実験してみました
みなさん、ハリからえさがどのようにバラケていくか、じっくり見たことあります?竿を振って、仕掛けが着水した後、何秒後に浮子が立って、そのあと何秒後になじみきるか。で、そのときエサの状態はどうなっているか。そしてバラケは何秒後に抜けきるのか。エサの種類、量、配合割合、水量、混ぜ方、エサ付け・・・常に同じ条件でえさを作っているつもりでも、バラケ方の感じが少しずつ違う気がして、難しいなぁって思います。そこが面白いんですけどね。まずはエサの溶け方を見てみようと思い、コタツの上で実験したんです。まるで、子どもの自由研究気取りです。(注)大量に作るとごみが増えるだけなので、小スプーンで計量し作りました。そのため、誤差の大きい結果になっていると思います。また、初心者の思いつきで行った晩酌後の暇つぶしですから、ご意見ご批判は多々あろうかと思いますがご容赦ください。◆準備したものバケツ、計量スプーン、タイマー(台所から拝借)ハリ(カイト6号、コム4号)◆エサ1.GTS単品6:水12.特S単品4:水13.PBへら単品5:14.マッハ2:特S2:PBへら2:水1:スーパーD15.マッハ2:特S2:PBへら2:水2:スーパーD16.マッハ2:特S2:PBへら2:水1.5:スーパーD0.5◆エサ作り方加水後、攪拌し水が一様になじんだら、1箇所にまとめて3分経過後、球形にエサ付けしました。エサによってまとまり方が違うので、すべて同じ条件でエサ付けしたとはいえませんが、できるだけ押さえつけないよう丁寧に丸めるようにしました。計測は水中に入ってから、ハリから完全にエサがバラけるまでの時間(秒数)を計りました。◆結果(計測時間は、ハリ2種類の平均)1.GTS単品6:水1【20秒。練り込んで45秒】 単品で使ったことは無かったので分からなかったのですが、正直、こんなに早く膨らんでバラけるエサだとは思いませんでした。プーっと膨らんで一気にバラケます。練り込むことで持たせることができます。2.特S単品4:水1【200秒。手水を加え練り込んで110秒】 粘りが出るので、膨らまずゆっくりサラサラ溶けていく感じです。手水をつけて練り込むとバラケやすくなりました。3.PBへら単品5:1【110秒。手水を加え練り込んで180秒】 えさを作る際、少し練り込みすぎたかもしれません。指先の感じ以上にバラケませんでした。サラッと作って調整していくのがいいようです。4.マッハ2:特S2:PBへら2:水1:スーパーD1【∞。相当加水しないとバラケませんでした】 この配合は、セットのバラケエサとして使っていこうと思っている配合です。加える水の量が決まらないので、水量を変えて3パターンやってみました。 まず、水1の場合ですが、これは硬すぎです。5.マッハ2:特S2:PBへら2:水2:スーパーD1【85秒。手水加え練り込んで40秒】 次に、水を倍にしてみました。25回ほど練り込み、ヤワネバになりました。手水を加えるとバラケすぎましたから、これ以上の水量は不可です。 配合パターンとして使えると思います。6.マッハ2:特S2:PBへら2:水1.5:スーパーD0.5【35秒。手水加え練り込んで段階的に85秒まで】 最後に中間の水量でやってみました。手水をつけたり、練り込んだりで調整可能なエサになるのではないかと思いましたが、そのとおり。 ボソの感じで仕上がるのですが、その状態でエサ付けをラフにして35秒。少し丁寧に丸付けして45秒、手水を加えて練り込んで55秒。さらに手水を加え練り込んで85秒と、その日のへらの活性や竿の長さ、タナの深さに応じてバラケ時間を調整できそうです。 タッチも良くエサ付けもしやすい感じです。 次回は、このバラケエサで行こうと思います。GW中に1回は行きたいと思っています。8~12尺の竿でチョーチンのセットをやります。(クワセはグルテン)1投づつ、1,2,3、、、と数えながら、エサ合わせを習得したいと思います。