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カテゴリ:ドラマ
「王子に宿りしもの」 第2話の視聴率は、前回(第1話)11.7%より下がって、10.3%(関東)でした。 沢山、宣伝した割に、初回、結構、叩かれたので、第2話、10%を切ってしまうのではないかと心配でした。でも、10%台をキープできて、良かったです(^^) このまま、ずっと10%台をキープしてほしいと思います♪(^^)
今回、チャグムに水の精霊の卵が宿っているという事が分かりました。 帝の刺客の狩人達に命を狙われるだけでなく、水の精霊の卵を食べる化け物(土の精霊)ラルンガにも命を狙われました(汗) ラルンガは、ナユグと呼ばれる異世界に住む化け物で、目に見えなくて、戦うのも大変でした(^^;) ナユグというのは、精霊などが住む異世界で、あの世ではなく、この世界と同じ所に存在していて、目に見えないだけとの事。 パラレルワールドかな?? ラルンガ、初回の前の宣伝番組では、大きなタコの足みたいな物がたくさん出てきて、特撮の様子を放送したんですが… 今回は、ナユグにいたようで、まだその姿は見せませんでした(^^;) ラルンガ、帝の刺客以上に怖そうです(汗) 先住民ヤクーが出てきましたが、彼らが元々、新ヨゴ国に住んでいて、そこへ、ヨゴ人達が海を渡ってやってきたようです。 アメリカの先住民・インディアンと、今のアメリカ人みたいですね(^^;) 呪術師のトロガイ(高島礼子)はヤクーで、バルサの幼馴染みのタンダ(東出昌大)は、ヤクーとの混血です。
トロガイ、よほどおなかがすいていたようで、バルサと狩人が家の中で戦っている時も平然と山菜鍋を食べてました(笑) びっくりでした(^^;) 続けて、山菜鍋が沸騰して、姿が見えないラルンガに襲われ、皆で逃げる時も、トロガイ、器とお玉を持っていて、ウケました♪(笑) トロガイ、狩人に襲われた時も素早く身をかわしたり、術を使って逃げたりして、老婆とはいえ、元気ですね♪ 皆に頼られますが、「呪術師だって万能じゃないんだよ」とバルサに言ったし、おなかがすいて、弟子のタンダの元に帰ってきたとの事で、とても人間的で魅力的でした(^^) 特殊メイク、最初は5時間、慣れて3時間、かかったそうですが、この役、やりがいがあったかも?(^^) 高島礼子さん、芸域が広がって良かったんじゃないでしょうか?(^^)
今回も17年前の少女時代の頃のバルサ(清原果耶)とジグロ(吉川晃司)の話と、バルサ(綾瀬はるか)がチャグム(小林颯)を守る現在の話が交互に出てきました。 ただでさえ、架空の世界の話で分かりにくいので、視聴者がこの世界に慣れるまで、ジグロとの昔話は後回しにして、現在のチャグムを守る話だけに絞った方が分かりやすい気がしますが…(^^;) 今回のバルサの昔話は、初回より大きくなって少女時代。13歳位の時かな? 今、バルサは30歳で17年前の事だったので。 バルサが初めて人を殺してしまった時の苦悩でした。 バルサ役の清原果耶さん、良かったです♪(^^)
現在の話は、チャグムを殺すために放たれた狩人達にバルサとチャグムは襲われ、バルサはあちこち切り付けられ、危ういところで、チャグムの水の力で守られました。 そして、2人は歩いて更に逃げましたが、バルザの傷は深く、途中で倒れてしまいました(汗) でも、バルサがどう行けばいいか、寝ている時、うわ言で言ったよう(^^;) チャグムが言われた通り、行ったら、バルサの幼馴染みのタンダに会えて、彼がバルサをトロガイの家に連れて来て、背中の傷を縫ったり、傷の手当をしてくれました。 お陰でバルサは一命を取り留め、チャグムの事をタンダに話しました。 