たくたくコラム　Blog出張所

[奈良] カテゴリの記事

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  養殖池の中の金魚「シルクロードの東端」

  金魚の飼育といえば透明で透き通った水があたりまえ、でも養殖池は一面に緑色でした。子どもが飼育を忘れて放置したメダカの水槽並みに緑色です。その中を大量の色がついた生命体がうごめきまわります。あまりの数に決してかわいいものではなく、どちらかといえば気持ちが悪い（笑）簡単な防犯対策がしてありますが、どうも完全には見えません。まあ少しくらい盗られてもわからないほどの数はいるのですが、金魚ってこんなに大量に売れるものなのかと驚きます。多少は間引きをするのでしょうか。高級魚の餌としても使われるのでその分がいるのかもしれません。姿が見えてから到着までが遠かった金魚の博物館、いえ養殖水産家の直販店にやっとのことで到着しました。周りが養殖池だらけなので開けた場所での景色はちょっと殺風景でした。一人で行くには少しさみしいところかもしれません。なお車で行くにはあぜ道を進む必要があり、駐車場もわかりにくいうえ、バックもUターンもできないので注意してください。それでは金魚に出会ってきます。

  Aug 31, 2009

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  金魚を見に行こう「シルクロードの東端」

  紺屋さんは小さな博物館ですから染物体験を楽しまない限りゆっくり時間を過ごしても1時間程度です。時間はまだお昼過ぎ、パチ○コ屋さんで時間をつぶすにはもったいないほどたっぷりと時間があります。そこで次は本物の金魚に会いに行くことにしました。市街地を一歩外に出れば大量の養殖池があることは駅に到着する前の車窓から確認できるほどでした。やはり膨大な数のため池が町の外には広がっています。その一つの養殖池が現地販売を兼ねながら無料で金魚を展示しています。その場所を尋ねてみます。この日の日差しは春先にしては暖かく、2009年の暑くならない（ただし湿度が高いので不快な）夏が想像できないほど気持ちの良い日でした。この数日後に急激に気温が下がり、桜の開花は足を止めてしまったことを思い出します。町を出るまで10分とかからなかったのですが、巨大な養殖池がパズルのように並び、目に見える目的地まで遠くて精神的に疲れました。

  Aug 29, 2009

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  金魚の歴史「シルクロードの東端」

  フナの突然変異といわれている金魚ですが、日本でもかなり古くから貴族を中心に広がり始め、江戸時代から明治時代に庶民に広がっていったようですね。長いものは60年と意外と寿命が長いため観賞用として、そして最近はペットとして育てられています。江戸時代の当時はペット、愛玩という西洋文化が日本になく観賞品だったそうです。そのため江戸時代の間に鑑賞のため今見れば非人道的なほどに特殊な形状に変化していきます。またガラスの器が高い時代ですから、火鉢などで育てたとのこと、そうすると上から見る形が重要視されたのでしょう。だから上から見て特徴が顕著な出目金やリュウ金が人気になったのではないでしょうか。そんな金魚用の鉢がここにもありましたが、青い内面に金魚が描かれておりこの中に金魚を泳がせてみたいと感じる魅力がありました。金魚は今の時代でも人気が衰えておらず、金魚売りの姿は見かけなくても縁日での金魚すくいは定番出店として座り続けています。そのほとんどは和金で本来は熱帯魚の生き餌に使われる安いものですが、ペットショップに行ってみれば恐ろしい値段の金魚もたくさんいます。いまでこそ金魚はかわいい存在ですが、昔の金魚の陶器はこわもてのものが多いのも面白いですね。愛玩という考え方がなかったことを実感できます。

  Aug 27, 2009

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  金魚の博物館「シルクロードの東端」

  紺屋さんは博物館とは言いますが、個人コレクションの展示館です。古い金魚のグッズが所狭しに展示されているわけですが、金魚の歴史についても詳しい説明してありましたので、それなりに知識欲も満たしてくれる展示でした。金魚だけを展示するのではなく、古風な和室にさりげなく金魚の模様がある宝探し要素が楽しかったです。この歴史を感じる建物は展示用に造ったものではなく、江戸時代から現存する旧家を利用しているそうです。このあたりは藍染の盛んな通りだったようですが、藍染めの工場はほとんど残っておらず、面影をこの博物館が金魚と一緒に保管しているのですね。建物を見る楽しみもあるので、大人300円の価値はあります。この博物館には金魚の器、金魚の掛け軸、金魚の着物など金魚が付いているものであればなんでも集められたようです。至る所に手作り金魚が置いてあり、金魚に対する愛情がうかがい知れます。昔この町は染物で生計を立てていたのでしょうが、今は金魚なのでしょうね。この町の庶民生活の歴史博物館であるのかもしれません。旅行先と選ぶには難しい場所ですが、近畿のご近所の方にはお勧めできる小さな博物館です。

  Aug 25, 2009

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  紺色の金魚「シルクロードの東端」

  私たちの世代であればかすかに記憶にある「金魚～へ、金魚～」という金魚売りの声。今はまず聞くことがありません。金魚は江戸時代、特に幕末の頃に大きなブームとなった鑑賞品だったようです。金魚を売り歩く行商が流行ったのですから人気度合いが想像できます。その金魚の巨大生産地の一つがここ、大和郡山です。奈良という日本の古い文化が保存されている地方ですから、金魚という古い鑑賞品が庶民の藍染めと結びつくのは生活の一部として自然だったのかもしれません。ここ大和郡山に限らず、金魚の手拭いはいろんな場所で見かける事ができますし、いまでも金魚は模様としての人気を十分に残しています。金魚というと「赤いべべ」の印象が強く、紺色、もしくは白色という色遣いとは合わないような印象があります。しかし不思議に紺色の中で泳ぐ金魚は生き生きとしていて、まるで紅に染まっているかのように見えてしまうのが不思議です。さてここからいろんな金魚に出会えます。

  Aug 23, 2009

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  紺色の美しさ「シルクロードの東端」

  紺色というと海外でもスーツやブレザーに使われるフォーマルな色遣いの印象があります。日本でも落ち着いた色のためか、格式高い印象がありますね。日本の紺色の代表格である藍染は虫除け効果もあるという説があり、古い建造物が保存されている奈良や京都などの古都によく似合います。藍染は決して高価な素材ではなく、庶民の染物として食堂ののれん、浴衣、手ぬぐいなどいろんな所に使われていました。私の子供のころまでは珍しくない存在でした。そんな庶民の生地が高価に見えるようになったのは、藍染めが減ってきたためではないでしょうか。モダンな都会の生活で藍染めを見かけることは少なくなりました。ビビッドでカラフルな色が増えた現在の生活の中で紺色は以前より落ち着いた色に見えて、リラックス効果があるような気がします。そういえば瀬戸内海のお盆を過ぎたころの海の中の色が紺色だった事を思い出します。そんな幼少時代の楽しさを思い出させてくれる懐かしさも紺色に潜む魅力なのかもしれません。ここ紺屋では比較的安価に染物体験もできるそうです。子どもたちにとって楽しい一日となりそうな場所です。

