|
|
|
2006年01月12日
カテゴリ：私の願い
 目の前で、父が息絶える 恐ろしい病魔の前に、なすすべも無い 誰が悪いわけでもない 悔しくて悲しくて・・・ でも 運命と思って諦める 淡々と日々を過ごし また同じ病魔がやってくる とても元気だった祖母 見る見るうちに衰え、 元気な９１歳は息絶えた 仕方ない、９１歳だったから でも、あれほど元気だった人を奪った病魔が にくくてにくくて仕方が無い また淡々と日々を過ごし 私は念願の家を手に入れた 母の住む実家から歩いて５分 その矢先、 また同じ病魔が母にやってきた この病魔の恐ろしさは、 骨身にしみて、知っている 絶望のふちから、 今度は負けないと誓った 弱い私はすぐへこたれる でも、あのときの悔しさをばねに 何度でも立ち上がる 医学は進歩している でも、敵は病魔だけではないと悟った なぜ、病魔と闘うことに専念できないのか なぜ、足を引っ張られるのか その足かせをなぎ払おうと思った 敵は医者かと思った でもそうじゃなかった 医者はへとへとになって 過労死一歩手前だった 敵は役人かと思った でもそうじゃなかった 役人はへとへとになって 家にも帰れず夜はいすを並べて仮眠を取る 見えない敵はいるのに 敵はどこにもいない ！ お金だと思った 議員会館を回って 慣れないことに神経をすり減らし 笑顔を作って頭を下げる 「よさんをください」 こんなことなんでもない 別に卑屈なことをしているなんて思わない そういう事を言うやつがいても 関係ないやとお腹の中で軽蔑する だけど時々無性に腹が立つ 大切な人たちが 尊敬できる人たちが 大好きな人たちが ばたばたと倒れていく 笑顔がやさしかった人 強い意志を持った人 豪快だった人 可憐だった人 時間がないのに！！ どうしてそんなにのんびりなんだ？！ どうして彼らがこんな目にあうんだ？！！ 関係ないところで、 のんきに威張っている人がいる 批判する前に 現実を見ろ！！ 敵はいない でも 敵はいる 吼えるな！ 動け！！ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[私の願い] カテゴリの最新記事
|
