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カテゴリ:cats
先週の木曜の早朝、ごみを出そうとドアを開けると目の前の階段の下に何かいる。
ネズミかと思うほど小さな猫だった。 人通りが多くなればそのうちどこかに行くだろうと思っていた。 2時間くらいたって見てみるとまだそこにいる。その間親猫が何度も呼びに来ているようだった。 そろそろお掃除の人や管理人さんが来る時間だ。 見つかったらよくて外に放り出されるか、悪くすれば処分されてしまいそうだ。 覗き込んでも近寄っても子猫は逃げない。丸くなったまま動かない。 触ると目を開けたがやはり動かない。相当弱っているようだ。 家に戻って小さな箱をとってきて子猫を入れて家に連れて帰った。 がりがりでとても汚い子猫だ。でも家の前で死なれたり処分されたりはしたくない。 呼びに来た親猫が舐めたのだろうところどころ濡れている。 ノミや病気が家の猫たちに移るといけないのでとりあえず確実に隔離できるお風呂場に置いて、24時間営業の西友まで猫ミルクとノミとり薬、子猫用フードを買いに行った。 猫に水薬を飲ませる時に使った針のない注射器でミルクを口に少しずつ入れてみる。 ぐったり動かなかった子猫が急に反応してガジガジと注射器を噛み始めた。作った分を全部飲んでしまったので、レトルトの子猫フードを小皿に入れて置いたが、それには反応しなかった。 とりあえず少しでも飲んだのでペットボトルに暖かいお湯を入れた物をビニールとタオルで包んで湯たんぽ代わりにして少し様子を見ることにした。 しばらくして覗いてみるとまだぐったり寝ていたが子猫の餌は食べてあった。 ノミがいっぱいだしドロドロに汚れているので食べたことだし洗っても大丈夫だろうとぬるま湯で洗う。すごい汚れで落ち切らなそうだがそれでも大分綺麗になったのでタオルで包んでよく水分をとってからノミとり薬を背中に垂らしてまた風呂場で寝かせておいた。 この時点では子猫をどうしようか考えていなかった。 ただ死なせてはかわいそうと連れて来て元気になったら親猫が迎えに来た時放してやれば…位に思っていた。 その日は何度も何度も親猫が探す声がしていた。ちなみにこの親猫はいつもいきなり植え込みから飛び出して来て「シャー」というので(シャーいう前に普通は逃げるw)シャー子と私がひそかに呼んでいた野良猫だ。 それから3日くらい、子猫は餌はよく食べるが後がピクリとも動かないで寝てばかりいる。トイレは猫砂を小さな箱に入れて置いたらそこでする。 ちなみに子猫の箱に水がかからないように気をつけながらお風呂は普通に使っていた。 (今もそうしているw) そのうち子猫は顔を見るをシャーというようになった(ひどいw)まあ元気になったということだろう。 さらに風呂場にある小物で遊び始めたので家の猫達が昔使っていたおもちゃを置いてやった。 目の前では遊ばないが、戸を閉めてあると遊んでいるようだ。 食欲も旺盛でがりがりだったからだがコロコロ太ってきた。 拾って一週間、すっかり外は涼しくなってしまった。親猫はもう呼びに来ない。 今放してやったらまた飢えてしまうだろう。仕方ない、あまり愛想のよくない猫だけど飼ってやるか…と覚悟を決めたところである。来週にでも病院に連れていこう。 ![]()
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