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2009.11.07
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カテゴリ:映画 タ行
『デス・レース』を観ました目

脱獄不可能の刑務所で繰り広げられる、“死のレース”へ出場を決意する
男の試練を描くアクション・ムービーですかちんこ


>>『デス・レース』関連

原題: DEATH RACE
ジャンル: アクション/SF
上映時間: 105分
製作国: 2008年・アメリカ
監督・製作・原案・脚本: ポール・W・S・アンダーソン
出演: ジェイソン・ステイサム ジョーン・アレン
声の出演: デヴィッド・キャラダイン


【ストーリー】
2012年、経済が破綻し、失業率も犯罪も増加の一途をたどるアメリカ。
刑務所の運営は民間へ委託され、孤島の刑務所ターミナル・アイランドには
とりわけ凶悪犯罪者が収容されていた。
この刑務所では“デス・レース”を開催し、インターネット中継によって世界中の人々を
熱狂させ大きな収益を上げていた。
そのレースは囚人がドライバーを務め、マシンガン搭載の改造車を駆って刑務所内の
コースを3日間の行程で競い、5勝を挙げた者には自由が与えられる一方、敗者には
無惨な死が訪れるという、まさしく生死を賭けたサバイバル・レースだった。
そんなある日、妻殺しの濡れ衣を着せられた元レーサーのエイムズは、
冷酷な女刑務所長ヘネシーからレース出場を強要されてしまう。


下矢印ここから先はネタバレを含みます。!ご注意を!!!


命を、賭けて、参加せよ。


1975年のデヴィッド・キャラダイン主演の『デス・レース2000年』のリメイク作品だそうでございます。
残念ながら、オリジナルの方は観た事がないので比較する楽しさは味わえませんでしたが、
『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督
お得意のビデオゲーム感覚と迫力満点のかっこいい映像と音楽で
嫌でもテンションが上がる満足度の高い映画でありました。

舞台は、アメリカの経済が完全に破綻すると予測されている2012年の近未来アメリカ。
めちゃめちゃでボロボロになった国民の生活ゆえに、刑務所さえも民間委託されている現状。
孤島の刑務所では、女刑務所長の指揮の下、
工場跡地のようなむき出しの鉄のだらけレース場で
命懸けのレース”デス・レース”が開催され、利益追求に邁進しているのであります。

ただスピードを競うレースではなく、助手席にはセクシーなお姉さんを同席させ、
「槍」やら「盾」やらのアイテムが登場し攻撃できたり、
女刑務所長のさじ加減で戦車みたいなものまで登場し、
残忍なレースを展開させていくわけでありまして、ドキドキハラハラしてしまいます。

無実なのに刑務所に入れられ、命がけのレースに参加せざる追えなくなった主人公は元F1レーサー。
そんな設定が似合い過ぎるジェイソン・ステイサムが無骨さむき出しの改造車で
怒りを爆発させてレースに参戦している様は、文句なしにカッコいいのであります。

対する女刑務所長は怖いくらいに冷静でお上品な冷たさが漂うジョーン・アレン。
彼女の思惑やら、妻殺しのあれこれは意外と早めに予測がついてしまうお手軽さでしたが、
汚い言葉が大嫌いな彼女が汚い言葉を連発した時、
主人公の良き相談相手のおやっさん イアン・マクシェーンのキメ顔が・・・っていう
予測不能の展開には吹き出しちゃいました。

アメリカ国民の鬱憤のはけ口になっていたのか、
より多くの刺激を求める人々の欲求に支えられ、
インターネット配信で大人気になっているという設定は、
『ブラックサイト』に似たような怖い状況でありましたが、
大衆目線の描写はなく、リアリティを感じさせないので
エンタメ作品として軽い気分で楽しめるのも有難い所。
そうは言っても、いきなりやってくるグロイ映像はあるので苦手な方は注意が必要ですが。

こういう作品が観たかったんだと思えるお手軽で分かり易くて
テンションが上がるド迫力B級映画で気分爽快でありました。



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最終更新日  2009.11.07 21:21:37
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