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テーマ:旧街道めぐり(188)
カテゴリ:東海道五十三次
思えば三島宿から白須賀宿まで、長い長い静岡県の東海道でした。
(東海道五十三次のうち、最多の22宿が静岡県にあります) とは言え、そもそも江戸時代には静岡県という概念はないので、あくまでも伊豆・駿河・遠江の3国だったのでしょうが… 白須賀宿を過ぎるといよいよ遠江を出て、三河国は二川宿に入ってきました。 (現在の地理においても、静岡県からようやく愛知県です) 現代住宅と旧家が混在する二川宿の旧東海道 二川宿に入ると、街道沿いのあちらこちらに昔ながらの家屋が並んでいました。 脇本陣 こちらも脇本陣です そして何より驚きだったのは、本陣が現存していることでした。 二川宿に限らず、本陣は地元の有力者が代々経営するものですが、二川宿の場合は火災によって二度も本陣が消失し、その度に本陣の経営が変わって行きました。 最後に残った馬場本陣 昭和60年に馬場氏から豊橋市に本陣の敷地・建物が寄付され、その後の改修・復元によって、今では本陣の内部を見ることができます。 これまで東海道の宿場町をずっと見て来ましたが、本陣の中まで入って見るのは初めてです。 (そもそも本陣が残っていること自体が珍しいことですが…) さらにありがたいことに、本陣の隣に旅籠屋まで復元されていました。 旅籠屋「清明屋」の内部 ちょうど旅籠屋に着いた旅人が足を洗っているところで、リアル感がありすぎです。 旧東海道ではマイナーな宿場だったかも知れませんが、ちょっと江戸時代にタイムスリップしたような気分でした。 歌川広重「東海道五十三次 二川猿ヶ馬場」 これだけ当時の面影が残っている二川宿ですが、結局この構図がどこなのかわかりませんでした。 それにしてもさすがは街道名物、当時は柏餅屋があったようです。 関連の記事 東海道~白須賀宿→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022/04/05 04:21:59 PM
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