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2013年01月05日
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カテゴリ:ヘッドホン


私はLINN MAJIK DS-I(現在のMAJIK DSM)からの音をヘッドフォンで聴きたいときは,まずスタックスのSR-007やSR-303を手に取る。どのジャンルもそれでほぼ満足してしまうのだが,時にはダイナミック型の万能選手SENNHEISER HD580(写真は現在のリファレンスモデルHD650)や,低音のすばらしいHD25,打ち込み系はこれに限るULTRASONE DJ1 PROなどで聴いてみたくなることもある。


その時に,もしそのソースがCDからリッピングしたものである場合,そのCDをわざわざ取り出してきてmarantz SA-15S1(写真は後継のSA-15S2)のトレイに入れ,SA-15S1のヘッドフォン端子にそのヘッドフォンを挿して聴くことがよくある。MAJIK DS-Iのヘッドフォン端子にそのまま挿して聴けば済む話であるのになぜあえてそのようなことをするのかというと,私はその音のほうが好みだからだ。

この記事からその顛末を書いたとおり,私はMAJIK DS-Iを入手して以来,接続をあれこれ変えてみてはその音の素晴らしさに心を打たれてきた。しかし色々試した中で唯一それほど感動しなかったのが,前面のヘッドフォン端子にヘッドフォンを挿して聴いた時だった。確かにM-AUDIO Audiophile USBのヘッドフォン端子からの音などとは比べものにならないほど豊かでクリアな音が出てくるのだが,初めてSA-15S1のヘッドフォン出力の音を聴いた時ほどの衝撃はなかった。同じソースを同じヘッドフォンでMAJIK DS-I(DS接続)とSA-15S1で聴き比べてみても,SA-15S1に比べMAJIK DS-Iでは鮮やかさや臨場感が一歩後退する印象がある。スピーカーやスタックスで聴き比べた時には,DS接続のMAJIK DS-IはSA-15S1よりも明らかに優位であることを考えると,DA変換された後ヘッドフォンに行くまでの過程のどこかで,その音がスポイルされてしまっていることが考えられる。

LINN MAJIK DS-Iヘッドフォン端子+VICTOR CN-233A VICTOR CN-233A
MAJIK DS-Iにはステレオミニ端子しか付いていないため,ステレオ標準プラグをつなぐためには変換が必要だ。真ん中の写真上のように変換アダプターを使う手もあるが,MAJIK DS-Iの端子に負担がかかると嫌なので,私は変換ケーブルのVictor CN-233Aを使っている。ただ,500円程の安価なものとはいえ,この短さなので音質にそれほど影響があるとは思えない。やはり,標準端子ではなくミニ端子しか付いていないことからも推測できるとおり,MAJIK DS-Iのヘッドフォン出力はあくまでおまけとして付けられたものなのかもしれない。プレーヤー内に別個のヘッドフォンアンプを内蔵していると言えるほどのマランツほど気合は入っていないということなのか。本格的なヘッドフォンアンプを導入すれば改善されるだろうが,お金とスペースが・・・

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最終更新日  2013年01月06日 17時29分50秒
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