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山形達也85歳の心理学

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2012.02.23
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カテゴリ:薬科大学
さえ:

薬科大学首脳陣宛に書いた意見書の続きです。

都心回帰を真っ先に果たした東洋大学を見て、郊外移転をしていた他の大学が続きます。

法政大学、共立大学などがこれに続き、さらに青山学院大学が、とうとう2012年に全学部を渋谷の青山キャンパスに集約することを決定しています(震災のために工事が遅れています)。

青山のこの決定は大学の人気勢力図に大きな影響を与えることになりました。また実践女子大学は日野市のキャンパスから現在中学と高校しかいない渋谷キャンパスの一角を高層化して2015年に主要の学部を4年間渋谷キャンパスで就学とすることを決定しました。

しかし私学の一方の雄である中央大学は、1977年に駿河台キャンパスを売り払い、多摩地区に広大な校舎を建築して移転しました。

そのあとこの大学も、少子化問題による受験生の激減と大学の評価の低下に直面したのですが、後楽園キャンパスはすでに満杯となっています。都心の駿河台キャンパスという一等地の地所を売り払ってしまったため、戻る場所がありません。したがって中央大学が都心回帰することはもうあり得ず、中央大学の地位は今後は低下し続ける一方でしょう。

実際の例を書いてみました。中国はまだまだ発展の圧力がありますが、いずれ人口増加も落ち着いてくるでしょう。

その時、瀋陽薬科大学は、長く輝かしい歴史はあるかも知れませんが、瀋陽の都心ではなく、遠くの田舎に大学に校舎があるわけです。そうであるなら、受験生にとっても教授陣にとっても魅力が薄れる可能性が高いでしょう。

日本で起こったことは、いずれ中国でも起こるに違いありません。まして、二つあった薬科大学の一つである南京薬科大学がいまでは中国薬科大学という名前を持ち、南京の都心部に校舎も持っていることと比べると、この大学は圧倒的に不利な状況に立たされるでしょう。

郊外への移転の決定の再考がまだ間に合うならば、是非、この大学の将来を日本の大学の実際の姿を参考にして、もう一度考え直して欲しいと思います。

この大学の発展のために校外に土地を求めて広げることは必要なことでしょうけれど、この今の地所も(半分でも)確保しておけば、いずれ建物を高層にして多くの大学施設を収容することが出来ますので、名実共に瀋陽の都心部にその威容を誇りつつ発展を続けることが可能でしょう。

インターネットで上に書いたようなことを調べ、それを文書にしました。学生に頼んで中国語に翻訳して貰って、それを校長と四人の副校長にメイルで送りました。

もう遅いかも知れませんね。






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最終更新日  2012.02.23 10:07:37
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