カテゴリ:その他
今朝NHK「新日曜美術館」で源氏物語の特集をした。今年は源氏物語が書かれてからちょうど千年にあたるらしい。よく考えてみると、千年前にあんな物語がすでに書かれていたというのはすごい。
昨日横浜美術館で「源氏物語の1000年-あこがれの王朝ロマン-」を見てきたばかりだったので、番組はちょうどいい復習になった。 http://genji1000.jp/index.html 昨日の展覧会だが、評価は微妙。友人から招待券をもらわなかったら、俺も見に行かなかったかもしれない。 展示の中心になるのが源氏物語の名場面を描いた絵巻や屏風絵。源氏物語を読んだことがなければ、それがどんな場面なのかもわからず、感動できないだろう。人物描写や空間の捉え方などは興味深いが。 幸い俺は学生時代、現代語訳で源氏物語を読んでいたので、何となくどの場面かはわかるが、なにせ20年くらい前のことなので、物語の細部はほとんど忘れてしまっている。 それよりも感激したのは、展示後半に源氏の研究書や源氏を題材にした読み物などが展示されており、その中に本居宣長「源氏物語玉の小櫛」や井原西鶴「好色一代男」の原本を見られたこと。宣長や西鶴の直筆だ。 音声ガイドを借りていたら、もっと楽しめたかもしれない。源氏物語を読み直したくなった。 ついでに常設展示も見て回る。かなりいい作品を所蔵していて、特にダリやマグリットの絵は必見。食事の最後においしいデザートを食べたような気分で美術館を後にした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/09/15 11:18:30 AM
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