貝と羊の中国人
新潮新書、 加藤徹 著、【貝と羊の中国人】720円+税この厄介な隣人のホンネとタテマエ中国人の頭の中は、いったいどうなっているのか?* 文化大革命は羊、改革開放路線は貝* 「泊る」も「住む」も一緒・・・・・中国語には「泊る」と「住む」を区別する言葉が無い* 病院の前に葬儀屋があるのは便利で自然* 死刑囚の死体から臓器を取り出して使う* 自分より羽振りがいい外国人は悪玉* 旧冊封国は今でも中国の縄張り・・・・・中国人は朝鮮、沖縄、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、ミャンマーも中国の縄張りの中と思っている。現代中国人は、太古の二つの先祖から、ホンネとしての貝の文化と、タテマエとしての羊の文化の、両方を受け継いでいる。異質の二つの性向が、どちらも彼らの血肉となっている。ここに中国人の強みがある。華僑の商才の象徴される中国人の現実主義は、「貝」である。儒教や共産主義に象徴される中国人の熱烈なイデオロギー性は、「羊」である。中国を理解するのにとても役に立ちます。是非、ご一読を!!