高活性のヘラを落ち着かせる
今回は、「高活性のヘラを落ち着かせて釣る」がテーマ。初めてのカッツケ釣りだった前回は、水面に沸くヘラに対処できませんでした。両ダンゴでは食いあたりが分からず、結局「おかめ」を投入し、結果的に数は釣れました。しかし、それでは盛期の醍醐味を味わいきれていないのではないかと少々不満が残ります。そこで、何とか両ダンゴで浅ダナ釣りを遂行しようというのが今回のテーマです。午前5時に釣り場に到着。国道沿いの気温表示は16℃と涼しさは最高。でも雨が降り出しそう・・・さて、エサは新発売の「ガッテン」新物好きの性格から、早速使用してみました。竿は嵐馬8尺、棚は、0.6mでスタート。ウキも浅ダナ用の立ちの早いウキ「飛鳥5号(ボディ6.5cm)」をチョイス。2~3投もすると、早朝&平日のため、例によってどんどん寄ってきます。いよいよ今日のテーマ対策として練ってきた作戦を決行!!!そこで!!<作戦その1>「エサをどんどん小さく付ける!」「少しのヘラだけが寄る最小限の大きさ」を求めて、どんどん小さくしていきます。小さすぎると、投入してすぐにもまれて終わってしまうので、(1)エサに手練を加え少し粘りを出す(2)サイズを小さくするこの2点をあれこれ組み合わせてみました。落ち着いたのは「小指の爪の大きさ」でした。水滴型にエサ付けした際、がまかつアスカ5号のハリがちょうど隠れる程度の大きさです。アタリは、ウキが立ってからなじみきるまでの間に出ます。強くはっきりしたアタリが毎回出るので、合わせのタイミング勝負という感じです。午前中は、そのままのスタイルで1時間10枚ペース。闇雲に釣っていた前回とは明らかに違う釣りができました。両ダンゴでコンスタントに釣ることができて気分も最高!昼食は、管理人さんに注文すると届けてくれるのでとても便利。お気に入りは「シーフード弁当」。焼き鮭、エビフライ、カニクリームコロッケが熱々で届きます。11時頃から小雨が降ったりやんだりで、パラソルの下でヘラバックをテーブルにしての昼食でした。さて、午前中の<作戦その1>が成功したので、午後は、、、、そう!作戦その2です。<作戦その2>「タナ1本で地合いを作る」カッツケ釣りだと水面からなじみきるまでの水深を狙うので、ウワズリは気にしなくてよいわけですが、タナを作って釣りができれば釣果はもっと安定するのではないか、との発想です。(相変わらず勝手な理論ですが・・・♪)ウキからオモリまで約1m。水面に沸いたヘラは無視して、その下のヘラを一定のペースで釣る。そのため、エサもガッテン+底釣り夏のブレンドに変更。エサ付けは<作戦その1>を継続し、「薬指の爪の大きさ」位。だんだん強くなる雨の中で、エサに雨が吹き込まないように注意しながら釣っていきます。相変わらず水面にヘラが沸いているのですが、アタリはウキがなじみ始めてから、エサがバラケてエサ落ち目盛りまで戻る間に出るようになると、コンスタント続くようになります。リズムの良い釣りになります。この釣り方は浅ダナでの一つの答えかもしれないと思います。水面付近のヘラを無視することで明確な食いあたりを続けることができたことは、「ヘラ初心者」にとってこれまで無かったことでした。ウレシイ!!午後4時を回ると釣り人一人。雨足が強まる中、竿を振り続ける私っていったい、、、最後は102枚目をゲットしたところで終了。次回につながるいい釣りができました。〔おまけ〕「ガッテン」はおすすめです。(宣伝ではなく“感想”です)タナ1本での底釣り夏とのブレンドは特によかった。浅ダナつりは忙しいので、竿を振っている間に左手で次のエサを小分けにしているのですが、シットリ感があるのでとても扱いやすく素早い手返しができます。袋の裏に書いてあるブレンドでOKです。<左>雨の釣りはツライものがありますよね。<中>どこからか猫が私の横に来て釣りを見ていました。<右>今日も尺超えのヘラが何枚も。<左>気合をこめて最後の102枚目。<右>カウンターもびしょ濡れです。