タンダは、チャグムは、水の精霊・ニュンガ・ロ・イムの卵を宿しているのだろうと言いました。 ニュンガ・ロ・イムは、100年に一度、人間の子供に卵を産み、その卵を宿した子は、「精霊の守り人」と呼ばれ、皆に大事に守られてきたと。 タンダは、2人を連れて、先住民・ヤクーの住むヤシロ村の村長のノウヤ(蛍雪次朗)に話を聞きに行きました。 彼の孫で語り部のニナ(石井萌々果)が、ひいおばあちゃんから聞いた話をしてくれました。 「あのね、ニュンガ・ロ・イムは雲を作る水の精霊なんだって。 でもね、100年に1度、人間の子供に卵を産んで、死んでしまうの。 だから、ヤクーの人達は、ちゃんと卵が孵って新しい精霊がまた雲を吐いてくれるように、その卵を抱いた子供が子供を産むまで守る事にしたの。 だけどね、鳥の卵を蛇が狙うみたいに、精霊の卵を狙って卵食いのラルンガがやってくるんだって。 おじいちゃんのお父さんのお兄さんもそのラルンガに引き裂かれて、死んじゃったんだって。真っ二つに。 それで卵を食べられちゃったの」 どうやら100年前、村長のノウヤの父の兄に精霊の卵が宿り、ラルンガに真っ二つに引き裂かれて卵を食べられ、亡くなったようです(汗) その話を聞いて、チャグムは怖くなり、走り出て、川に行きました。 バルサはすぐに追いかけました。 「何を言ってるのだ。何なのだ。皆、何を言ってるのか、分からない! 私は神の子だ。そう教えられてきたのだ。 何のために生まれてきたのだ。 化け物の卵を産むためか?! 化け物に殺されるためか?! だったら、今すぐ殺してみろ! 殺せ!」
逃げる時、二ノ妃(木村文乃)がチャグムに言った事の回想 二ノ妃「必ず生きて、おまえの願いを叶えなさい」
現在に戻って、バルサがチャグムを抱きしめ、言いました。 「おまえが生まれてきたのは、今、ここで生きるためだ! 生きる事を恐れるな! それが一番恐ろしい魔物だ。 何があっても生きろ! 何があっても、私がおまえを必ず守る!」 チャグム、バルサに抱き着いて泣く。 バルサ「さあ、立て! 立って、戦え!」 そして、バルサは厳しくチャグムに槍を教えました。 かつて、ジグロが自分に教えてくれたように♪
二ノ妃は牢に入れられていました。 そこへ聖導師(平幹二朗)が来て、チャグム王子はまだ生きているようだと伝えました。 二ノ妃は、少しほっとしました。 帝の許しが出て、一ノ宮に移るよう言っていると伝えましたが、 ここでよいと、二ノ妃は断りました。 チャグムのいない王宮なんで、私にとっては“無”だと(^^;) 聖導師「チャグム王子が生きておられる世は、それほど小さな世ではないのかもしれません」 二ノ妃「どういう事です?」 聖導師「ここに閉じこもっていても、何も始まりません」
一方、トロガイに第2王子(チャグム)の事を聞いたシュガ(林遣都)は、トロガイを襲って失敗した狩人を連れて、帝に面会を求め、直訴しました。 「陛下、第2王子に宿った物は魔物ではございません。 あれはニュンガ・ロ・イムの卵でございます。 ニュンガ・ロ・イムとは、水の精霊で、100年に一度、卵を産みます。 その卵は、決して汚れた物ではございません。 むしろ、守るべき物です。 それを宿した第2王子は皆で守らなければならぬものでございます。 さもなくば、この国は大干ばつに見舞われます。 陛下のお力で何卒、チャグム王子をお守り下さい」 帝は怒り、玉をこすって、変な音を出しました(汗) 咄嗟に、聖導師が嘘を言って守ってくれ、なんとか殺されずすみました。 「清めなければならぬものを、これ以上、増やすな」 帝の言う「清める」という事は「殺す」という事なのでしょうね?(^^;)
