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カテゴリ:バリュー投資
バリュー投資の2分類目であるPBR投資についての検討です。
会社の純資産(自己資本・株主資本ともいいます)に対して割安な株を買うのがPBR投資です。 PBRはPrice Bookvalue Ratioの略で、「ピービーアール」と読みます。 PBR=株価÷1株当たり純資産 この「純資産」というのは、会社の総資産から負債を引いた額です。 純資産=総資産ー負債 総資産とは会社の保有するもののうち、金額に換算できるものの合計を指します。預金、商品、株式、不動産、機械設備などです。例えば「会社は人が資産だ」と言う人もいますが、人間は金額換算できないので会計上の資産ではありません(人件費というコスト要因と考えるのが一般的)。 負債とは会社が支払いの義務を負う金額のことで、商品を仕入れるときの代金や、銀行からの借入金、社債などを指します。 この総資産から負債を引いた残りが、会社の純粋な資産ということになります。 例えば会社を解散してしまった場合、総資産を換金して負債を返済した残りが純資産ですので、純資産は「解散価値」などと呼ばれることもあります。 つまりPBRが1を割っていれば、解散価値を割っているので割安ということになります。 例えば、株価が500円で1株純資産が1,000円だとすると、PBRは0.5倍です。500円で買った株を発行している会社が解散すると、1,000円が戻ってくるわけですから魅力的ともいえます。 ただ実際にはこのように単純なものではありません。次回も引き続きPBRについて考えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.02.08 21:07:36
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