  Aug 21, 2009

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  紺屋箱本館「シルクロードの東端」

  数回に分けて、箱本館「紺屋」を紹介します。この小さな博物館には二つの魅力があります。一つは染物体験ができる事。染物技術が失われつつある日本ですが、コンピュータ・デザインが飽和してしまった今、アナログでハンドメイド、エラーにあふれる手の染物は人気が戻ってきたようで、ここでも藍染めを楽しむ子供たちの声が響いていました。もう一つは「金魚博物館」という魅力です。大和郡山は金魚の養殖で有名な街です。残念ながら日本一位の座にはいないらしいのですが、それでもこれからこの町でたくさんの金魚に出会っていくことになります。この博物館は日本の金魚グッズを集めたコレクター的な博物館です。お店の前に飛び越えられそうなほど小さな川があり、それを渡す小さな橋に風情があって素敵でした。これはお堀から引かれた水で、染物を洗うために使われていたそうです。ただしこの道は車の通りが多いうえに細い道なので写真撮影は気をつけないと危険です。写真撮影で、ファインダーを使う一眼レフは特に視野が狭くなるので、安全には十分な注意を払わないといけませんね。それでは安全な建物の中に入っていきましょう。

  Aug 19, 2009

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  城下町を歩く「シルクロードの東端」

  日本には数えきれないほどの城下町があります。城下町で暮している人は日本人口の半分程度にのぼるかもしれませんね。東京、大阪、県庁所在地のほとんどが城下町です。札幌などの例外はありますが、関西には小さな町にさえもお城がありますし、城をつなぐ旧街道は至る所に残っています。那覇も城下町と言えます。そんな国に暮らす日本人にとって城下町は珍しい場所ではありません。しかし私の生まれ故郷の広島県呉市は城下町ではありませんでした。明治以降に発展した軍港、造船の街ですから、そんな場所で生まれた私にとってお城は今でもちょっとした憧れの的であり、城下町という響きに高貴な香りを感じます。実際のところ歴史に埋没してしまった小さな城下町は普通の住宅街とあまり変わらず、外堀の名残と思われる小さな川や老舗だったのであろう和菓子のお店などがかすかな歴史の残骸を感じさせてくれるだけです。巨大な城が並ぶ関西にあって大和郡山は大きな城下町ではありませんでした。交通の要衝にもなく筒井の時代の当時から平和で小さなお城のある町だったのではないでしょうか。でも中学生のマナーは悪かったです。

  Aug 17, 2009

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  大和郡山城「シルクロードの東端」

  戦国時代と言い、明治維新といい、日本の戦争にはどうしても京都周辺で大きなエピソードが発生します。応仁の乱から始まる戦国時代は「誰が京都に上るのか」という戦いでしたから、自然と京都の周りに城を置く大名（もしくは寺院）が戦場のカギを握る運命となりました。そんな戦国の世の中で一大事件といえば本能寺の変、明智光秀の反逆です。今にして思えば無謀にも思える本能寺の変、羽柴秀吉がものすごい勢いで戻ってきたことで三日天下となりました。しかし明智光秀にも勝算はあったのです。そもそも毛利に手を焼いていた羽柴がすぐに戻ってくるとは思えませんでしたし、戻ってきても対策は打っていました。その光秀の勝算とは筒井順慶による秀吉の行軍阻止でした。光秀と姻戚関係にある順慶は光秀の紹介で信長の家臣になりました。しかし光秀の期待に反し順慶は兵を出さず、この大和郡山城に籠城したのです。つまりが秀吉に寝返ったことを意味し、その後筒井家と豊臣家との蜜月が始まります。裏切り者ということで歴史的には人気が低いのですが戦略としては素晴らしい。今はＮＨＫの影響で順慶と一緒に戦った島左近が有名ですね。詳しくは筒井康隆氏が1969年に書いた「筒井順慶」をどうぞ。読みやすくて面白いですよ。私が好きな作家さんのひとりです。さてそれでは帰省してきます。日曜日に戻ります。

  Aug 13, 2009

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  早咲きの桜「シルクロードの東端」

  追手門から見下ろして見えたのは早咲きの桜でした。追手門の桜のようにも見えますが、よく見れば手前の家の桜のようです。確かにソメイヨシノではありませんが、桜に出会えたことで春を実感できました。一応の目標が達成できて一安心です。2009年に出会えた桜はすでに紹介が終わってしまいましたが品川プリンスのソメイヨシノだけでした。もちろん近所の桜には出会えたのですが、花見に行ってもまだ3分も咲いていなかったり、咲き始めが早かったのになかなか咲き切らなかったりした難しい年でした。しかし桜は見る分には美しいのですが、写真にすると単なる薄い色がついた白い花で見栄えがしません。桜の周りの情景や春に安堵する人の笑顔があって初めて美しいと感じるのかもしれません。もちろん技量があれば桜を美しく撮影できるのですけどね。私がこの場所から撮影をしていた事で、何人かの方が足を止め一緒に桜を見たり写真を撮影したり…こういう情景が桜の楽しみかもしれません。

  Aug 11, 2009

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  残された追手門「シルクロードの東端」

  追手門、大手門とは城の正門です。荘厳な作りで、大阪城の大手門は国の重要文化財となっています。ここ、大和郡山城はその追手門を残して廃棄されました。明治維新の後に危険な存在である城は破壊されたのですが、この城もその一つです。追手門のほかにも土塁、そしてお堀が残っています。お堀の周りにはたくさんの桜が植えられているのですが、ソメイヨシノに関しては全く花をつけていませんでした。追手門をくぐってみれば天守閣があった場所は公園になっており何か建物が一つぽつんと存在しました。跡地は市民の公園として活用されているみたいです。公園には数本の梅が植えてありました。しかしさすがに梅はほとんど花を枯らせており春にしては殺風景な光景になっていました。タイミングが悪い。それでも高台からの街の光景は風情があって…というほどでもない単なる住宅地でした。ただ一つだけ気になることが…。桜は残念だったと思われるかもしれませんが、一か所だけきれいに咲いているところがあったのです。

  Aug 9, 2009

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  なぜに大和郡山？「シルクロードの東端」

  大和郡山は奈良という古都に近いのですが歴史にはほとんど登場しません。ただの一度、「日和見」の筒井順慶の時代にだけ登場します。これが私にとって遠い記憶でした。歴史は人の心で大きく動いてきました。このような感情による激動は戦国時代に顕著です。戦争が個人に左右されないグローバル化した明治維新（西郷隆盛）以降はあまり見かけないような気がします。人の心の動きが面白いのは本能寺の明智光秀や関ヶ原を逆転に追い込んだ小早川秀秋が有名かもしれませんが、筒井順慶の「日和見」も大きく歴史を動かしました。順慶が動かなかったからこそ秀吉の時代があるのです。詳しくは歴史書に任せるとして、彼の心の動きは実に人間的で面白いですよ。その筒井の城でさえも今では追手門程度しか残っていません。しかし日本桜100選の一つに数えられる桜を見に行く価値は十分にありそうです。咲いていないのかもしれないのですけどね。また金魚の街ということで以前から興味がありましたのでちょうど良い日帰り旅の目的地でした。それではその大和郡山城に向かってみましょう。

