お話は出来なかった。
いつもならこの木々の中に鶯がいて、さえずっている。彼等のお話に割り込んで私も鶯さんに話しかけたりする。答えてくれているようにホーホケキョとさえずる。道の駅「ぽらん」の当番。夕方のお掃除の時、モップを洗いながら鶯さんとお話なしをする。でも今日は、鶯さん達はさえずっていなかった。理由は空の状態。黒い雲が出始め、遠くで雷がなりだしたから。鶯さん達はどこかに避難したのだろう。掃除が終わった5時半過ぎ、とうとう雨が降り出し、雷の音も大きくなりだした。雨もだんだん激しくなり、滝のようになった。後15分で店を閉め、帰る時刻になる。止むまで待とうか。女子3人思案しながら、天候のアプリを見る。あれー、止みそうにないなぁ、これから激しくふり、9時まで続くらしい。回復の見込みはないねぇ。駅長さんが下の情報をゲット。下は降ってないらしい。じやぁ行こうか、と雷と豪雨のなか、3人は下った。下に行くほど雨脚は和らぎ、明るく、小降りになり、やれやれ。自然の生き物は危機察知能力に優れている。彼等には教えられることが多い。それに、天気は西から、の昔からの言い伝えも役に立つ。その通りだ。雲の動き、風の吹き方、気を付けて観察すると面白い。月一の組合員の当番を無事に果たす事が出来てよかった。里にも3時過ぎにかなりの雨が降ったらしいので、花や畑に水を撒かなくてもいいので助かった。