|
カテゴリ:トラブル
7/26の早朝、体位交換後しばらしくてモニターのアラームが鳴りました。
SPO2が80以下になるとアラームが鳴ります。 数値はどんどん低下して60台になりました。 しかし呼吸器のアラームは鳴っていません。 呼吸器の気道内圧を見ると通常は20近い値まで上がるのに8程度までしか上がりません。 気道内圧が上がらないのはどこかで空気が漏れているからです。 しかし場所が分かりません。 呼吸器の回路は一見正常です。 モニターのアラームが鳴り続けるので焦ります。 回路に沿って手を当てていくと風を感じる場所がありました。 ここです。↓ 接続を元に戻しましたがSPO2がなかなか上がりません。 非常手段でアンビューをもみました。 通常の空気量の倍近くを10回程度もみました。 深呼吸のつもりです。 SPO2は徐々に上がり始めて元に戻りました。 ホッとして力が抜けました。 呼吸器のアラームが鳴らなかったのは気道内圧の下限が5になっていたからです。 回路が外れると気道内圧はほぼ0になるのでアラームが鳴るのですが、今回は中途半端に抜けていたので、気道内圧が8程度までしか下がらずアラームが鳴りませんでした。 昨日、再発防止策を主治医と相談しました。 その1 緩み防止の輪ゴムを設置しました。 その2 呼吸器の気道内圧低下アラームの判定値を5から10に変更しました。 これからは10以下でアラームが鳴ります。 しかしモニターがなければずっと気づかないままでした。 モニターがあって本当に良かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[トラブル] カテゴリの最新記事
|
|