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山形達也85歳の心理学

山形達也85歳の心理学

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2011.10.21
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カテゴリ:友だち
さえ:

日本への出張から戻ってきた翌日、教授室のドアが大きな音で叩かれて、入ってきたのは川西老師でした。「おや、まあ」とぼくはびっくりしてから思いだしたのは、大分前に隣の池島先生から、川西老師が15日から瀋陽に二週間ほど滞在と聞いていたっけ。

5年前にこの大学に環境学科を作るときから手を貸していて、学科の教育、実習も本人自らだけでなく日本のあちこちの先生を連れてきて手伝っています。今年もこれで4回目の瀋陽訪問でしょう。そこまでやるかと言うほど、薬科大学の発展に尽くしています。

昨日の朝、大学について国際交流処の横を通りながら、一度くらい食事に誘おうかな、でも、そう言うと忙しいから国際交流処の人に申し出なさい、アレンジしてくれるから、という返事が何時も返ってきます。

そう言われたら、もしそれが自分だったら自分が国際交流処の人に、誰それと一緒に食事をしたいからそのように手配してくれと、言うだろうなあ。今度も同じように言われるだろうから、面倒くさいな、まあ、様子見しようか、なんて思いながら横を通り過ぎて歩いてきました。

それがですよ、不思議な暗合で、朝のうちに川西老師から電話が掛かってきて、昼は学生と食事に行くから、良かったら一緒に付き合わないか、と言うことでした。もちろん快諾しました。

昼に二人の学生を連れてと言うか、いつもは、この二人に案内されて食事をしているみたいですが、今日はぼくが一緒なのでどこでも行きたいところに行きましょう、大学持ちです、と言うので、お気に入りの唐萱閣に行きました。

「ここは、値段も手頃で、雰囲気も良く、これはと言うお客を案内するところですよ」と言ったら、「だって一度もここに、連れて来ていないじゃない」と言われてしまいました。そうかも知れないけれど、いままでだって、何度もこっちがご馳走しているじゃないですか。。。

ま、先輩だし、世話になっているし、年寄りだし、と自分をなだめて、仲好しの学生のJingさんも一緒だし、楽しくおしゃべりをしました。

「でも、良く保った方だね。普通はこんなに保たないよ。段々良いクスリがでるようになったんだね」と川西老師はぼくに言います。9月に会ったときも同じことを言われました。

おさえちゃんのことですよ。2003年春にがんの手術を受けて、そのあと今年の1月まで良く保ったよと、慰めて言っているのでしょうけれど、ぼくにしてみると、人の傷口に会う度に塩をすり込んでいるとしか受け取れません。

不思議な感覚を持った人です。次に会ったときにも同じことを言うようなら、きっとぼくの堪忍袋は切れちゃうかも。





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最終更新日  2011.10.21 15:44:12
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