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「フェアトレード」という言葉を知っていますか？

　基本的な考え方は、文字通り、「公平な取り引き」です。

　具体的にいうと、農産物や手工芸品を実際に生産している貧しい国々・・・アジア、アフリカ、中南米・・・の国の人たちの、自立を支援するための取り組みです。

　私たちが手にする安い食品や衣類は、殆どすべてが外国産ですよね。
　国産の製品のほうがずっと高いということに、疑問を感じたことはありませんか？？
　たとえばタオルや靴下の工場・・・もう、廃業寸前まで追い込まれてしまって・・・人員削減、仕入れの見直し・・・企業努力もしたし、できることはみんなやったけれど、それでも海外のもののように安くはできない・・・
・・・人件費が違うから・・・
　よく求人誌で見るような新卒の初任給より、安い賃金に抑えても、それでも太刀打ちできない・・・。国内の空洞化は、今では珍しくもなんともない話題ですが・・・。

　良く考えてみると、なぜそんなに海外製品が安いのか？という部分に行き当たり、「それは、貨幣価値が違うから」なんて簡単に片付けてしまいますが、そもそも、それ自体、おかしくないのか？？と、考える必要がありそうです。

　テレビなどで、みたことありますよね？

　幼い子供が、危険な労働をしたり、物乞いをしたり、路上で物を売ったり・・・。
　そこで手にするわずかなお金で、その場の命をしのぎます。
　明日のことは、わかりません。
　幼い少女が体を買われたり、おかしなことが日常的に行われています。
　生きるためにです。

　私たちがチョコレートを食べたいと思ったら、１００円出せば買えます。
（チロルチョコはもっと安い！）←庶民の味方で大好きですが・・・

　でも、一家のお父さんが１日中汗水流して働いた賃金が、１００円にもならない国がたくさんあります。
　もちろん、そういう国では、日本よりすべてのものが安いのですが（紛争地域ではそうとは限りませんが）、それでも、生きていくのがやっとという状態であることは、間違いありません。

　もし、日本でサトウキビを作り、収穫し、精製したら・・・
１ｋｇ１００円（←スーパーの特売価格ですが）で、買えるのでしょうか？？チョコレートも・・・コーヒーも・・・

　きっと、もっと高くなりますよね？
　そうしなかったら、生産者の方々が、生きていかれませんから・・・。

　そういう考え方に基づいて、自立を支援し、価格設定されているのが「フェアトレード」です。
　フェアトレードにも少々、いろいろな考え方があるとは思いますが、こういう考え方があることも、ご紹介したいと思って今日は書きました。

　フェアトレードのサイトをいくつか貼り付けます↓ので、ご覧ください。
　（お買い物もできます）



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わかちあいプロジェクト

フェアトレードひょうごネット

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