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テーマ:難病と在宅ケア(278)
カテゴリ:介護
妻は自力では尿が出ません。それでバルンカテーテルという管を膀胱へ入れてます。放っておくと管が詰まるので、週2回(月木)、膀胱洗浄をします。 先日もやりましたが、緊急時と月木が祝日の時は、私が膀胱洗浄をします。写真の生理食塩液とシリンジを使います。 まず、生理食塩液を人肌に温めます。 バルンカテーテルの接続部の下に洗面器を置いて、接続部を外します。 生理食塩液にシリンジを差し込んで、50mLほど吸います。 バルンカテーテルの接続部から生理食塩液を膀胱に注入します。 注入し終わったら、引きます。沈殿物混じりの尿が引けます。 注入と引く操作はゆっくりやります。力を入れると膀胱の粘膜を痛めます。 シリンジの尿を洗面器へ出します。 以上の操作を、引ける液がきれいになるまで繰り返します。 健康な人の膀胱の中は無菌だそうです。 同じシリンジで、洗浄液と汚れた尿を扱うことは、好ましくないようですが、妻の膀胱の中は既に菌が常駐している状態なので、特に気にしなくていいそうです。バルンカテーテルを入れてしまうと、必ず菌が入るとのことです。 この菌が膀胱から腎臓へ浸入すると大変なことになるそうです。膀胱と腎臓は管でつながっているのですが、どんなしくみで菌が上がっていかないのでしょうか。人体の不思議さを感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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