雨が降ってきた。ホテルへと帰る。ロビーでキムチ談義となる。李さんが、「今はキャベツのキムチを食べる。(白菜は)10~11月にかけてつけ、冬に食べる。冬に食べるshじょくじの半分はキムチです。」「僕はキムチといえば白菜しかりません。」「いろんなキムチがあるし、漬ける人によって味が全然変わってきます。また、水キムチというのもありますので、是非北朝鮮でいろんなキムチを食べてください」。17時57分、Mさんがきて、夕食にいこうという。レストランは「清流」という。レストランはいったい何屋さんかわからない。ソ連で感じたレストランと同じだ。国民の貧素な食事に対して外国人にはそんなものを食べさせるわけにはいかないが、人民にはわからないようにしなければならない。そんな出で立ちのレストランである。
まずは、テンガンビール(テンガンとは平壌の中央部を流れる川の名である)を飲む。炭酸が抜けていてまずい。しかし、ガイド2人ともこれが美味しいという。(きっと、他のビールがまずいからであろう)マヨネーズは甘い。イカとキュウリを混ぜ合わせた料理は美味しい。キュウリと鶏肉を混ぜ合わせたものもおしいしい。これらは、日本でいう「酢の物」ではないか。聞いてきると「酢の物は、朝鮮料理であって、日本料理ではない」ということだ。そのほか、日本料理と思っていたものが実は「朝鮮料理」というもが後でわかってきた。何と『さしみ』もそうらしい。『巻きずし』『いなり寿司』も・・・(?_?)とりあえず、今日のメインディッシュ『牛肉スープのお鍋』ガイド2人も運転手も「これはすごく美味しい!!」と絶賛するが、悪いけど「マズイ。牛骨スープというのは味が全くしない。我々は魚のだし・昆布だし・豚骨スープ・コンソメは慣れ親しんでいるが、牛骨というのはあまりない。だから、この味のおいしさがわからない。口に合わない。
そうしていると、「北朝鮮で一番美味しい焼酎を飲みますか?」「(それはもしかして・・・!)」「これはシンドクという水の美味しいところでつくられている焼酎です」「(やっぱり!あの政治犯収容所でつくられている、大阪の講演での脱北者・安明哲(アンミョンチル)が言っていた焼酎だ。)はい、飲みます。」そして、ググと飲む。よくわからない。味がわからない。単に「アルコール入りの水」という具合か!?
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最終更新日
2005年10月22日 12時58分50秒
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