このご時世に、規制強化?
今日は土曜日であったが、会社で仕事をしていたので、都内まで出てました。で、帰りに、久し振りにパチスロを打とうと思い、お店へ。本当に久し振りで、台がことごとく新らしいものに変わってました。詳しく分からない機種を打つのも危険なので、客付きを良くしようと甘い設定になっている可能性の高い、そのお店で一番新しい新台を打ちました。アルゼの「サクラ大戦」ゲーム好きな私としては、タイトルだけは知っていました。セガサターンは持っていないので、ゲームをプレイしたことは無いけれども。いやー、ビックリしました。パチスロ業界では、4.5号機の後に出てきた機種で、5号機と呼ばれるジャンルに分類される機種ですが、とにかく出ない。使ったお金は1,000円。パチスロは1,000円でコイン50枚を借りるから、「必要最低限のお金で出た」訳で、そういう意味では、今日はツイていた。座ってすぐに大当たりしたわけですから。ただ、その後が出ない。ダラダラと出たり入ったりで、結局、3時間30分後に全てが無くなった…。強烈な疲労感と、やり場の無い怒りに包まれて帰宅。パチンコ・パチスロは、「風俗営業適正化法」という法律によって、製造や営業が許可されています。そして、この「風俗営業適正化法」の中に「国家公安委員会規則」というのがあります。今回、この規則が改正されて、5号機と呼ばれる新しい機種が世に出てきた訳です。5号機とは、一言で言えば「射幸性を抑えた機種」。まぁ、確かに、今までのパチスロは射幸性が高かった。「荒い」と言っても支障無いくらいに、波の振幅が大きかった。5万円負けることもあれば、20万円勝つこともある、というくらいに。しかし、5号機はあまりにひどい。止め時を謝らなかったとしても、今日は1万円程度しか儲かっていない。3時間で1万円のプラスは、ギャンブルとしてはあり得ない。効率が悪すぎる。「少額の投資で遊べる」というのは確かに魅力だが、「サクラ大戦」の大当たり確率は、334分の1(設定1)、もしくは282分の1(設定6)の2通り。1,000円で40~50プレイ出来るが、理屈の上では設定6の282分の1でも6,000円~7,000円が必要になる。まして、282プレイすれば必ず当たる訳ではない。完全確率である為、常に、毎回毎回282分の1の抽選を受ける。これでは、赤字の可能性が大。これだったら、競艇をやった方がいいなぁ。6艇しか出走しない競艇であれば、2連複の的中確率は15分の1だ。1着~3着を着順通りに当てる3連単でも120分の1。確率論でいけば、まさに桁違い。今回の規制改訂。私はスロットをやめます。タバコの値上げで、禁煙するような感じ。全く魅力を感じなくなった。実際に、お店のスロットコーナーは、客数が激減していた。皆、考えることは一緒ということか。これ、規模の小さいパチンコ屋・スロット屋は、間違い無く潰れるでしょうね。「出玉を出しすぎて潰れた店は無いが、出し渋って潰れた店は山ほどある」という言葉の通り。しかも、今回は、店側が出そうとしても、機械のスペックが渋いので「出したくても出ない」状況になりそう。これを読んでくれているスロッターの方へ。得る物があまりに少なすぎます。足を洗う、良い機会です。真人間になりましょう(競艇が云々と言っていては説得力も皆無ですが…)。【それでもやめられない方へ】・4号機…17,500Gの間に出玉率が55%~120%未満であれば、その過程は不問。・5号機…その過程にも制限を設置。400Gで出玉率300%未満の条件が新たに付与。3枚×400G=1,200枚(つまり、投入枚数1,200枚)1,200枚×300%=3,600枚(つまり、出玉の上限3,600枚)出玉3,600枚-投入枚数1,200枚=2,400枚つまり、400Gの間に2,400枚の払い出しを超えてはいけないということらしいです。個人的には、「出玉率300%未満ということは、400Gの間に3,600枚の払い出しを超えてはいけない」になると思うのですが、説明では上記の様に「2,400枚」になっているので、そういうことなのでしょう。4号機(厳密には、4.5号機)までは、17,500Gまでで帳尻を合わせればよかったにもかかわらず、5号機からは、400Gという細かいゲーム数にまで制限が加わっている状況。1回の大当たりの払出枚数は、純増ベースで350枚程度。それでいて、ストック機能廃止により、連チャン禁止。上限の2,400枚すら出ない状況。これじゃあ、勝負にならない…。さて、潰れたパチンコ屋・パチスロ屋の土地が空くなぁ。知り合いがライブハウス向けの物件を探していたが、なんとかうまい具合にならないものか。これで、ブローカー業務のアルバイトが潤えば、笑いが止まらないんだが…。