カテゴリ:映画
『最近、見たい映画が少なくなってきたな…』
映画界も中国が出資・支配下、内容が偏向してるからでしょう。 なので、サンケイワールドビュー#13を見てワクワクしました。 番組内では、柿崎ゆうじ監督の作品がいくつか紹介されました。 柿崎ゆうじ監督の実力派は、国際的にも認められています。 マドリード国際映画最優秀作品賞を、3年連続受賞! 「自分は、日本人として生まれたことを誇りに思っています。 この日本の素晴らしい伝統文化を後世に継承したい。 そして世界の人に、日本の素晴らしい文化を知っていただきたい。 それが、自分の作品作りの『根幹』でもあります。 どんな作品を作るときも、 この『根幹』だけは忘れずにやっていきたいと思っています。」 紹介された映画の中で、私が今一番見たいと思ったのは… この映画は、数千年のワインつくりの歴史に挑んだ革命児たちの物語。 麻井宇介氏に指示した人たちが、『ウスケボーイズ』 映画の中には、日本人の魂を感じるセリフがたくさんありました。 「フランス・イタリアの真似をして、 コピーを作ったところで尊敬はされない」 「失敗はみんなで共有して進んでいく」 「ワインは生きている、ぶどうも土も俺も…」 「大事なのは人の問題なんです」 「ワインも自然そのものだけど、それを言うなら人間こそだと…」 私がこのセリフから感じたのは、 ・日本人は自然を大切にして共存、自然から恵みをいただいてきた。 ・苦労して得たものには価値があり、人々に大切にされていく。 ・人にも物にも快適な社会こそが、『平和な社会』 今合理化を声高に掲げ、それがいいことだとする風潮があります。 非合理的で歴史を経て残ってきたのは、それ相応の価値があります。 そのことにも、気がついてもらいたいですね。 この映画は、フランス・ニース国際映画祭で最優秀作品賞を受賞! 「フランス。ヨーロッパのワインの作り手達に、 日本のワインの作り手達を素晴らしいと共感してくれたからだ。 してやったり!」と、柿崎監督はうれしかったそうです。 ちなみに柿崎監督は、おいしいワインを飲める飲食店を経営。 さりげなく日本ワインを試飲していただき、「おいしいですね」 そう言われるのが、うれしいとか…心から日本を愛しているんですね~ 他にも4本の映画が紹介されました。 次に見たいと思ったのは、監督の実体験を映画化した「第二警備隊」 警備会社をしていた平成11年に、犯人の銃弾で部下が死亡… ご両親の前で、土下座してお詫びをする監督… その時のお母さんの言葉を思い出すと、今も涙が出てくるそうです。 また部下が死亡したので、誰かが現場に行かなければいけません。 当時68名ほどの社員に、「誰か志願してくれ」とお願いしたところ、 「この時の経験が、今の自分を形成していると思う。 『いつかこれを映画にして、亡くなくなった隊員を想いを伝えていきたい』 そう思って映画にしたものです」 『特攻隊のDNAは、今も日本人の受け継がれている』 お話を聞いて、私は思いました。 もともと、演劇を先にされていた柿崎監督… 「演劇は、自分の想いを100%そのまま出せる」 武漢肺炎の影響で、公演が延期になっている話題作品が… 鹿児島知覧の、富屋食堂の女将・鳥濱トメさんと特攻隊の物語。 当時多くの特攻隊員たちが、富屋食堂に立ち寄り、翌日出撃… それが繰り返されていました。 特攻隊員たちを、実の母親のようにお世話されていた鳥濱トメさん。 「自分達は今、平和に暮らしています。 明日の夢を語ることができます。 これだけ多くの人が住んでいて、楽しみがたくさんある世の中。 しかしこういう世の中を作ってくれたのは、 間違いなく先の大戦で散華された方達だと思う。 今の素晴らしい世の中を作ってくれた方達のためにも、 伝えていきたいと思う。」 この作品に出演されてる女優さんたちが、後日配信のサンケイワールドビューに出演。 女優さんたちが、どんな気持ちで演技されているかを知り、感動しました。 戦後の日本では、「戦争は悪、軍隊は悪」とされてきました。 しかし平和な現代の価値観で、そう決めつけていいのでしょうか? 他国が攻撃してきても、無抵抗でいろと言うのでしょうか? 当時の人々の気持ちが理解できなければ、真実は見えてきません。 「帰って来た蛍」で、当時の方々の気持ちを理解することが、 戦争で亡くなった方々への何よりの供養だと思います。 戦争を知らない人たちすべてに、見てもらいたい作品です。 ※柿崎ゆうじ監督ドラマ『空と山と緑』が、YouTubeで配信中! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.10.08 20:00:06
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