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山形達也85歳の心理学

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2012.09.07
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カテゴリ:薬科大学
さえ:

中日医薬学交流会というのが、昨日大学の図書館の講義室で開かれました。お隣の池島先生が日本臨床中医薬学会の会長を努めていて、その関係で年会が中国で開かれることになったそうです。

その学会のポスターの貼られたのがその前夜でした。こういうところは中国ですね。それでも、会長講演を聴きに行くと会場は満員の盛況でした。

日本臨床中医薬学会の年会をここで開いて、それを好機としてこの大学の教授数人の業績も話してもらうという形でした。ですから、ぼくも、初めてこの大学で行われている研究の一部に触れることができました。

鄒莉波老師は、老化促進マウスSAMP8をつかって、これに生薬からとられたXnthocerasideを与えると、記憶障害が著しく改善されると言うことを様々な信頼できる実験データを示していました。研究室を挙げてもう何年もやっているそうです。このように地道な研究を続けて、しかも優れた業績を上げているのですね、心から感銘を受けました。

日本の発表では、富山大学の正山征洋教授がサフランの抗老化活性を発表しました。話し方が訥々として、面白そうに話さないものですから、内容のすばらしさを減じてしまう話し方でした。でも、全く知らなかった内容ですし、興味深く聴きました。

このように学会に出かけて発表を聴くのは、実によい勉強になりますね。中国に来て以来、経済的な問題のために(つまり研究費に私財を投じている現状なので)学会に一切出席しなくなりましたが、結局「井の中の蛙」になりつつあることを痛感します。

この大学でもさえといつも研究の話をしていたのができなくなって、ますますその傾向が強まっていると懸念しています。

環境の良いところを探して移るか、といっても、もうこの歳ですから移る先もなでしょうから、研究の場から身を引くか、という選択をしないといけないように思います。





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最終更新日  2012.09.07 08:24:40
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