◆アジア・スプリング・ベースボール
巨人14―0ハンファ=特別ルール=(23日・那覇)
巨人のスコット・マシソン投手(27)が23日、韓国・ハンファ戦に7回から3番手で登板。
いきなり2連続四球でピンチを招いたが、後続を断って1回を無安打無失点に抑えた。
「荒れ球が多く、フラストレーションのたまる内容だった」と振り返るように制球面に課題を残したが、この日の最速は153キロ。
実戦全3試合で0封と結果も残している。 現在のテーマは「セットポジション」と「クイック」。
走者を気にし過ぎて左肩が開いたり、体が前方に流れてしまう傾向がある。
また、アメリカより低いマウンドへの対応、打者との間の取り方なども摸索中。
7回無死一、二塁でボークを取られたように、理想のフォームとタイミングがつかみ切れていない。 メジャーでは2月下旬がキャンプインで、例年ならば、これからが動き出す時期。
原監督も「デイ・バイ・デイでね。徐々に徐々にでいいと思いますよ」と焦ってはいない。
だが、マシソンは「日本のボールも好きだし、全ての環境が素晴らしい。言い訳があればいいけど、言い訳のしようがない。早く自分を取り戻したい」と現状から逃げることはない。
このキャンプでも、休日返上でウエートルームにこもり、鏡の前でシャドーピッチングをしている。
陰の努力が報われる日も、そう遠くはないはずだ。 |