  Aug 6, 2009

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  梅か桜か「シルクロードの東端」

  奈良県の大和郡山は私の記憶の断片に残っていた場所ですが、物理的に家からは意外と近い場所でした。名前を知っていても場所が分からない方は多いと思います。難波から近鉄電車に乗って少し揺られます。近鉄電車の大和郡山駅の駅前は、小さくて平凡は住宅街という雰囲気です。決して田舎町でもなく、暮らしやすいサイズの街です。予想通りではありました。桜はまだ1分も咲いていません。早咲きのしだれ桜でさえも数輪の花をつけている程度です。もっといえばまだ梅にさえも僅かに花が残っているほどでした。2009年は関東で早めに桜の開花宣言が出されたのですが、それから気温が下がり関西の開花は例年並みに遅れたのです。2009年は今のところ冷夏ですね。そんなこともあって桜が例年通りに咲くという事は温暖化が進んでいないような気がしてほっとするような気がします。ここ数年春の気温は低いし、夏もそれほど暑くないような気がします。5年ほど前がピークだったかな？科学者に言わせれば温暖化ではなく、プチ氷河期という話が出てきています。温暖化という実感はないのですが、私の実感として「海洋異常」という感覚は前から主張している通りです。ＣＯ２対策より水質汚染対策。海洋の水面上昇は大きな問題ですよ。温暖化が主原因ではなく海洋異常（海水の黒色化による水温上昇）ではないかという疑念です。ゴアさんが温暖化の話を出したので科学的根拠のないところにお金が動いているということが不安です。が、全く梅の話でも桜の話でもないではないですか（笑）

  Aug 4, 2009

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  待ちに待った桜の時期に「シルクロードの東端」

  今考えてみれば2009年の春はよく写真撮影に出かけています。体重管理のために歩かなければいけないということもありましたが、本当に仕事の谷間、これほどまでに余裕があったのかと自分でも驚くほどです。今のプロジェクトも終わってしまえば余裕ができて、また写真撮影を楽しむことができるのでしょうね。そんな事を言っていたら転勤だったりして（笑）まあいずれにしても、今から楽しみにしておきます。3月も後半になって桜が待ち切れずに、咲いていないという失敗談も覚悟の上で桜を探して出かけてみることにしました。幸い好天で寒さを感じることもなく、絶好の散歩日和です。しかしやはりいつも悩みは同じで、どこに行こうかということです。大阪紹介が続いていたので「大阪以外」が絶対条件でした。そうすると京都、神戸、和歌山、そして奈良が候補に挙がりますが、どこも行き尽くした感覚がありました。行ったことがない場所で考えてみたところ、奈良の郡山がガイドブックの中で小さく輝いていました。古い城下町、そして金魚の街。結果としてはさらに足を延ばすことになります。それでは古都の街に一緒に出かけてみてください。

  Aug 2, 2009

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  奈良の春

  いつも季節感がないページですので、たまには季節感を…。桜は咲く寸前でした。あと3～4日すれば本格的に咲き始めるのではないでしょうか。筒井順慶の郡山、薬師寺あたりを歩いてきました。紹介はまた数ヶ月後です（笑）

  Mar 22, 2009

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  石舞台という古墳「古都の春」

  歴史にはそれぞれ男性に人気がある時期と女性に人気がある時期があります。邪馬台国議論は圧倒的な男性人気を感じますが、その一方で奈良時代や平安時代、推古天皇、持統天皇、天智天皇、天武天皇、いわゆる天皇家が一度もしくは何度か滅亡したと思われる革命と「母」の時代は女性に人気があるように感じます。蘇我馬子や入鹿は歴史上悪者のように伝えられます。歴史の授業というものは怖いですね。蘇我氏は十七条憲法の創始者ではないか（そもそも十七条憲法は日本書紀の創作という話さえありますが）と考えられるなど、かなり有力者であるとともに人徳に優れた良い政治家だったと考えることが正しいようです。大化の改新というクーデターを正当化するために良い人を「悪者」に祭り上げるしかなかったと考えることもできます。つまり天智と藤原家による日本侵略の暗部です。石舞台はその被害者かもしれない蘇我馬子のお墓と考えるのが有力なようです。そもそも日本の歴史は日本書紀という「実在の人物が登場する創作小説」にかなり振り回されています。十七条憲法だって日本書紀に突然出てくるまでどこにも書いてありません。聖徳太子という名称は生誕数百年後につけられたあだ名であり、本来は「蘇我氏」であるという点が重要です。馬子を悪者にしたため崇を恐れ、聖徳太子を過度に美化したというのが個人的な持論（想像）です。しかし私の仮定はまだかわいいもので、聖徳太子の存在自体が日本書紀の創造であるという説さえあります。それ以上に納得がいきそうな仮定は蘇我入鹿と聖徳太子の同一人物説です。面白くなってきましたがすべて大胆な仮説に過ぎませんのでこのあたりでやめておきます。ただ間違いの無い歴史的事実は蘇我家をめぐる悲劇は永遠に解決することのない歴史のミステリーのひとつであるということです。なぜ石舞台が裸なのか…作りかけたという説もありますが、表皮がはがされたと考えるほうが正しいような気がします。そして聖徳太子と呼ばれる人物が本来は天皇になる位置にあり、それが侵略者のクーデターにより追放もしくは暗殺されたというのが私の「今の」想像です。さて変な形で奈良日記を終わってしまいました（笑）奈良はいろんな意味で楽しいです。

  Nov 21, 2008

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  岡寺を後にする「古都の春」

  年齢を過ごすとひざや腰に振動が響く下り坂が苦になる…というのは歩いて降るときの話。ここまで自転車で苦労して来てよかったなと思うのは、ここからが下り坂ということです。あたりまえのことですが自転車の下り坂はとても楽です。スピードに注意しながら最後に石舞台古墳に向かいます。自転車の「楽」の弊害。楽すぎて写真撮影を忘れています。そのため写真はありませんが、とても気持ちよく走っていきました。石舞台古墳まではそれでも少し上り坂や平坦な道もありました。しかし、石舞台古墳から帰りはずーっと下り、とても楽でした。なるほどそれほどに登ってきたのですね。途中貧血になったり足がつったりした理由がわかりました。さて石舞台古墳という奇妙な古墳の説明をする前に。自転車があまりに楽だったものでどうやら気がつかないうちにまた調子に乗ってしまったようです。自転車の「楽」の弊害その２機がつかないうちに無理をする。石舞台古墳に到着し自転車を降りた瞬間に両足が痙攣…うーん、健康が気になりますが、実際には調子に乗りすぎです（笑）事実もう半年も前の話ですがこの日以来、貧血も痙攣もありませんのでご心配なく。さて痙攣のため写真が少なく、石舞台古墳の説明も簡潔になりそうです。

