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テーマ:史跡めぐり(508)
カテゴリ:城跡と史跡(山梨・長野編)
甲斐の国と言えば武田信玄、その墓所が甲州市(旧塩山市)の恵林寺にあります。
西沢渓谷を探訪し終わった後、お願いして今回のコースに加えてもらいました。 恵林寺は、1330年に夢窓国師(疎石)によって開山された名刹です。 開山堂 仏舎利塔 戦国時代になると快川紹喜が入山し、快川紹喜を崇敬する武田信玄は、ここを武田氏の菩提寺と定めました。 武田氏滅亡後に織田信長軍が侵攻し、恵林寺も戦火に巻き込まれています。 その炎の中で快川紹喜は、 「安禅必ずしも山水を須(もち)いず。心頭を滅却すれば、火自ら涼し」の有名な言葉を残しました。 快川紹喜が「安禅不必須山水、滅却心頭火自涼」を唱えて焼死した山門。 門にはその扁額がありました。 ちなみにこの快川紹喜の弟子の1人が虎哉宗乙、伊達政宗の師となった人です。 伽藍を見た後は、本堂の中に入っていきました。 武田信玄が旗印にした、孫子「兵法」の一節 武田信玄が生前に対面して作らせたといわれる不動明王像 武田信玄の墓所 信玄墓所の脇にある武田家家臣団の墓所 小さな張り紙があって、それぞれ誰の墓所かが書いてありました。 大半が設楽原(長篠)で消えていった武将たちです。 さらに奥には、夢窓疎石の作庭による庭園があります。 鎌倉時代創立の古刹の中に、新羅三郎義光以来の甲斐源氏の栄枯盛衰を思わずにはいられませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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