年末年始の上映に小津安二郎監督特集
「晩春」と「秋刀魚の味」の2本。
早稲田松竹にて上映。
小津作品は「東京物語」のみ鑑賞。
今回鑑賞の2作品にも出演の笠智衆さんの雰囲気が
とても印象に残っていて観たくなったのです。
まず「晩春」
日本名作映画 『晩春』(DVD)
1949年ということで60年前の作品。
映像も音声も相当よろしくない。ノイズも余りあるほどひどい。
しかし作品は見入った。
一人親で娘が結婚するまでの話ですが父親の話し終えた後の余韻、
背中から感じられる哀愁。
終盤、結婚を決意させるための「嘘」も含めた説教は感慨深い。
結婚とはこんなものだ。と思わせる。
マリッジ・ブルーになった人には聴かせたい?かも。
原節子さんのはつらつとした姿や愛嬌のある笑顔もまたよかった。
★★★★☆ (★5つ満点:★1点☆0.5点)
続いて
「秋刀魚の味」
<松竹ホームビデオ20周年記念 廉価キャンペーン>[DVDソフト] 秋刀魚の味 デジタルリマスター修復版(期間限定生産)
こちらは1962年の作品でカラー。
こちらも「晩春」と同様に母親のいない家庭で娘が結婚するまでの父との姿を描く。
父を想い、娘を想い。。岩下志麻の笑顔がキュート。でした。
(特に着物でおでかけ姿が可愛い。極妻とはえらい違い^^;)
笠智衆氏ももちろんよいのですが、東野英治郎氏がまたいい味がでてました^^
★★★★ (★5つ満点:★1点☆0.5点)
2つとも、秘められたタイトルです☆
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