  Nov 19, 2008

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  岡寺の石楠花　その２「古都の春」

  奈良という日本で最も古い都について考えて見ます。日本で最も古い都という表現は正確ではありません。天皇家が奈良に到着する前（つまりが神武以前）出雲では国譲りとは名ばかりの主権争奪戦争があったことは予想できますし、伊予の国、邪馬台国（ここでは大和国と表現する持論は遠慮します）がありますが、「有史」ということになれば奈良の飛鳥を最初としたほうがわかりやすいですね。奈良時代は急に平城京に移るわけではありません。近代的な都が急に存在できるわけはありませんから、平城京建設前に日本にはかなり長い歴史と高度な技術があったと考えるべきです。弥生時代や古墳時代の評価が低すぎる事も確かで、単に書き言葉が無かったことから歴史が残っておらず「原始的」と想像しているのでしょう。有史、つまり文字により歴史が記録された瞬間に聖徳太子という逸材が生まれ、憲法を作れるわけが無いのです。文字が無かっただけで、憲法を作れるほど日本の文化はすでに高かったと考えるのがよさそうです。今ここで日本書紀の疑惑議論はおいておきます。有史に到達する前の狭間が飛鳥時代といえるかもしれません。文化レベルはすでに高いのに文字が無いから記録が残っていない時代です。「焚書」ということはちょっと考えづらく、やはり日本語がまだ漢字で表現できなかったのでしょう。書き言葉としての日本語、万葉仮名についてはまた今度考えて見ましょう。一方で高松塚古墳の絵画は非常に高い技術と多彩な色が用いられており、距離は離れますが（地図上は近い）、仁徳天皇稜の設計と建築なんて今でも難しいのではないのかと感心するほどの高い技術です。一言で奈良といいますが、飛鳥時代と奈良時代には大きな時間のずれがあります。奈良時代の完成された芸術も美しいのですが、飛鳥の荒削りな石の文化も美しいです。

  Nov 17, 2008

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  オクヘイル「古都の春」

  坂の上にある岡寺、飛鳥でもあまり知名度が高くないためか観光客はまばらです。その上、山の奥に入ってくれば人影は無いに等しく、静寂の時が霧の流れほどにゆっくりと流れていました。苔むして湿気を含んだこの場所は晴れた日でも湿度が鼻につく場所ではないでしょうか。奥に進めばいくつか小さな石像がおかれていました。猿石から比べればはるかに洗練された近代的な御姿ですが、不思議なことに数千年の昔から座っているような風格を漂わせています。これは飛鳥という古代の石芸術が栄えた場所特有の錯覚かもしれません。気合の入った写真を撮影していた頃であれば、100枚くらいは撮影していそうな雰囲気の良い場所でした。気合が抜けているので10枚くらいしか撮影していません（笑）観光客の皆さんは本当に興味を感じないのか、いつまでもいつまでも静寂が崩れることはありませんでした。こんなにいい場所なのにね。それでは下って行きます。ああ、疲れた…あ、それが原因か。もう最後の坂道を登る体力がみんな無いのか。

  Nov 15, 2008

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  岡寺の石楠花　その１「古都の春」

  石楠花、見ての通りのツツジ科の花です。花にあまり興味の無い私ですがたまには調べてみました…インターネットですが（笑）この花の分布は広く、ほぼ世界中に存在するそうです。石南花と書くこともあるようですが、この字は中国の別の花の名前が誤って伝えられて用いられたようで、その読みから「シャクナンゲ」短縮されてシャクナゲになったという説もあるようです。私もそうですが、みんな結構いい加減（笑）ツツジが日本中にあふれかえるように、シャクナゲもいろんなところで見かけます。常緑の上、管理が簡単で、乾燥などに強い種であることから街の緑化には欠かせないツツジですが、石楠花も強い花なのでしょうか。特に奈良には名所が多いようです。岡寺もそんなひとつのお寺です。岡寺を山側に進んでいくと山肌を覆うほどの石楠花が植えてあります。色合いはほとんどが薄いピンクですが中には少し濃い目の色をつけた花もあったようです。つぼみは花より色が濃くて触るとはじけそうなほどの内圧を感じます。さて石楠花を楽しみながらもう少し奥へ分け入っていきましょう。

  Nov 13, 2008

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  岡寺の花たち「古都の春」

  岡寺といえば石楠花（シャクナゲ）というほど関西では有名なのですが、そんな「真打」に登場いただく前に岡寺で出会った花を見て行きます。この花が牡丹なのか、それともまったく違う種類のものなのかまったくわかりません（涙）どなたかわかりましたら教えてください。そういうことでとりあえず赤い花と呼びますか…ああ、白もピンクもあった（落胆）一本一本の草が和風な傘で（ただしビニール）丁寧に守られている姿は実に日本らしい愛情のこもった展示方法だと感じました。傘を持った立ち姿はりりしく感じるくらいです。曇りや雨の天気が恨めしい一日ではありましたが、傘を差すこの花の光景だけは天気が少し悪いくらいがちょうど良かったようです。晴れの日であれば「日傘」と言い切るのはひとつの方法ですが、それ以上の問題は傘の影が花に落ち、コントラストが難しくなってしまいます。次の石楠花もそうですが、花の撮影だけはやはり曇りの時がよいというのは確かなようです。最近は花の写真を撮る回数が減ったため忘れていました。

  Nov 11, 2008

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  岡寺へ「古都の春」

  さて。飛鳥散策の一つの目的地は岡寺でした。このいつから建っているかわからない古いお寺は山の中といえそうな場所にあります。参道の登りの坂道は体育会系高校生が足腰を鍛錬するのに適しているのではないかというほどの急勾配で、貧血で一度元気をなくした私はやはり精神的な体力に欠けており、登りきったのはいいのですが足がつりました。つくづく、体力の無いこと（笑）岡寺の山門、国に守られる重要文化財なのですがなぜか手編みの人形がたくさんぶら下がっています。何を意味しているかはわからないのですが、まるで山門の中の仁王様を仲良く並んで覗き込んでいるように見えました。お寺の方が編んでいるのか、誰かが持ってきてくれているのか。極端に古くは無いのですが、日に焼け、酸性雨に痛めつけられたのか少し色あせていました。岡寺にはお寺めぐりにも西国三十三箇所めぐりに来たわけでもありません。このお寺は石楠花（しゃくなげ）が有名で、ちょうど花盛りの頃なのです。いつの間にかとても残念な天気になっていたのですが花の撮影は晴れた日より曇った日のほうがきれいなのだそうで、少し気持ちを立て直します。だいたい、そんな天気で左右されるほどの技術は無いのですけどね（笑）

  Nov 9, 2008

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  飛鳥の昼食「古都の春」

  さてすっかり貧血も治っているのですが、やはり少し不安があるものです。私には珍しく早めの時間に食事を食べることにしました。ガイドブックでお勧めの店、つまりが典型的な観光客気分のお店に立ち寄って見ました。二階には観光バスのお客さんが大挙して来ることができそうなお店です。飛鳥では飛鳥鍋という料理が有名なのだそうですが、夜のみの提供ということで普通のランチを食べてみました。柔麺、押し寿司などもおいしかったのですがそれ以上においしかったのは干し柿を丸めたようなお菓子。よく見るお菓子なのですが、久しぶりに食べたからか感動的な美味です。「柿食えば」の法隆寺からは遠いのですが奈良といえばなんとなく柿が名物のような気がしますし、とりあえずこのお菓子をお土産に…と探してみましたが見つけることができませんでした。季節が悪かったのでしょうか。また奈良に行く機会があれば探してみようと記憶に留めているのですが、実際には確か和歌山でも見たような。まあ奈良も和歌山も関西ですからね。

