カテゴリ:株式投資
例えば有利子負債がゼロで、
現金を100億円持っている会社Aがあるとします。 会社Aは毎年10億円のキャッシュフローを稼ぎ出しています。 その会社の価値は、大雑把に考えて (現金100億円)+(事業価値10/0.1) =200億円くらいが妥当でしょう。 それが昨年の年末には100億円で売られていました。 『これは安い!』 と考えて株式を購入したところ、 会社Aが業績下方修正をだして 今年のFCFが9億円になると発表しました。 下方修正を嫌気されて株価は暴落し、 3割下がって時価総額70億円になりましたとさ。 こうやって書くと、 もし仮にその会社の株を全部買い占められるとしたら この株を買わない奴は馬鹿だと思うんですよ。 この株を売ろうとしている奴はキチガイでしょう。 しかし現実にその時点では、 みな先を競って持ち株を売ろうとしているんですよね。 その売ろうとしている理由は 『サブプライム恐慌が起こるから』 『日本は少子高齢化でダメだから』 『景気が悪くなるから』 などなど枚挙に暇がありませんが、 よくよく単純に考えると 本当に恐慌が来て本業が立ち行かなく確率は1%以下ですし、 企業が保有している現金は消滅する可能性は ほぼゼロなんですよね。 それなのに株価が暴落するってのは やっぱり意味不明だと思うんですよ。 こんなのが何時までも続く訳がないです。 まあ中々反転してくれませんがね~・・・ しかしこの時点で売っている人は ETFで損切り、訳も分からず買ったファンドの解約なんかで 企業の中身なんか全く見ていない人の可能性が非常に高いです。 この局面での損切りってのは 実は損切りじゃなくて投売りって言うんですがね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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