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奮闘する「大器晩成」日記

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December 15, 2012
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カテゴリ:政治「物申す!」
 衆議院総選挙と東京都知事選挙は、その運動期間の最終日となった。このエントリーを書いているのは15時半なので、マイクを使った街頭での投票依頼活動は残り4時間半ほどとなった。


 聞くところによると期日前投票も前回までの数字ではないようだ。今日はこれから天気も怪しいし、どこまで期日前が伸びるのか。期日前の投票率が低ければ必然的に投票日の投票率も低くなる。しかも期日前以上に下がる傾向だ。


 選挙期間中に選挙についての記事をアップすると公選法に問われかねないという脅しが効いていて、私も無意識に「自己規制」してしまっているが、どうしてもアップしたい問題が出てきた。


 それは改憲を主張する勢力の主張の根本的な間違いが主なメディアで指摘されていないことだ。


 今回の選挙で表だって改憲を主張しているのは主に「自民党」と「維新」だが、例えば、自民党の改憲論や特に9条の廃止と国防軍については、自衛隊を世界各国が認める「軍」の地位に名実共にして、集団的自衛権も行使することをはっきりさせる、というものだ。


 「維新」は参議院の廃止や首相公選を中心に改憲を言うが、尖閣や竹島の問題の絡みから、国防力の強化を引き合いに軍隊を持った「普通の国に」と言う。


 「規制緩和」や「自由化」をやることが善だというグループは押しなべて「改憲」を言っている印象だ。


 憲法は、統治が存在するのならば太古の昔から「統治のルール」として存在した。そこには基本的人権とか国民主権といった「日本国憲法」の当たり前の概念は存在せず、身分制度などによって人権はないがしろ、主権は「君主」的な人が持つということだった。


 だから、領土的な野心も含めて、主権者の「君主」的な人の嗜好で「戦闘行為」も行われていたから、日本国憲法の「平和主義」なんて、概念すら存在しなかった。


 今の「近代の意味の」憲法は、基本的人権は「自然権」であるという概念が当たり前になり、国民主権も、独裁国家ではなく民主主義国家である以上当然のことだ。


 なので、「近代の意味」の憲法の最も重要な役割は「統治の基本法」であるのと同時に、基本的人権を侵害しかねない国家権力を「抑制」することにある。


 戦争は、国家権力発動の最も横暴なものであると捉えて、日本国憲法では特に平和主義を唱え、9条1項で戦争を国権の発動としてやらないことや、威嚇をも含めた軍事力の行使をしないと明記している。2項では具体的に武力を持たないことと交戦権の否定をしている。


 議論になるのは、「国際紛争を解決する手段としては」という一文の解釈で、国際紛争ではなく「自衛」のための軍事力ならば保持できるという主張だ。


 でもこれとて矛盾が生じるのは、現在でも行われている自衛隊の海外派遣との整合性がとれない。明らかに国際紛争に軍事力を行使していることになるではないか。


 この矛盾に対しては「テロとの戦い」という言葉で切り抜けているつもりなのだろう。つまり、イラクへの派兵でも何でも、国際紛争ではなく「テロ」とテロ支援国家への自衛隊派遣なので国際紛争ではない、という理屈だ。


 自民党はこの解釈の展開を「無理がある」とはっきりと認めて、だから現実、具体的には領土問題や自衛隊の海外派遣などに合わせるために憲法を変えよう、という主張だ。


 だが、この9条の存在を、人権への国家権力の抑制と捉えたら至極当たり前の条文だ。


 戦争となったら、勝ち負けとは別に人権は蔑ろにされる。「近代の意味の」憲法が最も重要視するものは人権であり、自由だ。戦争はこの人権と自由を最も抑圧するものに他ならない。


 こう考えれば、日本国憲法は明確に戦争や武力行使を含む権力を抑制し、個人の人権と自由を明確に守る世界で最も先進的な憲法だと言えるだろう。


 時代に合わないわけでも、まして時代遅れなわけでもない。


 むしろ、アメリカなど「先進国」といわれている国々の憲法こそが「遅れている」のではなかろうか。


 だから、思い起こして欲しいのは、憲法改正を言ったり、自由化や規制緩和を主張する人たちは、すべて権力の側の人たちだということ。


 どんなにきれいな言葉を並べても為政者は権力の魔力で堕落する可能性が高い。


 すべて歴史の教訓だ。


 だから、統治の基本法である憲法は、現代においてはその目的を「権力の抑制」においているのだ。


 自由化とか規制緩和というコトバには、明るい自由なイメージ、良いことのようなイメージがあるがその実態は権力の振り回したい人たちに「振り回す」自由を差し上げることに他ならない。


 今回の総選挙では、原発の問題、消費税やTPPといったことが具体的な争点だと思っていたが、実は、世界でも65年も経った今も最も先進的な憲法を、権力の都合のいいように変えようとする第一歩の選挙ではないかと思うようになった。


 事前の世論調査では、比例は自民党に入れようと考えている人の半数近くが原発ゼロを求め、約3割が、憲法と9条の改正に反対なのだそうだ。


 あと4時間ほどで選挙運動も終了するが、明日の選挙結果は何かとっても怖いものを感じてしょうがない。





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Last updated  December 15, 2012 10:54:13 PM
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