  Nov 7, 2008

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  橘寺の花たち「古都の春」

  この頃から私の花の写真の撮影は少しひねくれています。きれいに咲く花よりも、つぼみであったり、咲き掛けであったり少し痛んだ花の写真を撮影することが増えています。もちろんきれいに咲く花も撮影しています。それはどちらかというと気が抜けた写真なのかもしれません。人生長く生きていれば満開の時期だけではない（笑）学生時代は楽しかったけど、自身のない不安定な時期でした。そんな時期がつぼみといえばそうなのかもしれませんが逆に腐っていた時期なのかもしれません。だからといって今が洗練されたかというとそうでもない、結局はきれいに咲いていることなんてあまり無いのだなぁ、と感じます。どうもきれいに咲く花だけに目を向けて写真を撮影すること自体、偏っているか考えが無いというか、そんなことを考えていた頃でした。最近は写真を写していないのでそんなことを考えていたことさえ忘れていましたが（笑）

  Nov 5, 2008

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  橘寺を経由する「古都の春」

  奈良の飛鳥に建つ橘寺。お寺自体より「聖徳太子の生誕の場所」として有名です。聖徳太子がなぜそこまで奉られるのか、なぜ法隆寺という当時を考えてみれば奈良から島流しのような位置に巨大寺院が建つか、歴史ミステリーが大好きな人たちにとってこの議論は何時間も盛り上がれる話題です。理由はわからずミステリーですが、1400年経つ今でも聖徳太子は日本の歴史の中でもっとも有名、かつ偉大な偉人としてあがめられています。十七条憲法は蘇我入鹿が作ったという説もありますが、とにかく今の日本国憲法に多くが引き継がれているという恐るべき憲法です。日本人が憲法改定をいかに嫌ってきたかということがわかる逸話でもありますね。飛鳥には聖徳太子ゆかりの場所が多いため、橘寺はそれほど有名な場所とはいえません。面積はある程度ありますし、飛鳥散策の中間点で尋ねてくる人は多いのですが、特徴の少ない寺院ではあります。少々神秘的な部分がいくつかあることも確かです。ちなみに建物には100年程度の歴史しかなく、二面岩のほうが有名です。

  Nov 3, 2008

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  さて本当に亀なのか「古都の春」

  このあまりに有名な亀に見える石は道端に「ごろり」と存在します。民家の軒下のような場所だと以前書きました。誰もがそのような印象を持つことでしょう。面白いのはこの石の周りに文化的遺産が存在しないこと、亀石だけが単独で落ちているのです。それだけにいろんな想像が楽しめます。私の疑問は猿石のときと同じで「本当に亀なのか」ということでした。甲羅など岩のままとしか感じられないほど荒削りで、顔の部分を除けば加工されていないといっても過言ではありません。目に見える部分があることと、前脚があることから亀に見えてしまいますが、こんな亀が日本にいたのでしょうか。海外の亀にいるかもしれませんが、やっと仏教が到達した程度の時代だったのです。ちなみに蛙と言う説もあるようです。玄武という亀の形をした神獣がいます。これは飛鳥の古墳（高松塚やキトラ）などでも描かれているので、かなり昔から日本であがめられていた神であることは間違いありません。そうすると北を示すのが玄武、ほかにも三つの石碑があるのでしょうか。実際にこの亀石は、ある神社の所領を示す四隅におかれた石という説もあるようです。残り三つは無くなった（破壊された）と考えるのが良いかもしれません。でも歴史的な価値を差し引いた現実的な印象は「未完成品」。巨大すぎて作る途中で嫌になった？（笑）

  Nov 1, 2008

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  古代の息吹を伝える石「古都の春」

  現代人は科学を手に入れることで「神」の領域を見失いつつあります。まあそんな小難しいことはともかく、飛鳥の地に育った巨石文明の理由を想像することは現代人には困難です。高度宗教である仏教が完全に流布する前、八百万の神がまだ日本の各地で幅を利かせていた頃の文化です。鬼の雪隠、猿石など今風な名前がついていますが、実際の目的は何だったのでしょうか。その中で特に有名なのが猿石です。猿に見えるのは実は四体ある石像の一体だけで、サイズは確かに猿程度ですが、軍人か神にしか見えません。半人半獣のヒンドゥーの神にも近いように見えます。古墳が多い土地柄から考えて埴輪的な要素なのか、守護神的な要素なのかわかりませんが、「猿ではない事」だけは容易に想像できます。この猿石は少々見つけにくい場所にあります。見落としやすいという表現が良いかもしれません。大きな通りから目立たない道を少し入ったところに小さな看板が立っています。事実私も一度通り過ぎました。自転車を借りたときにもらった地図を見ていても見落とします。猿の看板が指し示す方向、あぜ道のような場所を通って神社の境内（たぶん古墳？）を凝視して、初めて見つけることができる石達です。

  Oct 30, 2008

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  飛鳥に到着「古都の春」

  飛鳥といえば大阪の子供たちにとって遠足のメッカ、今でもたくさんの子供たちが道をふさいでいます。写真を撮影していると「おっちゃん何しているの」とか「猿石はどこにありますか」とか子供たちに質問責めになるような場所です。そんな飛鳥を歩いて回るのは無謀としかいえません。エリアが広くかなりの健脚でなければ「歩く」というオプションと考えないほうがいいです。誰もが利用するのはレンタル自転車。飛鳥の駅で借りてぐるりと周り、隣の駅で返します。もちろんもとの場所に戻ってもいいですよ。途中上り坂もありますので、電動自転車は便利なのですが、移動が半日を超えるためバッテリーが意外と早く切れますから注意が必要です。電池が切れた後からの電動自転車の重いこと。またマウンテン・バイクはかごが無いので意外と不便。そういうことで普通の「ちゃりんこ」がお勧めです。大阪では「おばちゃり」ともいいます。広島では「ママちゃり」と呼んでいたかな。よく考えてみれば自転車に乗ること自体が久しぶりでした。かつては会社の構内を移動するときに自転車を使いまくっていましたが、和歌山での構内移動は徒歩か車が多かったこと、堺に戻っても場所を借りているだけで仕事は海外なので、構内に入ることなくオフィスで過ごす毎日です。久しぶりの自転車なのでうれしくて、つい調子にのってしまいました。だからといって貧血はなさけない（涙）

  Oct 28, 2008

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  「古都の春」

  最近、自分の行動パターンがマンネリ化してきました。出張といえば東京かシンガポール、写真といえば京都、広島に帰るもプライベートといえば沖縄。ま、まずい、旅Blogになっていない…ということでちょっとだけひねりを入れて奈良に行くことにしました。ああ、あまり捻っていない…。この時期頃からでしょうか、旅行といえば雨の日々が続きました。私たちが行けば必ず晴れる沖縄でさえも少し曇って雨も降りました。息子といった鹿児島旅行のときはひどかった、集中豪雨でした。ホテルから出るに出られず。京都のときはいつも晴れているではないか…と思われているかもしれませんが、理由は簡単。晴れている日に行っているのです。京都は近くて日帰りだから朝、天気予報を確認してでかけることができます。そんな天気予報で「晴」となっていた日に向かった奈良ですが…曇る、雨が降る、しかも自転車で移動していると貧血で動けなくなる…散々な目にあいました。写真への興味が薄れていたこともありますが、貧血も手伝ってなんと写真が120枚しかない…。多いように思うかもしれませんが、以前は一日で700枚撮っていましたから激減といえます。写真が少ない分、さくさく話が進むか…というとそうではないのが私のBlog。まずは自転車を借りる話から。まあそれでも10回と少し、私にしては少ないかな。

