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テーマ:食べ物あれこれ(50336)
カテゴリ:食べ物
今晩は。独酌です。
GWも残すところあと一日。 皆さんは如何お過ごしでしょうか? 今日4日は全国的に晴天に恵まれ…過ぎたのかな? 早くも真夏日を迎えた地域が30箇所もあったとか。 東京はそこまで暑くはなりませんでしたが、日中はワイシャツ1枚で丁度良い陽気でした。 桜の花はすっかり落ちて葉っぱだけが青々と。 五月晴れの下、青葉を見れば誰もが思い浮かべる素堂の句。 「目には青葉 山郭公 初松魚」 もっとも独酌がお昼を食べに外へ出た時には、ホトトギスではなくカラスが煩く鳴いてました。 カラスは今頃が子作りの季節。 パートナーを見つけたカラスはせっせと巣作りに精を出します。都会のカラスが一番好んで使う巣の材料が針金のハンガーだそうです。服をクリーニングに出すとついてくるアレです。手がないのに器用に伸ばして木や電柱に巻き付けて基部にします。 巣作りに取り掛かったカラスは非常に攻撃的になるので、巣の下を通ったりする際にはご注意を。こちらに害意は無くても巣に近づく敵として攻撃の対象にされる事があります。 トラにでも飛び掛ったりしますから、人間なんか丸で怖がりません。 幸いカラスに襲われる事もなく、無事にお蕎麦を食べ終えて会社に戻った独酌ですが頭の中は↓コレで一杯。 素堂の俳句を思い浮かべたからという訳ではなく、昨晩釣り好きの知人からカツオを2尾貰ったからです。 この知人、魚を釣るのも食べるのも大好きですから野締めして家に持ってきてくれました。釣ったその場で血抜きをして ビニール袋に入れた状態で潮氷(海水と氷を混ぜた物)に沈めて来てくれましたから鮮度抜群。 ミポリンさんの住む高知県は言わずと知れたカツオの本場。 この人も食べたのかな? 藁の炎で豪快に皮目を焼き、 たっぷりの薬味とポン酢で食べる『土佐造り』も「好き」の字に「大」が3つも4つも付くほど好きだが、この時期のカツオだけは東京風に頂きたい。 東京風と言っても、単にタタキではなく刺身として食べるのだが、薬味が重要。 皆さんはカツオを刺身として食べる時は「ショウガ」派? それとも「ワサビ」派でしょうか? 独酌は「からし」派です。 好き嫌いはあるでしょうが、東京は江戸の昔からカツオには辛子と決まっておりました。 爽やかな酸味の赤身は、僅かな血の香りの中に潮の臭いと鉄分を感じさせます。 この繊細な香りを楽しむにはポン酢、ニンニク、大葉などは香りが強すぎます。 ショウガも悪くはありませんが、ここはやはりちゃんとした和辛子が欲しいところ。 味は別格ですが、難点は手間(時間)の掛かる事。 熱湯で練り上げて灰汁を抜くのですが、ケッコウ面倒なので逆さまにして1時間ほど寝かせるだけでもよしとしましょう。本来であれば練りあがった容器に熾った炭を入れて炙ったり、和紙を被せて再び熱湯を掛けたりして灰汁を抜いた後、再度練り上げて出来上がりです。 面倒な場合は出来合いも。 ↑コレはケッコウまともなお味。 ちゃんと辛子の風味と味がします。 食べ方は東京風でも、お酒は土佐でゼ~ンゼン構いません。 ただカツオを辛子で食べると、どうしても一杯だけビールが飲みたくなるんですよね。 独酌の「腹時計」ならぬ「腹暦」の5月でした。 鯛じゃなくカツオで恵比須顔のオヤジに愛の手を! ポチッ!と応援お願いしま~すm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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