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テーマ:映画館で観た映画(8356)
カテゴリ:日本映画
渋谷ユーロスペースのカリウスマキのあかり特集。
敗者3部作といわれる「浮き雲」「過去のない男」を鑑賞。 (もう1作品は最新作「街のあかり」) 「浮き雲」 原題:KAUAS PILVET KARKAAVAT/DRIFTING CLOUDS 出演:カティ・オウティネン、カリ・ヴァーナネン、エリナ・サロ、サカリ・クオスマネン 上映時間:96分 (1996年/ フィンランド) -Story- 不況のため共に職を失ってしまった、レストランの給仕長イロナと電車の運転手ラウリの夫婦。 二人は次の職が見つからず苦しむが、やがてイロナがレストランを営むという目標を見い出し、 共に手を取り合って夢の実現に励む。 静の中に職を失った負と静かなる想いが浮かんできている気がします。 そして、少しでもあきらめずにいれば今までの(人脈の)財産が活きて きている。 やっぱり人生捨てたもんじゃないと心がホッと温かくなる。 ★★★★ (★5つ満点:★1点☆0.5点) 「過去のない男」 原題:MIES VAILLA MENNEISYYTTA 出演:マルック・ペルトラ、カティ・オウティネン、アンニッキ・タハティ、ユハニ・ニユミラ、 カイヤ・パリカネン、サカリ・クオスマネン 上映時間:97分 (2002年 /フィンランド) -Story- ある日列車に揺られ、夜のヘルシンキに流れ着いた一人の男。 公演のベンチで夜明けを待っていた彼は突然暴漢に襲われ、瀕死の重傷を負う。 男は病院で奇跡的に意識を取り戻すが、過去の記憶を全て失っていた。 今まで観たカリウスマキ作品5本中、とても変わっていてユーモラスな作品。 冒頭からショッキングなシーンのはずが強烈な殺意は感じられない。 それは彼の作品だからよいのかもしれない。 生きる価値・目的がある人間はこれだけ活発になれるものだと思わせる。 記憶を失って与えられた現状に強い抵抗するでも流されるでもなく 受け止めている。 彼の作品ってキャストもシーンも似てるようで同じでない。 たぶん何度も鑑賞すると良さがわかるイカな作品。★★★★ (★5つ満点:★1点☆0.5点) P.S. この「過去のない男」をブログ友の駄々猫さんと鑑賞。 そこで、ペンギンのストラップをいただいちゃいました♪ ありがとうございます! 大事に使います! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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