  Oct 26, 2008

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  帰宅　「奈良探訪」

  今回の奈良探訪、楽しんでいただけましたでしょうか。またまた長い紹介でしたが、それほど一日で楽しめる場所ということです。なにせ興福寺も唐招提寺も薬師寺も東大寺の内部も紹介せず、こんなに長々と紹介できているわけですからね。奈良は歴史という意味で京都をはるかにしのぐ、楽しい場所です。特に明日香（飛鳥）は別の意味で魅力が一杯。本当は3日くらいかけてゆっくり歩き回ってみたい場所です。京都ほど「整備された」というイメージが無いので歴史が生活に溶け込んでいるのも特徴。人の家の軒先に、世界的に見ても歴史のあるものが転がっていたりします。そこがわかりにくいけど大人にとって楽しいのです。奈良の魅力は京都に比べると「安価に」楽しめるところでもあります。宿泊費も食費もかなり抑えることが出来ますが、一方で京都のように「目で楽しむ」料理や宿泊場所は少ないかもしれません。そんな意味ではバックパッカー向け？（笑）奈良の紹介、お付き合いいただきありがとうございました。また機会があったら紹介しますね。次こそは久しぶりに飛鳥を訪問してみたいです。

  Feb 4, 2007

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  三条通でお買い物　「奈良探訪」

  奈良の三条通、商店街ではありますが「老舗」のお店も沢山残っています。このぜいたく豆のお店も有名で、お土産を買うにはちょうどいいですよ。私もここで娘へのお土産を買いました。モス・バーガーの前にあります。団扇のお店も有名です。扇子もありますが、奈良の場合は団扇のほうが有名です。ただし扇子に比べてもって帰るのが難しいので、ついそのカラフルな団扇の魅力に惹かれて買ってしまいますと苦労するかもしれません。他にも奈良漬、小物、いろんな素敵なお店があります。この奈良の紹介では、できるだけ写真のページで紹介したものは出さないようにしていますので商品の類は紹介していません。それほど絵になるものが沢山あります。奈良を訪れたときには是非遊びに行ってみてくださいね。さあそれでは帰宅します。

  Feb 2, 2007

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  東大寺の帰り道　「奈良探訪」

  まだ9月だというのに少し紅葉しているもみじを見つけました。私にとって2006年最初の紅葉でした。実はこの後、関西では気温が下がらず紅葉の時期は11月の下旬から12月の上旬になりました。そして冷たい雨が降って一気に散ってしまいましたので実に短い期間しか紅葉が楽しめなかった年でもありましたね。子供たちと鹿が戯れる姿は楽しいものでした。男の子は強がって見せますが意外にビビリなので、その葛藤する姿が「かわいい」位でした。女の子はまったく大丈夫なペットが好きなタイプと、まったくだめで逃げ回るタイプに分かれていました。でも鹿は逃げる女の子が好きですよね（笑）普通に触られるのが苦手ですからね。時期的にとってもかわいい小鹿もいました。人前に出てくることは少ない小鹿だけに大人気でした。写真撮影する女性たちに囲まれていましたので緊張していたようです。お母さんのお乳をおねだりしていました。さあ、それではお土産を買って帰ります。

  Jan 31, 2007

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  東大寺　「奈良探訪」

  東大寺、以前も紹介していますので今回は手短に。この巨大建築、寺院の多い関西の中でも際立つ超巨大建築のひとつです。京都の知恩院の巨大山門、敷地面積などでは大徳寺や伏見神社など「どこまであるんだ？」という恐怖心さえ覚えます。しかしやはり東大寺の本殿のサイズとその中にある大仏は当時の日本の人口（数百万人）を考えれば、経済性が通じない宗教にあってさえ経済性無視としかいえませんね。ちなみに門の外から東大寺を覗きこんでいたのは私だけではありません。他にも何人かの方が覗き込んでいましたし。そして鹿さえも…。このあたり、本当に鹿にあふれていますから個性的な鹿も多いのです。今回は境内にはいらずに外から覗いただけです。それでも目の中に幾つもの国宝が目に入ってきます。南大門も巨大ですね。今回は横に女性が立っておられますのでその巨大さが比較しやすいです。南大門って以外に「大きく見えない」不思議な巨大建造物です。それではそろそろ帰ることにします。

  Jan 29, 2007

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  東大寺の鹿　「奈良探訪」

  東大寺には先日はいりましたし、入場料金も馬鹿にならないのでその周りをうろついて写真を撮影することにしました。東大寺の参道に来ると鹿せんべいを売る店があることもあって鹿だらけです。皆さんご存知ですよね。とにかくこのあたりの鹿は人懐っこい。そのくせ触られると怒るので注意してくださいね。特に子鹿はかわいいのですが、触っていると親が怒って攻撃してきますので写真撮影だけにしておくのが無難ですよ。宮島では鹿とお店が戦闘状態ですが、奈良ではわりあい仲良く共同で生活しているように見えます。鹿が試食のお菓子を食べに来るということも無いようですし、お店とある程度の距離を持っているような気がします。もちろん学生などが鹿せんべいを買うと飛んできますけどね（笑）それでは東大寺の近く、いけるところまでいって見ましょう。

  Jan 27, 2007

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  奈良で昼ごはん　「奈良探訪」

  奈良公園まで降りてきましたら、公民館のような建物がありました。ここに先日紹介した奈良ホテルが経営しているレストランがありましたので入ってみることにしました。途中食べたのが団子だけでしたからおなかも減っていましたしね。このレストランの前には素敵な庭園が広がっていました。まだ秋には早かったので青々とした緑がすがすがしい気分にさせてくれます。私が食べている間、鹿はいませんでした。その代わり観光客が記念撮影をしていましたよ。それほど見ごたえのある庭園です。食べたのは鰻重。とても美味しかった…といいたいところですが、「普通の味」といったほうがよいかもしれません。極端に美味しくは感じませんでしたがとても食べやすく、お子さんやご年配の方でも楽しめる「優しい味」という言葉が似合うような気がします。さてそれでは東大寺の近くまで向かいます。

  Jan 25, 2007

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  春日大社　その周辺　「奈良探訪」

  春日大社、巨大な神社ですからその周りの雰囲気も素敵です。特にいつから置かれているのか分からないほどの苔むした石灯籠の列がお勧めです。出口を間違えると水に帰ることになりますから、いろんな出口から外をのぞいてみてください。道の脇に置いてある酒樽は「春鹿」、さすが鹿があふれ、神獣となっている春日大社ですね。いろんなところで鹿にちなんだものを見かけることが出来ます。縁結びの社を見つけることも出来ますよ。このあたりは春日大社というような歴史のある神社でありながら庶民的です。そこが寺院と違う「庶民の宗教」である神社の良いところです。信教はうらないとあまり差が無いところが原始的なところが素敵です。日本で占いが流行る理由はここにあるそうですし、実際おみくじが売っていますしね。さあ、遅いお昼ご飯を食べに行きます。

