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奮闘する「大器晩成」日記

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December 17, 2012
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カテゴリ:政治「物申す!」
 う~ん…。なんと言っていいのかわからない。それくらいの大差となった議席数。


 だけど実際の「民意」は各党の得票率を検討しないとわからないなと思っている。


 自民党も民主党で生き残った議員たちも、民意の審判を受けた結果だなんて思って欲しくない。


 小選挙区制度は必ずしも「民意」がしっかりと反映される選挙制度ではないからだ。


 例を挙げよう。混乱するといけないので図に書いてアップできればいいのだけれどちょっと時間がない。文章を羅列することになるが、わかっていただけることを信じて。


 小選挙区制度の欠陥を指摘する例にこんなのがある。


 ある15人を3人ずつ5つのグループに分ける。


 ある課題についての賛否を決めるのに、まずグループごとに議論して賛否を多数決で決めてもらう。


 グループごとに代表者を選び、その代表者はグループの多数決の結果を全体の多数決で表明してもらう。


 こういうやり方をした場合、代表者の多数決は必ずしも全員が一度にやった多数決の結果と同じになるとは限らない。


 A、B、Cの3つのグループは2対1で賛成、DとEの2つのグループは全員一致で反対となったとき代表者で行う多数決は3対2で賛成となるが、では賛成と反対の合計人数は、賛成6人、反対9人となって実は反対の方が多く、しかも僅差とは言えないくらいの差になっている。


 小選挙区制度の選挙に当てはめると、一人だけが当選する選挙でしかも相対的な第1位になれば当選なので、今回のように「乱立」となると、例えば過半数の票を得なくても、当選することができる、ということになる。有力候補が5人いて僅差の争いとなったら20%と少しの得票で当選できる。残りの80%弱の意思はカウントされないことになる。


 ということは、有効投票の3分の2を得票していなくても、少なくとも小選挙区の議席は3分の2を超えてしまう可能性が高いということだ。


 小選挙区の選挙には制度的にこういう問題があるし、まさに今回がそうだった。


 自民党が勝ったからといって、国民の民意は原発維持に賛成だとは思って欲しくないし、国防軍だって賛成だと思って欲しくない。


 だけど、とはいえ、自民党に投票する人がいなければこんなに勝てるわけもない。国民はいったいなにを理由に自民党に入れたんだろうか。


 自民党が良いと思って入れた人は本当に少数なんだろう。民主党のウソや失敗にあきれたから自民党に入れたという理由が最もありえそうに感じる。つまり「敵失」ってやつだ。


 間もなく「前」になる野田首相は「決めること」「野田政権は決めた」と選挙中演説していたけれど、3年前のマニフェストの「目玉政策」はほとんどやらなかった。「決めれば」やれたはずなのに決められなかった。


 結局民主党は浮かれたのだと思う。だから負けた。大敗した。


 わが町上尾を含む埼玉県第6小選挙区では、民主党の大島さんが自民党中根さんにわずか198票差で負けた。比例復活で議席は確保できたが。


 今回の選挙で大島さんは「初めて選挙に出た2000年にこの国に残された時間はあと10年と言ってきた。その10年が経った。もう与党だ野党だと争っている時間はない。」という趣旨のことを政見放送で言っていた。


 思い起こせば確かに12年前にそんなことを言っていたことを思い出した。


 あの時も今回も私は確かにそうだなと思った。我が日本の国民に少しでも体力があるうちに予防注射を打っておかないと、体力が弱れば治療法そのものがなくなる。


 でもそうであるならば、3年前の政権交代の時のマニフェストはどうだったのか、ということになる。


 今回の大島さんの選挙公報には「消費税」のこと「原発」のこと「被災地復興」のことのどれ一つとして全く触れられていない。


 「国民の生活が第1」という政権交代した時の基本的な考え方は跡形も無く消えたんだと実感した瞬間だった。


 大島さんは12年前に政治家を志す原点は「怒り」だと言っていた。この社会はどこか間違っているという怒り、理不尽がまかり通っているのは許せないという怒り。私は今もその通りだと思うし、折に触れて自分の中のその気持ちを確認してもいる。


 その原点に立ち返ることが、新たな出発の最初の1歩となるのではなかろうか。そんな気持ちで開票結果を受け止めた。





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Last updated  December 17, 2012 12:37:25 PM
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