤のガラスが取れた。



見たところネジにもなってないようだし、どうやってくっ付いていたのか判らん。



保証書に書いてある電話番号にかけてみたらちゃんと繋がった。
３０年近くも経つから変わってたりするのかと思ったら、流石は老舗。
状況を説明すると、直ぐに飲み込めたようなのでこのようなケースは結構あるのだろうか？

「こちらにお持ち頂くか、郵送して頂ければ一週間から十日ほどでお手元へお返し出来ると思います」

「費用はどれ位ですかね？」

「部品に損傷がなく、組み付け直すだけなら９万円程だと思います。何にしても１０万円以内でお直し出来ると思いますが」

…今の時代、１０万円だせば新品の時計が買えるよなぁ。

ま、他の時計も持ってるし…と保留。



ゴツイ時計が似合わないような席ではこの時計をする事が多かった。



ところが付けて会社に行きだして、一週間も過ぎた頃…



またまたポロッ！と。（TOT）

何だかんだ言ってもコレも２０年程経つからなぁ…

体だけじゃなく、持ち物も歳とって傷んでくるんだなぁ…

もう直ぐ誕生日だし…こんなところで歳を実感した独酌です。

他にも時計はあるにはあるのだが、装飾品みたいなモンだから時間の精度は腹時計並み。

携帯あるから要らないようなもんなのだが長年の習慣で手首に時計がないと落ち着かない。

一々携帯を開いて時刻を確認するのも面倒だしなぁ…でも１０万か。

そんなこんなで「どうしよっかなぁ～」と考えてたから時計を買ってくれたようだ。

「サンキュ、でもよく金あったな」

ムスコは【江戸っ子】でもないくせに宵越しの金を持たない。

「お祖母ちゃんからお金貰ったのよ！」

なるほど…ヨメの暴露で判明。

「気持ちの問題だよ、気持ちの！」

どうりで見た事のないナイキのパーカーと靴があると思った。

感謝して損した。



ヨメのプレゼント（らしい）。

「何コレ？」

「見て判んないの、枕よ、ま・く・ら」

そんな事は判ってるのだが、何故バースデー・プレゼントが枕なのかが解らん。



そのまま座れば３人、リクライニングさせれば２人がゆったりと寝れるのだが、テレビを見ようとするとずっと横を向く羽目に。
だから独酌は肘掛の部分に頭を乗せて寝転がって見る事が多いのだが、そのまま寝たりすると首や肩がエライことに。

「これ枕にすれば楽でしょ」

低反発素材だかで、確かに寝心地は良さそう。

「でしょ！　枕にしちゃケッコウ高かったんだから感謝してよね」

…「言わぬが花」という言葉を知らないのか。

おまけに、その日はヨメが枕を独占してソファからどかず椅子に座ってテレビを眺めた独酌でした。

ま、それでも連中に感謝です。（－－

俺って大人じゃんと自分で言ってみるオヤジに愛の手を！

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