  Jan 23, 2007

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  春日大社　休憩所　「奈良探訪」

  人生、先を急いではいけないなぁと実感する時が何度かあります。もう体力任せ出歩けるほど若くは無いので、時々休憩を取ったほうが、結果としては距離を歩くことが出来ます。だいたいカメラを持って歩き回るようになってから、10年前よりかなり長い距離を歩けるようになってはいるのですが（笑）一日10kmくらいであれば問題ないです。しかしここ、春日大社では別の意味で休憩を取ってよかったと感じました。この休憩所自体が観光名所かと思うほど素敵に飾られているのです。正確には飾っているのではなく、これが春日大社にとって「あたりまえ」のもてなしなのかもしれませんね。昔はどこにでもある光景だったのかもしれません。広い畳の間には座布団が整然と並べられています。そして開け放たれた窓からは外につるされた灯篭が見えるのです。誰かがいるわけでもなく、ただひっそりと「無料休憩所」として開放されているこの空間、是非機会があれば先を急がず入って一休みしてみてください。この時は誰もいなくて寂しい雰囲気が漂っていました。みんな先を急いだのでしょうか。さあそれでは春日大社を出て神社の周りを歩いてみましょう。

  Jan 21, 2007

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  春日大社　小さな社　「奈良探訪」

  本殿に向かって左手を進んでいくと小さなお社がいくつかあります。それぞれのお社には意味がありまして、小さなお社とはいえ信者の方のお祈りが絶えません。ここのエリアを有料にしておくというのはいかがでしょうか。信者の方は無料でおまいりできるべきでは？「賽銭」という形のほうがいいですよね。ただし確かに古いお社なので維持費は大変だと思います。必要経費ですかね。税金よりはいいかもしれません。この中に長寿を祈るお社があります。昔長寿だった方が祭られているのでしょうか。小さいながらも威厳を感じさせられます。他にもいくつか小さなお社がありますが狭い場所にお社が集合していますので、見ているだけであれば２～３分、お祈りしても10分とはかからない程度です。先ほどまでの雲はなんだったのかと思いたくなるほどの快晴。一瞬「なら町」に戻って撮影しなおそうかとさえ思いました。でもなら町は建物の写真が多く、晴れの日でなければ困るような写真は少なかったので辞めておきました。さあ沢山歩いてきましたから、腰痛持ちの私は無理をせずここらで少し休憩です。

  Jan 19, 2007

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  春日大社　本堂　「奈良探訪」

  本堂は撮影禁止ですからその周りの写真から雰囲気を味わってください。春日大社のホームページでは本堂の様子を見ることが出来ますよ。料金所を抜けると少し小高い段の上に本堂が建っています。非常に長い歴史を持ちながら朱色の美しい姿を保っています。本当に昔の奈良の人はセンスがいいですね。本堂の周りにはやはり灯篭が飾られています。境内はサイズ的にはさほど大きくはありません。神社を囲む林の大きさと比較すれば「こじんまり」という雰囲気でしょうか。実際本堂自体も巨大というほどではありません。本堂の前では熱心にお祈りされておられる方がいらっしゃいます。ここが遺跡ではなく、いまだに現役の社である証拠ですね。撮影禁止、いろんな理由はあると思います。私が神教を知らないことが問題なのだと思います。ここの場合は宗教上の理由であり、妥当だと感じました。それでは本殿の裏手に回ってみましょう。

  Jan 17, 2007

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  春日大社　灯篭　「奈良探訪」

  春日大社の門をくぐりますと、いたるところで目に付くのがこの灯篭です。地金の色が見える少々緑がかったタイプと金色のタイプがあります。どちらも独特の風情を出しており、こちらも海外の人の被写体として大人気でした。この灯篭よく見ればいろんな言葉が添えてあります。神教ですからお経ではないと思いますが、願い事が書いてあるのか、それとも単なる献灯者の情報がかいてあるのか、それとも決まり文句なのかはわかりません。ただし模様がひとつずつ違うのでやはり内容はひとつずつ違うのでしょうね。稲荷神社の鳥居よりは安いと思いますので寄進してみては？あ、お金の事を言っては無粋ですね。春日大社を入ると本殿に向かう途中に巨大な賽銭所があり、この向こうを見ることは困難です。ご神木だけが上から「にょき」っと姿を見せています。ご神木はもうかなりの年齢なのか幹が一本伸びているだけで葉が無い様に見えます。本堂を見たいということになると入場料が必要になりますが、せっかくここまできたのですから入ってみます。

  Jan 15, 2007

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  春日大社　朱の通路　「奈良探訪」

  春日大社の本殿はとても美しい朱色の建物ですが、なぜか撮影は禁止です。正確には正面の撮影がだめなようですが、今回は遠めで写りこんだものまで排除しました。本殿に興味があれば直接行くか春日大社のホームページを見てくださいね。しかし春日大社の美しさは本殿の写真が無くても伝えることが出来ます。まずは境内を取り囲む回廊。朱色の柱が美しく並びます。もうひとつは山門。こちらには緑色のもみじが色を添えてくれています。山門には紅葉のもみじよりも緑のほうが似合うのではないでしょうか。この山門をくぐりますと、もうひとつの春日大社の特徴が見えてきます。ちなみにこの位置までは無料ではいることが出来ます。本殿に向かう場合は有料となりますが、「写真撮影が出来ないならいいや」という人も多いかもしれません。あ、私は中にはいりましたよ。本殿以外は写していいということだったので、本殿以外を写真で紹介できます。

  Jan 13, 2007

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  春日大社参道　春日の森　「奈良探訪」

  春日大社、平城京の守護として作られた極端に長い歴史を持つ神社ですが、その1300年近い歴史のおかげで、春日大社を取り巻く森までもが国に保護される存在です。決して珍しい森ではないのですが、「典型的なほどの日本の林」。冷たい風が漂い心地よい散歩道です。神社のもうひとつの特徴である灯篭、実はこのあと大量に見かけることにはなりますが、参道の重要な被写体です。日本人には見慣れた風景なので気がつかない人も多いのですが、京都以上に目立つ海外からのお客様にとっては心躍る格好の被写体だったようです。特に鹿が絡むとみんな目の色を変えて写真を撮影していました。写真が好きなのは日本人だけではありません。まあ私は撮影枚数が少し多すぎるような気はしますが。また海外の人はビデオを使う場合が多いですね。この辺りまで来ると天気予報どおり、奈良盆地の空もすっかり晴れてきました。いくら木陰を歩いているとはいえ、まだ9月の奈良盆地は暑い。写真を撮りながら、暑さに負けてだらだらと歩いていると木々の間から朱色の建物が見えました。さあお待たせしました（待ってない？）東大寺に圧倒され意外と見物客が少ない、美しい春日大社を紹介します。

  Jan 11, 2007

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  春日大社参道　神の獣　「奈良探訪」

  奈良公園、ご存知の方が多いでしょうが鹿であふれています。いくつかの理由があるかもしれませんが、ひとつには春日大社が鹿を神の獣として祭っているからです。なぜ鹿なのか…諸説があるのでしょうがわたしは知りません（笑）神様が鹿に乗ってきたからという説も。でも宮島でも鹿は神獣ですから、意外と一般的なのかもしれませんね。稲荷の狐、天満宮の牛、日本は何でも（石や木までも）神に仕立ててしまいますから、珍しいことではありませんね。日本らしくていいのですが、海外の方に質問されると回答が難しいですね。大体、日本の神とゴッドは大きくニュアンスが違います。日本の神の場合は原始宗教で言う精霊に近い存在と説明したほうがよさそうです。そもそも鳥居という存在が日本特有です。木、もしくは石で作られた壁を伴わない不思議なゲート。お寺の山門などとは大きく異なりとにかく質素です。子供の頃、「これが当たり前」とさえ感じていた鳥居、海外に出かけるようになってその不思議さに面白さを感じます。そんな春日大社にも狛犬はいるのですね。

