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カテゴリ:映画 ラ行
『ランド・オブ・ウーマン 優しい雨の降る街で』を観ました
人生に行き詰まったまま祖母の暮らす町へやって来た青年が、ある母娘と触れ合う中で 次第に癒され、新たな自分を見出す姿を描くハートウォーミング・ドラマです >>『ランド・オブ・ウーマン 優しい雨の降る街で』関連 原題: IN THE LAND OF WOMEN ジャンル: ロマンス/ドラマ/コメディ 製作: 2007年・アメリカ 上映時間: 96分 監督・脚本: ジョナサン・カスダン 出演: アダム・ブロディ クリステン・スチュワート メグ・ライアン オリンピア・デュカキス 【ストーリー】 仕事が思うようにいかず、女優の恋人にも別れを告げられ、若くして人生に絶望し始めた脚本家のカーター。 ある日、彼は祖母の面倒を看るため、ロサンゼルスからミシガン州の郊外へ引っ越すことに。 また、そこで近所に住むハードウィック家と知り合う。 主婦のサラは、乳ガンを患った上に夫が浮気していると知り、心身共に傷ついていた。 カーターは、そんな彼女と打ち解け合いながら、図らずも急接近する。 一方、サラの娘ルーシーは父と母の関係にもどかしさを感じながら、自らも恋愛で悩む女子高生。 彼女もカーターと交流を重ねるうち、互いに惹かれ合っていくのだった。 こうして微妙な三角関係が生じてしまった3人は、それぞれの抱える問題とも向き合い苦悩していくが…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を 彼女たちとの出会いが、僕の人生を変えた。 仕事に悩み、愛する恋人に捨てられ、踏んだり蹴ったりの人生に絶望しかけている 若き脚本家カーターは、この現状を打開するため、祖母の面倒を看るため、 ミシガン州の郊外の町へと引っ越し、これまた人生に愛に悩むハードウィック家の母娘と出会い、 交流を深めていくわけでありますね。 とても親近感が沸いてくる主人公のカーター役は、海外ドラマ『The OC』のアダム・ブロディ。 LAでのやさぐれ具合はどこにいったのかと見違えるほど、時に良き友人として、 時に隣の頼れるお兄ちゃんとして、ほのかな恋愛模様も垣間見えそうな奇妙な三角関係に戸惑いながらも 的確にアドバイスをする頼れる男に変貌していきます。 ちょっと変わった祖母とのウィット感に溢れる会話が笑えて、温かくて、ニンマリしちゃいます。 その変わり者の祖母フィリスを演じたのは、オリンピア・デュカキスであります。 出演シーンは多くないのに存在感は抜群で、大女優の引き出しの多さを見せ付ける演技であります。 そして、ハードウィック家の長女ルーシーには、『トワイライト~初恋~』のクリステン・スチュワート。 ある出来事が原因で母親との間に溝ができ、長年そのわけを知りたいと思いつつも、 父親の裏切りに気づいているのに何もせず完璧な母親をこなしている母親サラに 言い様のない怒りが蓄積されている思春期の少女であり、 初めての恋愛に戸惑っている普通の少女を初々しく好演していて可愛らしいです。 母親サラには、『ユー・ガット・メール』のメグ・ライアンであります。 相変わらずキュートな笑顔と美しさで、 僕ならはじめましての御挨拶の玄関先でノックダウンさせられそうであります。 夫の裏切り、娘との関係、突然の病の恐怖を抱えながら、気丈に振舞うその姿と 抱えているものの多さと苦しさにどうしようもなくなり、 雨の中で佇み、涙している姿はどうしようもなく美しく、 カーターじゃなくとも何とかして支えてあげたくなる愛おしさであります。 このシーンは、題名のように優しい雨なんでありますね。 必見のシーンであります。 おマセな妹も可愛らしいし、ママ大好きな彼女の口から出る的を得た言葉の数々に ウルウルさせられました。 いや~、可愛らしい子供と犬、美しい女性には敵いません。 新たな出会いによって癒し癒され、自らの人生の答えが導き出されるというストーリーは、 淡々としていて、ラストまであっさりとしているのですが、なんか良いんです。 すっかり乾ききった僕の心も優しい雨で潤されたような、心地のよい映画でありました。
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