シュガは、聖導師にお礼を言いました。 聖導師は、シュガに言いました。 「トルガイ帝に仕えた初代聖導師・ナナイの手記がある。 ナナイ聖導師はそれを自ら封印し、誰にも解く事を禁じた。 それを星読の塔の地下に隠したのだ。 建国神話は光であるとすれば、そこに書かれている物はおそらくこの国の影であろう。 シュガよ。それを読み解いてみよ」 「はい♪」 シュガは快諾。 星読の塔の地下に行って、書物を捜し、ようやく見つけました。 それは石版に書かれていて、古代ヨゴ文字で、大変そうでした(^^;) 解読に夢中になっていたら、誰かが入口の扉を閉めてしまいました(汗) シュガは驚いて、扉を叩いて、「人がいるぞ!」と叫びましたが、返事はなく閉じ込められてしまいました(汗) 翌日なのか、ガガイが扉の向こうに来て、扉を開けず、言いました。 「おまえは王宮から追放されたんだよ。 それ以上、余計な事をしないように、そこに隠されたのさ」 「そんな馬鹿な! 聖導師様がそう言ったんですか?」 「そうでなければ、なぜおまえはここにいる? 聖導師様も酷な事をするよなあ。生きたまま、墓に送るなんてなあ」 聖導師様に閉じ込められたと知って、シュガはショックを受けました。 ガガイ「俺と取引しよう。 そこで読み解いた事を俺に教えろ。教えた分だけ水と食い物を差し入れてやる。 そのうち、俺が聖導師になったら、そこから出してやってもいい。どうだ?」 「それを知る覚悟があなたにはあるんですか? ここに書いてあるのは、この国の影。いや、暗闇だ」
帝は聖導師に、ヤクーの村に狩人を放てと命令。 「もし、チャグムがいる村があれば、その村ごと清めよ。 それを他の下々にどう伝えるかは、おまえのよきに計らえ」
「村ごと清めよ」とは、村人全員殺せという事でしょう(汗) 帝、怖いですね(^^;) すぐに、ニナ達のヤシロ村に狩人が来ました。 槍を持った女を見なかったかと、たまたま川で洗濯をしていたニナに聞きました。 その女の恋人だと嘘をついて(^^;) きっと騙されて、ニナが教えてしまったのでしょう(^^;) チャグムとバルサとタンダとトロガイがいるトロガイの家に狩人が襲ってきました。 前述の通り、バルサと狩人が戦いましたが、トロガイは山菜鍋を食べていて… でも、山菜鍋が沸騰し、咆哮が聞こえ、目には見えませんが、ラルンガが襲ってきて… 見えない怪物と、バルサと狩人は戦い・・・ 狩人が襲われている隙に、4人は逃げました♪ トロガイは器を持ったままで♪(笑) 今回は、ラルンガの姿は見えませんでしたが、見えない方が不気味ですね(^^;) でも、タコの足のような化け物の一部を宣伝番組で見たので、次回、きっとその姿が映るのでしょう(^^) 今回は、いろいろな方面に話が広がってきて、面白かったと思います♪ チャグムに宿った物の正体が分かったり、卵食いのラルンガという新たな敵も加わりました。 一方、シュガが命をかけて、帝に真実を告げて、王子を守るよう進言したり、地下に閉じ込められても、真実を追求しようとしたり・・・ トロガイとシュガのキャラが、今回、面白くしてくれたと思います♪(^^) タンダも優しそうで、ほんわかして癒されました♪(^^)
ところで、1話~2話には、主に2つの話が並行してあります。 (1)子供の頃のバルサと育ての親・ジグロとの話。 (2)精霊の卵を宿したチャグムを守る話。 前回のレビューに詳しく書かなかったので、(1)のバルサ自身の過去の話を少し書いておきます。 このドラマの舞台は「新ヨゴ国」で、チャグムは新ヨゴ国の第2王子です。 そことは別に「カンバル王国」という国があって、バルサはそこの生まれです。 バルサの父は、カンバル国王の主治医で、カンバル国王の弟に、娘を殺すと脅されて国王を毒殺させられました。 ジグロは、国王の精鋭部隊「王の槍」でしたが、バルサの父と親友で、彼に娘を連れて逃げるよう頼まれ、全てを捨ててバルサを連れて逃げました。 