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2006年07月08日
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カテゴリ:がん活動
 みなさまおはようございます。

 昨日は、来年度予算の攻防について書きましたが、がんの医療を改善するために、本当に急がれるもの、緊急の課題って、何なんでしょうか?

 いつも書いているけれど、多くのがんの患者さんにとって、一番大きな問題は、心の不安でしょう。
 再発や、これからの生活に対する不安。それが一番大きいでしょう。
 これからの生活、というものも、後遺症や通院治療の経済的負担、社会復帰に関することなど、いろいろな切り口の、『生きていく不安』があると思います。

 それらを軽視するつもりは全くありません。

 自分がもしその立場だったら・・・?と考えると、決して小さい問題ではないだろうと、容易に想像がつくからです。


 でも、すでに、本当に再発してしまった人や、気づいたときすでにかなり進行してしまった人の場合、その悩みは、漠然としたものではなく、大きな、現実の課題です。
 まだ、再発していない人の漠然とした不安とは違って、日々、現実に起こってくる『日常・現実の問題』なのです。

 多数決の原理で、患者本人の意見を聞くならば、『生きていく不安』のほうが数多く、たくさん集まるだろうと思います。

 でも、どっちが緊急の、優先して片付けるべき課題なのか、といったら、私はやはり、後者のほうではないかと思ってしまうのです。

 なぜなら、後者の人たちのほうが、圧倒的に不利な環境だからです。

 進行してしまうがんをたたいたり、痛みや副作用を抑えたり、そのための治療が、日本では圧倒的に遅れてしまっているからです。
 日本は、完治=生還、生還させることが医療、という考え方がこれまで支配的で、生還できない人に施す対応は、医療とか、治療ではない、という考え方がなされてきたからです。

 “治らない人にお金をかけるなら、治って生きている人にお金を使いましょう”という考え方・・・。


 でも私は、その考え方は間違っていると、はっきり思います。

 進行がんだろうが再発がんだろうが、その患者さんは、そこに生きている、人格のある人間なのです。
 治らないからもういいだろうなんて、それでは、まるでもう生きていないような扱い方ではありませんか。


 自分がもしその立場になったら・・・?

 自分の親や子供がそうなったら・・・?

 そういう視点が欠けていると思います。


 再発・進行がんのほうが得をするようになっていないからこそ、
 『再発したら、もうオシマイ』
というような考え方が先行し、不安になるのです。

 再発したほうが、少なくとも経済的にはラク、というようなシステムになっていれば、ある部分の不安は解消されるのではないでしょうか。


 元気ながん患者さんの中には、再発している患者さんがそこにいるのに、
『再発したらもうオシマイ』
なんて、うっかりいってしまう人がいます。

 もちろん悪気はありません。(悪気があって言ってたら、人間としてかなりおかしいです)

 でも、悪気がなくて何でもやっちゃう人って、私、嫌いです。


 こういう活動をしていて、このごろ思うのは、こういう活動をする人の意識改革っていうか、教育プログラムとか、質の確保って大切だな、ということです。


 口に出さなくても、心の底で、再発したらもうオシマイ、なんて考えている人は、患者のケアには絶対に向いていないと思います。

 『私も不安だけれども、再発したときには、それも、私に対する何かの使命だと思って受け止めたいと思っている。』

 という意識を持っていない人では、心のケアではなくて、同類相憐れむ的な、ただの井戸端会議になってしまいます。

 厚労省に出向いたときも、そういう人では、井戸端会議になってしまいます。

 自分は多くのがん患者の代表として、多くの患者さんを少しでも良い環境にするために、ここに居るのだ、という意識で臨んで欲しい。
 自分の立場や思いを語るだけでは、不十分です。


 なんとなく、こういう活動をしていて、たくさんの人の中に居ても、孤独を感じることが、時々あります。

 私の会の考え方は、少数派だからです。

 目の前で、一生懸命頑張っている、進行がん、再発がんの方々の問題を、何とか解決すること・・・。少しでも改善すること。・・・・・それが、私の使命だと思っています。

 こういう視点を持つ仲間を募り、少しずつ前進させること・・・。


 それが、私のすべきことなのだなぁと、昨日は再認識しました。


 これからしばらくは、とにかく、現場を見にいって、現場の方々と話をすべきだと感じています。


 もし、このSUNROOMをご覧の、臨床の医療従事者の方で、臨床現場の課題を話したい、という方がいらっしゃいましたら、ぜひ、『メールを送る』から、私にメールをください。

 
 お会いできる距離なら、お会いしてお話したいですし、それが無理でも、メールなどでいろいろなお話が出来ると思います。


 臨床の現場を良くすることで、患者にも多大な恩恵があるということも、私は認識していますから。
 その辺のことも、臨床の現場の方々と連携できたら、と思います。



 『よりよいがん医療をつくる会』でも、結成しようかな~~。

 スイマセン、今日の日記、なんかまとまってないですね。(いつもか)





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Last updated  2006年07月08日 07時59分50秒
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