カテゴリ:映画
今日、映画を見てきました。
「不都合な真実2 放置された地球」 前作「不都合な真実」(2006)は、第79回米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞。 2007年、この映画に出演した元アメリカ副大統領ゴア氏は、ノーベル平和賞を受賞されました。 グリーンランド上空から、氷河を眺めるゴア氏の姿。 目の前で、次々に崩れるたくさんの氷河。 当初、氷河の上に作られた観測基地・・・ 今では氷河が溶けたため、「高床式住宅」のようでした。 ゴア氏は。各国で地球温暖化の現状と危険性を伝えてきました。 干ばつ・豪雨・水害・森林火災・・・自然の恐ろしさを強く感じました。 フィリピンの講演では、現地で起きた台風の被害のビデをが流れました。 押し寄せる水に、天井を壊して上に避難する人たち。 台風が去り、壊れた建物やたくさんの遺体。 ビデオを見て、その時の恐怖を思い出し涙する人たち。 被害の様子は、ニュースにはなります。 しかし、それを「地球温暖化」と関連してるとは報道されない空しさ・・・ それでも、「地球の未来のために」とくじけず活動を続けるゴア氏。 「伝えること」で、人々にわかってもらう努力を継続する姿に感動しました。 2015年のCOP21では、すべての国が対策に参加した形で、 長期目標として、世界の温室効果ガス排出量をゼロにすることに合意しました。 そこにいたるまでには、ゴア氏の的確な行動がありました。 国の発展のために、安価な石炭燃料を使用するインドは協定に反対。 「あなたたちも、150年同じことを行っていたでしょう。」と言われるゴア氏。 解決策がないかと考えるゴア氏は、ある企業に提案をします。 太陽光パネルの技術を、無償でインドに提供してくれないかと・・・ 同じころ、インド・チェンナイで大洪水が起こります。 ゴア氏の提案を受け入れ、インドも笑顔で協定に賛成。 パリのCOP21は、「笑顔」で幕をひきました。 誰もが、「未来は大丈夫」・・・そう感じた瞬間でした。 しかし、現在トランプ大統領が、パリ協定離脱を表明。 ゴア氏の活動は、今まで何度も「挫折」を感じながら続けられてきました。 そして人々の心には、開拓魂は生きています。 ゴア氏とその周辺の人々は、決してこの活動をやめることはありません。 「政府が変わらなければ、市民が変えていけばいい!」 その言葉が、強く心に残りました。 映画館内には、大きなパネルが飾ってありました。 そこには「私たちにできる10のこと」も、載ってました。 1) 省エネ型の電化製品や電球に交換しましょう。 2) 停車中はエンジンを切り、エコ・ドライブしましょう。 3) リサイクル製品を積極的に利用しましょう。 4) タイヤの空気圧をチェック。車の燃費基準をあげ、無駄なエネルギー消費を防ぎましょう。 5) こまめに蛇口をしめ、送水使用エネルギーを削減しましょう。 6) 過剰包装・レジ袋を断り、エコバッグを使用しましょう。 7) エアコンの設定温度を変更し、冷暖房エネルギーを削減しましょう。 8) 木をたくさん植えましょう。1本の木は生育中、1t以上のCO2を吸収します。 9) 環境危機についてもっと学び、行動に移しましょう。 子供たちは、「地球をこわさないで」と両親に言いましょう。 10)映画「不都合な真実」を見て、地球の危機について知り、友人に勧めましょう。 久しぶりに、アクロス山を見に行きたくなりました。 「アクロス山は、CO2削減に役立っているんだな~」 しみじみと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.11.21 21:55:25
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