カンバル王国は、父に暗殺を命じた人が国王になり、「王の槍」が口封じに彼らを殺すよう命じられ、ジグロは、仲間から命を狙われる事になってしまいました。 2人は各地を逃げ回って、放浪していました。 ジグロは、バルサが自分で自分の身を守れるよう、厳しく槍を教えました。 そして今、ジグロは既に亡くなり、バルサは用心棒の仕事をして生計を立てています。 今回、新しく登場したバルサの幼馴染みのタンダが、彼の目線でチャグムにジグロの説明を少ししました。 「ジグロは、カンバルの武人。 ジグロとバルサは旅ばかりしていたが、いつの間にか、このトロガイのいた小屋に住みついて、槍の鍛錬をするようになったんだ。 その時に俺とも知り合ったんだよ。 ジグロの教え方は、それこそ容赦なかったからね。 俺は、そんなバルサが可哀想で仕方なかったんだ。 もっともそんな事を言えば、あいつは怒るだろうがね」
鍛錬で傷だらけになったバルサを、いつもタンダが薬草を塗り、介抱してあげていたのでした。 タンダはバルサを好きみたいですね♪(^^) 予告編で、タンダ「3人で一緒に暮らさないか?」と言いました♪ これって、きっとタンダとバルサとチャグムでしょうね?(^^) チャグム、これを乗り越えれば、きっといい国王になれるでしょう♪(^^) 建国神話が嘘っぽいですが(^^;) その辺の闇は、シュガがきっと暴いてくれるでしょう(^^)
次回(第3話)は、「冬ごもりの誓い」 第4話は「決戦の時」で、今年(第1シーズン)はそれで終了です。 次回も楽しみです♪(^^) 尚、第2話の再放送は、4/2(土)0:10~1:08(4/1(金)の深夜)です。 - 【第2話あらすじ】 (Yahooテレビより) 危機一髪のバルサ(綾瀬はるか)を救ったのはチャグム(小林颯)の不思議な能力だった。叫びに呼応した川の水が追っ手を押し流したのだ。満身創痍のバルサは幼なじみのタンダ(東出昌大)に手当を受け、一命をとりとめる。一方、チャグムに何が起きたのか調べていたシュガ(林遣都)は呪術師のトロガイ(高島礼子)から、王子に宿ったのは精霊の卵で、守るべきものと聞かされる。それは新ヨゴ国の建国の神話を否定する内容だった。 - 【レビューリンクと視聴率推移】 (関東地区) [第1話]11.7% [第2話]10.3% - 【原作】 上橋菜穂子『精霊の守り人』ほか「守り人」シリーズ全10巻「外伝」2巻 (国際アンデルセン賞・作家賞を受賞) 【脚本】 大森寿美男 【音楽】 佐藤直紀
【主要キャスト】 バルサ(30歳) - 綾瀬はるか(少女期:清原果耶、幼少期:横溝菜帆) チャグム(11歳) - 小林颯(第2王子) タンダ - 東出昌大(薬草師。バルサの幼馴染み。トロガイの弟子) 二ノ妃 - 木村文乃(帝の第2夫人。チャグムの母) シュガ - 林遣都(星読博士) ジグロ - 吉川晃司(バルサの父の親友で、バルサの育ての親) ガカイ - 吹越満(星読博士) モン - 神尾佑(狩人のリーダー) ジン - 松田悟志(狩人一の強者) ノウヤ - 蛍雪次朗(ヤシロ村の村長) ニナ - 石井萌々果(ヤシロ村の語り部。ノウヤの孫) トーヤ - 加藤清史郎(頼まれ屋。孤児) サヤ - 彩島りあな(頼まれ屋。トーヤの妹) 一ノ妃 - 奥村佳恵(帝の第1夫人) トロガイ - 高島礼子(当代一の呪術師。タンダの師匠) 聖導師 - 平幹二朗(星読博士の最高位) 帝 - 藤原竜也(新ヨゴ国君主) ログサム - 中村獅童(カンバル王国君主。バルサの父に国王を殺させて父も殺した仇) - 公式HP・用語辞典(ナユグ、ラルンガ、狩人、王の槍など)
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