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2006年04月10日
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カテゴリ:私の願い
 桜の花も、私の住んでいるあたりでは、ソメイヨシノはもうお終いです。

 しだれ桜や山桜は、きれいに咲いていますが・・・。


 桜の花は、一斉に咲いて、あっという間に散ってしまいますね。
 満開の花の見事さといったら、ため息が出るくらいです。

 咲いている期間が短くて、終わってしまうと翌年まで見られない・・・・

 だからこそ、なんともいえない感慨があるのかもしれません。


 桜の花が終わるころ、多くの人は『また来年』、と思います。

 でも、『来年の桜を、見ることができるだろうか・・・』という思いで見ている人たちもいます。

 がんに限らず、病を得ている人や、ご高齢の方なども、同じような感慨を持って桜を見上げているかもしれません。



 このごろ思うのです。

 こういう活動をしていて、目指すものに、違いがあるということを。


 これまでも何度か書きましたが、私がやりたいことは、がん患者さんが、望む医療を受けられるようにしたい、ということです。
 完治が難しいがんであっても、普通の生活を送りながら、がんを押さえ込んで生きていく・・・。
 それができる社会であるべきだと・・・。

 直すことが難しくても、良い状態で1年、2年・・・と過ごせれば、それは大きな意味があると思います。
 それに、その1年、2年・・・の間に、劇的に効く治療薬が絶対に現れないと言うわけではありませんから、そういう希望も、つなぐことが出来ますよね。

 また、結果として生存の期間を伸ばすことは出来なかったとしても、痛みや苦しみを押さえ込んで、日常生活を送ることができるなら、それだけでも、昔と比べれば画期的なことだと思います。


 一口にがんの患者さんといっても、早期にがんが発見されて、治癒できたがん体験者(と、あえて書かせていただきます)と、進行がん・再発がん患者では、置かれた環境は大きく違うと思いますし、精神的にも、考えることが大きく違うと思います。

 がん体験者は、再発の不安などもあると思いますが、1年後にこの世にいられるかどうか・・・という部分では、現実にどうこう、という状況ではなく、漠然とした不安に過ぎません。
 がん体験者の苦しみは、『生きていく不安』・・・ですよね。

 でも、進行がん(或いは再発がん)の患者にとっては、そういう不安は、もはや通り過ぎてしまった状態です。漠然とした再発の不安ではなく、ここにがんがある不安・・・。来年は桜を見られないかもしれない・・・という思い・・・。家族や大切な人と別れる悲しさ・・・。


 私は何度も書いていますが、患者にしかわからない思いを、分かち合うということは大切なことですし、それを否定する気持ちは全くありません。
 
 ですから、そういう活動は、がん体験者の方々が、率先して行って欲しいと、切に思います。


 でも、そういう活動のお手伝いは、がん患者ですらない私には、できません。
 私は、がん患者ではないのですから、『患者でないものには、患者の気持ちはわからない』という発言を、あえて否定する気もありません。


 でも、そういう事を、患者の家族や遺族などに向かって、平気で口にする人たちに、私は逆に、問いたい気持ちもあります。

 『来年の桜のころには、わたしは多分いられないだろう』という気持ちを胸に秘め、ここにいるがん患者の本当の気持ちが、あなたたちに本当にわかるのか、と。

 そして、

 『一緒に見られる最後の桜かもしれない』と思って寄り添う、家族の気持ちがわかるのか、と。




 私が、息切れしながらも走ろうとしてしまうのは、こういう思いが常に心のどこかにあるからです。

 目の前にいる、進行がんの患者さんに、何とか希望をつなげたい。

 何とか早く、制度を変えたい・・・・。


 クスリのことも、医療環境のことも、経済のことも、一日も早く変わって欲しいのです。



 予算をつけなければ、役所は何もしてくれない。

 訴えなければ、政治家は予算を、道路や箱物に持っていってしまいます。この頃では、道路だけでなく、アメリカにもいっぱい持っていかれてしまっていますよね。(基地もそうだし、イラクもそうだし)
 訴えたところで、やっぱりもっていかれてしまうんですが。

 日本橋のことだって、結局道路族(馬)へのニンジンか??ってかんじで・・・・。

 そんなところにお金を捨てるなら、もっと真剣に国民の医療にお金を使えよ!!

と、私は吼え続けるわけですが・・・・。


 やっとがんに持ってきた予算も、『予防』なんかにとられてしまうこともあり、悲しくなります。


 だから、やっと役人と話せる機会に、『予防』の話をされると、私はかなり、イライラします。

 早期発見ならまだしも、予防なんて・・・!と・・・・・。


 人それぞれに、いろいろな思いがあるわけですが、私のやりたいことは、要するに進行がんの医療をもっとよくすることです。具体的にいえば、補助抗がん剤治療を含め、もっと化学療法の分野が充実することを、当面の課題としています。

 今、いろいろな流れがありますが・・・・。

 なんだかすっかり疲れてしまいました・・・・・

 





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Last updated  2006年04月13日 15時26分36秒
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