６３歳からの挑戦（リズム・バランス・タイミング）

　利害得失（りがいとくしつ）・・・利益と損害の意。役に立つことと役に立たたないこと。また、得るものと失うもののこと。

　非日常生活を満喫してきました。今回は２つの目的がありました。１つ目は甲子園の雰囲気を堪能することでした。
　水曜日の甲子園球場はとても良い天気でした。阪神タイガース対日本ハムファイターズの一戦をタイミングよく聖地で体験しました。
　面白かったのは、メンバー表の交換時に両監督と審判団がホームベース上でやり取りをするときに、新庄監督が、タイガース時代のユニフォームを着て現れました。そのときは観客の驚きと苦笑が見られました。
　「　利害得失（りがいとくしつ）　」を考えずに行動する彼のパフォーマンスに、思わずやる！とリズムよく声が出ました。おそらく、球団関係者からおしかりがあるのでしょう。でも楽しかったです。

　試合は、このパフォーマンスがいきたのか日ハムの完勝でした。それにしてもタイガースのバッティングは重症ですね。チャンスは作るものの投打のバランスも良くなくて、ここぞという時に凡退してつぶして敗れ去りました。
　木曜日も０敗したので・・・今日からはロッテとの試合が続きます。打撃は昔から水物と言いますが・・・それにしても甲子園球場のタイガースの応援は凄まじかったですね。この応援がプレッシャーとなれば逆効果ですが・・・選手冥利に尽きると思うしかないです。

　２つ目は、司馬遼太郎記念館に行くことでした。彼が生前に住んでいた家の庭を通り、横に建てられた記念館に入り、１時間半ほど司馬さんの世界観を体験しました。
　生きていくすべには呼吸が大事です。司馬さんの人生が、まさに本との呼吸を繰り返しているのだと感じました。
　本や資料を入念に読み込み、実際に現地に出向き吸収する。そして、司馬さんの頭の中で構想し、小説や随筆として排出する。とにかく莫大な資料や蔵書に驚きました。
　まず、その資料や本を入念に読み深めて、それをどう構成し表現するかの計画を練り、納得がいかないところは旅をして実際に足を運び構想を練るという作業をされていたのでしょう。
　そうやってあの（龍馬がゆく）の本ができたと思うと、もう一度読む必要が出てきました。
　新たな視点で、坂本龍馬さんを全国デビューさせてくれた司馬さん、ありがとうございます。作品を読んでいないものを含めて、司馬遼太郎氏の世界を旅してみます。

　今日も平和を願ってこちらの風景です。