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2006年01月05日
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カテゴリ:医療全体
 みなさまこんにちは。

 昨日採り上げたかった読売新聞のニュースはこれでした。



  がん治療情報、全国ネット化
    国立がんセンター核 拠点病院に相談窓口
                 (1月4日読売新聞 関連記事はブルー小
がん治療にかかわる情報を集約・提供する全国的なネットワークを、厚生労働省が今年秋に構築する。

 治療の地域格差を解消する試みで、全国の拠点病院に「相談支援センター」(仮称)を新設、国立がんセンター(東京・築地)が集約した情報を、患者・家族へ橋渡しする。医師間の個人的な連携は従来からあるが、国が乗り出す形のがん治療情報のネットワークは初めて。

 がん治療は専門性が高く、病院間で治療法や技術に差がある。学会では、標準的な治療の指針を作る動きが広がっているが、患者や家族には専門的で理解しにくいうえ、病状によって患者一人ひとりの治療法も異なり判断が難しい。

 国立がんセンターは10月に「がん対策情報センター」(仮称)を設立。学会の治療指針や、がん治療の臨床試験、抗がん剤の副作用などの情報を集約する。

 こうした情報は、全国に135か所ある「地域がん診療拠点病院」にネットワークで提供する。拠点病院では、地域内の病院情報や医師の専門分野などの情報を加え、相談支援センターで患者・家族へ、医療アドバイスや心のケアも行う仕組みだ。

 厚労省では、相談支援センターの新設を条件に、拠点病院を最終的に約360か所まで増やす方針。拠点病院で診断が難しい患者は、がんセンターの専門医や技師が、顕微鏡などの画像を遠隔操作して診断を下す診療支援も行う。
(記事より)
 情報センターが、いよいよ動き始めました。
 こういう情報が欲しい、という希望は、当事者でなければわからないことがたくさんあると思います。患者からも、さまざまな要望が寄せられることでしょう。
 私は、情報センターに載せる情報は、まず、国でなければできないこと、を、最優先に行って欲しいと思います。

 国でなければできないこと、といえば、病院そのものの情報ですよね。

 大雑把な情報でなく、詳細で、正確であればあるほど、患者にとっては判断材料が増えます。
『難しい情報を与えても、かえって患者は混乱する』
というようなことをおっしゃる方もいますが、それは違うと思います。
 きちんと国が情報を公開してくれれば、その内容を解説する人は、たくさんいます。一般の患者の多くには難しい内容だったとしても、それをわかりやすく伝えるものはたくさんいます。
 今回、相談支援センターをセットで提供するということですから、大変良い取り組み方だと思います。情報というご馳走に、お皿・フォーク・スプーンも、きちんと与える・・・というやり方になっていますよね。


 さて、そんな中で、気になるニュース・・・。

  病院選び 指標どうなる?
    「手術件数で診療報酬加算」廃止へ
                  (1月5日読売新聞 関連記事はブルー小
 心臓外科など難易度が高い手術を多く行う病院を診療報酬上優遇して医療の質の向上を狙い、4年前に導入された「手術件数による施設基準」が来年度、廃止される見通しとなった。しかし、手術件数は患者にとって病院選びの重要な指標だ。せっかく根付いてきた病院情報の公開の流れまで後戻りさせてはならない。(医療情報部 佐藤光展、坂上博)

この施設基準は、心臓血管外科、脳外科手術など難易度の高い手術110項目について、必要な年間手術件数(表)を定め、基準に満たない病院の診療報酬を30%カットした。病院側の反発で、04年度には、基準に達すれば5%加算する制度に変わった。実績の多い医療機関に患者を集約することで、質の向上を狙った。

 この制度は、手術件数と治療成績が相関することを前提にしている。米国には、そうした多数の研究報告があり、欧米では手術の質を維持するため、専門医や医療機関の数を制限し、患者を集中させている。

 国内には手術件数と治療成績の関係を示すデータは乏しかったが、厚生労働省は2002年、海外のデータや国際的な医療の「常識」を基に施設基準を設けた。

 医療機関に診療報酬上の格差をつけるこの制度に、外科系の医師を代表する外科系学会社会保険委員会連合(外保連)は「基準とした件数には科学的な根拠がない」などと反発した。
(記事より)
 日本では、開業医の団体である日本医師会などが強く、欧米で常識とされているような指標の多くが、『根拠がない』などとして無視されている現状があると聞きます。
 今回噛み付いたのは、外科系学会社会保険委員会連合だそうですが、制度として足りない部分や、不備のある部分は正す(手術の内容そのものを細かく見直して比重を変えるなど)としても、手術の件数などによって格付けするやり方そのものは、間違っていないと思います。

 そして、病院そのもの以上に、その医師が、どういった経験を持っているかという情報そのものが公開されるようになるべきだと思います。
 良い病院で、何年も経験をつみ、何十回、何百回という手術の経験を経た医師が別の病院へ移った場合にも、その経験を、患者側が考慮することが出来ますから。
 ・・・経験豊かで、技術も高い医師のお給料がきちんと高くなるような制度が確立していないということも、日本の医療現場が混沌としている一因であると思います。
 皆保険の枠を維持しつつ、こういう部分をどう整備していくか・・・が、国としての手腕の見せ所だと思うんですけれど・・・
 なかなかですね・・・・。
 国民のコンセンサスも必要ですしね。

 情報の公開と、正しい診療、そして『報酬』・・・患者の側にも、コスト&ベネフィット(費用対効果)の感覚がないと、こういう制度は育たないと思いますが・・・。(制度のための調査には、かなりのお金がかかりますし)グレードの高い医師の治療を受ける場合の、報酬の差額を誰がどう負担するのかというのが、じつは一番大きな課題かもしれません。

 皆さんは、どう思われますか?






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Last updated  2006年01月05日 14時06分35秒
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