  Jan 9, 2007

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  神苑　その２　「奈良探訪」

  春日大社の神苑は先日少し紹介したように、百人一首や和歌に登場する植物を集めています。つまり和歌をよく知っている人であればとても楽しい場所です。国語が苦手な私にはさっぱりわかりません。栗の実がまだ緑ではありましたが小さく形を作っていました。これらの植物がどのような和歌に出てくるかは植物の近くに紹介があったりしますから、国語がある程度好きな人であれば楽しいかもしれません。私は国語が嫌いで和歌が読めない（しつこい…笑）鶏頭の花を見ながら、最近見かけないなぁと不思議な気持ちになってきました。花々にも流行がありますし、いまは日本の平均気温があがってきたこともあり、関西では西洋から来た花や熱帯系の派手な色使いの花が人気ですね。その一方で大きな鶏頭（最近は小さくてカラフルなものが主流）やホウセンカ（オシロイバナ）など子供の頃、良く見た植物が減っており寂しさを感じます。さて、それではいよいよ本命の春日大社に向かいます。

  Jan 7, 2007

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  神苑　その１　「奈良探訪」

  奈良特集も長くなりましたね。奈良を訪れたのは彼岸花の頃、もう南海か写真で紹介していますね。少し涼しくなった、散歩には一番いいといえる時期かもしれません。もう2006年、去年の中旬のことなんですねぇ（笑）木々も草もまだ青々としている頃で、背景の緑や、木の葉の透過光がまぶしい頃でした。この植物園は日本にある固有種を太陽の下で育てていますので他の植物園のような派手な花々は存在しません。ほとんどが草木で、例えばコスモスのような外来種は植えられていないのです。キキョウも（トルコキキョウとかではなく）日本固有の種が遠慮がちに花を咲かしている程度でした。当然というか、派手さが無いこの植物園にはカメラマンどころか観光客さえも寄り付かず、数人すれ違う程度の状態でした。こんな紹介しづらい植物園ですが、もう一回がんばって紹介します。

  Jan 6, 2007

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  春日大社へ　「奈良探訪」

  お昼の時間を過ぎて久しいのですがまだお昼ご飯にありつけていません。ここらあたりで少しおなかが減ってきたのでお団子でもとお茶屋さんに立ち寄りました。春日大社に向かう途中、春日大社の神苑のそばにある緑の中のお茶屋さんです。いつものように写真撮影を忘れ食べ始めてしまいました。最初は３個あったのですが（笑）私は店の中で食べたのですが、森の中、木陰で食べることも出来ます。本などを読みながらゆっくりと時間をすごす…とても素敵であこがれます。「いらち」な私には劇無いことですが。食事が終わったらまずは神苑で少し時間をすごして春日大社に向かいます。神苑は神社に付随する植物園のことです。ここでは百人一首などに登場する花や植物を育てています。一方の春日大社、紹介の必要も無いでしょうか。平城京、そして藤原氏の守護として作られた巨大で歴史の長い神社ですね。赤い本殿が有名ですが、撮影禁止なのでここでは紹介できません。それでは少し腹ごしらえも出来ましたので神苑に入っていきましょう。

  Jan 3, 2007

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  浮見堂　アングルを変えて　「奈良探訪」

  反対側の岸に歩いて回る頃、少しずつ天気が回復し、青空が見えてきました。明るさが戻ってくれば、写真の手振れを防げますし、焦点深度に幅が出ます。それに湖面にお堂が綺麗に反射し始めます。なんだかどれも同じような写真で申し訳ないのですが、写真勉強中の私としてはいろんな角度で撮影しながら、こうやって比較しております。せっかくですから、選択せずに沢山の写真を出してみました。奈良の浮見堂、見所が多いこのあたりにあってなかなか行く機会が無いかもしれません。他の観光地から少し距離がありますしね。それでもちょっと立ち寄ってみてお堂の中でゆっくり休憩するのも悪くないですよ。それでは春日大社へと足を速めます。

  Dec 30, 2006

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  浮見堂　「奈良探訪」

  浮見堂、言葉から想像できる通り池に浮かんだ八角形のお堂です。お堂というより休憩所という表現が近いでしょうか。中にはベンチがあります。そんなお堂を、色々角度を変えて撮影してみました。2回に分けていろんな角度から撮影した写真を紹介します。天気もこのあたりが境目でした。この池を一周しているうちに空が晴れてきました。まずは曇りの天気で写した写真。このときの問題点はやっぱり天気でした。天気がよければ水面に映るお堂に風情があるのですが、天気が悪ければほとんど映りこみません。私のいまの課題は「雨や曇りのときにいかに人をひきつける写真を撮影するか」ということです。青空、青い海は語らずとも人を魅了しますから楽なのです。さあそれではもう半周、もうすこしこのお堂の風景を紹介しましょう。

  Dec 28, 2006

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  浮見堂へ　「奈良探訪」

  奈良ホテルを後にして次は春日大社に向かっているわけです。実は春日大社に行ったことがありませんでした。興福寺、奈良公園、東大寺までは行ったことがあったのですが…。そうそう、春日大社の紹介はまだ先になります。春日大社に向かう途中、浮身堂に立ち寄ってみました。このあたりは土壁で作られた土塀や竹やぶなど昔ながらの日本の「寺町」の風景が似合います。このあたりまで来ると若草山の影響で坂道が続くのですが、重そうな海外からのお客さんを乗せて人力車ががんばっていました。このあたりになると奈良公園に近く、かなり鹿が出現してきます。ただしこの辺りにいる鹿はかなり慎重であまり近づいては来ません。奈良公園でも東大寺あたりに住む鹿はずうずうしいのですが。このくらいの奥ゆかしさ、距離感が素敵ですね。さあ道を少しはずれ、坂道を下ると浮見堂が見えてきます。

  Dec 25, 2006

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  奈良ホテル　「奈良探訪」

  せっかく来た奈良ホテルでしたが逆光のためかあまりよい写真が残っていません。ごめんなさい。奈良ホテル、思っていた以上に「古い」ホテルでした。木造で明らかに歴史を感じさせる造り。それでありながら古ぼけた旅館などとは違う「品格」がにじみ出るホテルでした。正直圧倒されて中には入れませんでした（笑）高級な仏閣をイメージさせるほどの巨大な木造建造物。その入り口も入りやすい自動ドアなどではなく、昔ながらの木作りの二重ドア。その硝子の向こうは暗く、中の雰囲気を想像することは出来ません。木造建築だけに巨大な避雷針も印象的でした。ガイドブックなどによればロビーも重厚で、ある程度人間に格が無いと落ち着いて座れない、くつろげないような雰囲気でした。人間が成長したらまた来ることにします…って退化するばかり？まあ昔ここでアルバイトをした事がある家内に言わせれば「入ればいいのに～」との事でした。実のところは急いでおりまして…（笑）

  Dec 20, 2006

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