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カテゴリ:旅行
今日も秋の爽やかな風です。
秋って綺麗ですね。 はじめていったブータン王国のこと、書いています。 みなさんに興味を持って読んでいただけて、 これもブータンの国王様ご夫妻の来日のおかげです。 ***** ***** 今回は、私の旅のスタイルを少しだけ紹介します。 旅行に行くと、おいしいもの食べて、歴史を知って、写真を撮って、想い出を抱えて、、、。 山岳道路の脇の崖に描かれた仏画 不器用な私は、そんなにいっぱいのものを持って帰れません。 だから私流の旅のスタイルを持っています。 まず、みんなと逆に、旅先でいろんなものを捨ててしまうのです。 これは古い友人の精神科医の中沢正夫さんから教わった術です。 なーんでももって帰ろうとしないで、日本の窮屈な生活で要らなくなったものを、 旅先の諸外国で、川に流したり、風に飛ばしたり、海に浮かべておいてきてしまいます。 そうすると、とっても身軽になって帰ってこられます。 もうひとつは、受け容れることです。 何が起こるかわかりませんが、起こったことを、とりあえず受け容れてみます。 たとえば、旅先で何かハプニングがあって予定の出発ができないとします。 そうしたら、ああ、これはここにもうしばらくとどまっていなさいってことね、と あっさり受け容れます。 それができると、イライラしたりしなくてすみます。 パロゾンへ行くには珍しい屋根つきの橋を渡ります 日本に忘れ物をしても、パスポートじゃなければたいていのことは何とかなります。 「忘れ物」は「もってこなくていいもの」だったのかなと受け容れてしまうと すべての事は楽になります。 夢のように素敵なベッドカバー 今回の旅の友人は、30年来のよい友達です。 友人との二人旅でもこのスタイルを貫かせてもらいました。 彼女は、このブログの存在を知りません。 たとえば、乗り換えのタイの空港で、とても丁寧な税関職員さんの列に並んでしまって 自分の列が進まない。 東京でバリバリ仕事をやっているキャリアウーマンの友人はいらいらします。 「ここだけ遅いんだよ!あー、どれだけ無駄な時間過ごしてるんだか!!」 帰りもおなじように「また、変な職員だったら列が進まなくて損するね。」というので、 ちょっと自分の考えを話してみました。 「私はこう考えるよ。あの列のあのアメリカ人、同じ飛行機なのに税関のパスも 早くて、ほら、もう荷物のターンテーブルのほうに行こうとしてるでしょ。 でもさ、今この瞬間、あの手荷物のどれかが爆発するテロがあったらさ、 この列でよかったぁってことになるでしょ。 だからね、何でも受け容れてみることにしてんのよ、わたしは。」というと、 「へぇ、おもしろいねえ。」もちろんそこで何も無かったけど。 ブータンのホテルの朝ごはんで、 ぐるぐるって回ってきて戻ってきて 「まだ全然したくできてないよー。火もついてないしー!どうなっちゃってんのかな」 私「それは今日はゆっくり出発しなさいってことかもねー。」と、コーヒーをすすりながら のらりくらり。 ヤクも道路でひねもすのらりくらり 忙しい東京での仕事をやりくりして、人間関係も調整して長期休暇をとって旅行に来て、 しかも役職も肩書きもある彼女です。 いろんなことが手際よく進まないと気持ち悪いのでしょう。 でも、そんな彼女も、旅の後半ぐらいには 国全体がのんびりなので、滞在中次第にのんびりになってきていました。 人間とは順応力がある生き物です。 Whool of life どこへ旅するにも、その国の時間の流れ方に気分や身体を合わせていくのは、 さほど旅なれているわけではありませんが、一番いい順応のしかただと思います。 郷に入れば郷に従えですね。 その国の風にさっと乗れれば、もう気分はゆったりです。 そうして、その国にどっぷりつかってしまうのがわたしの旅の仕方です。 これは、人それぞれだろうと思います。 友人は、「わたしはどこへ旅行しても、どっぷりとはつからないタイプ」と言っていました。 いろいろでいいのだと思います。 同行者と同じタイプじゃなくても問題は無いと思います。 彼女との女二人ブータンの旅はとっても楽しかったです。 大事なのは自分がよくわかっている自分だけの旅のスタイルがあるかどうか、かな。 わたしは、そんなふうに思ったりしています。 ブータンで、風に飛ばして捨ててきたいろんなこと。 捨ててきたもののことは書きません。 だって、、、、、捨ててきたんだから。 旅の最終日ガイドとドライバーと まだ、ブータンの話でも飽きませんか? 次はお待ちどうさまでした、おいしいブータンの話です。 今日も見ていただきまして、ありがとうございました。 穏やかな11月最後のよい日曜日でありますように。
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