ウィーン国立歌劇場「フィガロの結婚」最終日 Part 3
第4幕
あずまやのある庭園
このセットが美しい大木がセットしてあり、実に美しい、夜の庭園。
感動~
バジーリオのシーンもなし。
フィガロが歌うアリア。すばらしかった~拍手。
今度はスザンナのアリア。
シュナイダーは歌手に合わせてとびきりゆっくりにテンポを落して歌わせた。
すばらしい。
拍手
ケルビーノがスザンナに化けたコンテッサに勘違いしてすりよる
コンテが見ている
コンテがケルビーノをぶん殴ろうとした時、ちょうど近くにいたフィガロが叩かれる。
ここもパチン!と音をシュロット自身が出していた。
笑
コンテはコンテッサをスザンナと勘違いしダイヤを与える
地団太踏むコンテッサ、可愛い
コンテッサがしもてのあずま屋に消える。
フィガロがコンテッサに化けたスザンナを見つけ、スザンナと見破る。
しかし騙されたふりをしてコンテッサにすりよる。
スザンナが怒ってぽかすかフィガロを叩く
一方コンテが見ていて勘違いし皆を呼び集める
コンテが糾弾するが、かみてから本物のコンテッサが登場し、一同茫然。
ここからがすばらしかった。
Contessa, perdono!
許してくれ、
懇願する伯爵の顔はいつになくまじめ。徹底的に彼女の心を傷つけていたことに気がついたのだ。
受けるコンテッサは、
あらゆる悲しみを耐え忍ぶ表情で歌う
私はあなたよりも素直ですから…
絶望の表情のコンテ
「はい(=Si)と言いますわ」
一転して安堵するコンテ。
このシーンで今まで大笑いしていたのに涙が浮かんできました。
やはりこの2人の歌手は最高ですわ!
大団円!
すばらしかった。
世界最高のオペラ、モーツァルトの「フィガロの結婚」の真骨頂を見た!
これだからオペラはやめられない!
数珠つなぎになって出てくる出演者たち。
延々と続くカーテンコール!
すばらしかった!!
もう大満足。これ以上のものはこの世にないかも?というまさにオペラの究極の醍醐味を堪能した一夜だった。皆さんもそういう気持ちだったと思う。
来日してくれて皆さんありがとうございました。
★こぼれ話☆
・なんとカルロス・アルヴァレスの入りは本番25分前!
さすがにアシスタントディレクターとおぼしき人物があせって彼を誘導しようとしていたが、群がるファン!彼は「あとで対応しますから…」とサインをせがむ人々に優しく言いながら笑みを浮かべて入り口に向かう。
「日本に来てくれてありがとうございます!」と声をかけたら
「Thank you very much! Big pleasure.」
とあの渋い声で優しく返してくれた。本当に素敵でダンディな紳士です!
・終わったら大雨!
4時間の夢の時間が終わって外に出ようとしたが人々がロビーにたむろっている。何事かと見たら外は大雨。それも豪雨に近いもの。誰が雨男?
・幕間
幕間に愛知県からいらっしゃった素敵なご婦人とお話ができた。彼女は78歳ということだが、とてもそんなお歳には見えず、若々しい。以前にもフィガロは見た。今回昨日のアンナ・ボレーナと合わせての鑑賞で3泊4日での上京とのことでした。
もう(もろもろあって)夫婦2人になったので、主人が許してくれて出てこれたのよ!とうれしそうに話してくれました。
オペラ鑑賞者にもさまざまなドラマがあるんですよね!
METで出会った80代のすてきな女性のことをまた思い出してしまった。私を号泣させた優しい人。
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最終更新日
2012年10月29日 21時16分16秒
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