自称・漫画ソムリエのひとごと

こんにちは、酢モツです。

今日から連休という人も多いでしょう。
敬老の日が第三月曜日になったことで
大型連休が９月にも発生することになった嬉しい制度。
政治家もたまには仕事をするんだね。
ただ今年はあまりこの連休を“シルバーウィーク”と
呼ばれている気がしないような…
調べて見ると五連休以上の大型連休のことを“シルバーウィーク”と言うらしい。
今年は土日休みなら19日～22日の４連休。
シルバーウィークではないんですね。

とはいえ４連休でもあるだけマシです。
何の予定もない人は漫画を読みましょう。
ちょうど白泉社のマンガParkで「秋の熱マンガ祭り」が開催中です。
そこでは全巻無料で読める漫画あります。
そのうちのおススメの一つがコチラ


自殺島 1【電子書籍】[ 森恒二 ]

自ら命を絶とうとした自殺未遂常習者達が、
政府により無人島に送りこまれる。
そこで命の意味と向き合いながら生きていく漫画です。

何度も自殺を試みて死ねなかった者達が
無人島で共同生活をします。
電気、ガス、水道などのライフラインがない原始的な生活です。
最初は当然うまくはいきません。
なにせ生きる事を放棄した人達ばかりですからね。
そんな生活の中でも死のうとする人がいますが、
なかなかうまく死ねない。
本気で死のうとしてないように見えるので、
生への執着がわずかながら残っているということなのでしょう。

死ねないのなら生き残るしかない

この矛盾とも言えるキャッチコピーが胸に刺さります。
とはいえ何もない無人島で生き残るとなると
もうサバイバル生活しかありません。
魚を獲ったり獣をとるなど現代生活とはかけ離れた生活の中で
この自殺志願者達が生きていけるのかというサバイバル漫画でもあります。
ちょっと主人公のセイがサバイバル慣れしているような気がしますが、
そこは漫画だと割り切りましょう。

登場人物の殆どが自殺未遂者なので
過酷な過去を持った人達ばかりです。
もちろん心が弱い人が多い。
しかし一度は死を覚悟した人間、
ふっきれれば何だってできちゃいます。
“生きる”ということはどういうことなのかを教えてくれます。


現在、作者の森先生はヤングアニマルで『無法島』を連載しています。
この『無法島』の舞台の島は実は『自殺島』と同じです。
『自殺島』が出来る背景となった前日譚を『無法島』で描いています。
気になるところではありますが、
まずは『自殺島』の方を全部読んでからにしてほしい。
その方が小ネタなど気付いて10倍面白くなります。
それに今なら全巻無料で読めちゃいますからね。
よかったらご覧になってはいかがでしょうか？


ではまた次の漫画でお会いしましょう。