自称・漫画ソムリエのひとごと

こんにちは、酢モツです。



ザ・ファブル　1-18巻セット [ 南勝久 ]

映画『ザ・ファブル』を観てきました。
個人的に今一番好きな漫画なので、
かなり期待を込めて行って来ました。

映画の内容は原作でいうと、
１～７巻までの話で、
殺し屋休業から小島編という感じ。

二時間ちょっとで納めるなら
このあたりが限界かな？

ただ期待が大きすぎたか、
ちょっと物足りない感じでした。

まずはよかった点

・佐藤アキラ役の岡田准一のアクションシーン
結構派手に動き回っていてカッコいいです。

・ジャッカル役の宮川大輔の微妙な笑い
これは原作に忠実なのかな？
アキラしか笑ってないという設定なら正解。
見た目と声はまんまジャッカルでした。
｢あかーん！｣ぐらいのテンションで
やってくれるとよかったのに。
それだと面白くなるからダメか!?

・バーのマスター役の六角精児
個人的に好きな俳優、
演技もよかったです。

次にちょっと残念だった点

・アクションシーンが多すぎる
アクションがよかったと言っておきながら、
アクションにダメ出し…
アキラが強すぎるから面白いのであって、
苦戦するシーンは見たくなかった。
敵が多すぎるのがよくなかったかな？

・ボスとの回想シーン
これは正直いらないと思った。
ボスとそんな関係だったっけ？
原作ではそんな親しい関係ではなかったはず!?

・小島役の柳楽優弥とフード役の福士蒼汰と砂川役の向井理
イケメン俳優を使わざる終えないのは仕方ないとして、
原作のイメージが強いと違和感しかなかった。
演技はよかったが、世界観が合ってなかった。
悪役ぐらいは原作に合わせてもよかったのに。

…ちょっと残念な点の方が多いかな…
原作通りの展開でしたので、
映画のストーリーに関係無い話ばかり。
一緒に観た友人は
｢テンポが悪く意味がわからない｣
と、言ってました。
原作ファンなら外せないシーンですが、
映画として、ひとつのストーリーなら、
バーの話とか削ってもよかったのでは…
貝沼の盗撮シーンなんかは、
原作では次回の伏線なので、
映画では完全に意味不明で終わってます。

かなり期待してたので少しガッカリしましたが、
周りが言うほど悪くはなかったと思います。
けどオススメは…しないかな？
原作の漫画の方は自信をもってオススメします。
原作漫画を全部読んでから映画を観ると、
意味不明なシーンも理解できます。


漫画原作の実写映画やドラマが
増えてきてます。
しかし、未だに
『ピンポン』
を越える作品に出会ったことがありません。
実写は難しい…

では次は漫画でお会いしましょう。