カテゴリ:薬科大学
さえ:
二週間前から夕方になると隣の研究室の学生さん達に誘われて、バレーボールの輪に入れて貰ったり、体育館でのバドミントンの試合に入ったりしているんですよ。 バドミントンは中学を出て高校に入るまでの二週間くらいの短い時期に、同じ卒業生仲間と熱中したことがありますけれど、それ以来ですから、数えるのに延々と時間が掛かるくらい久しぶりです。バレーボールに触るのだって30年振りですよね。 それで一昨日は夜の9時過ぎになって流れる汗を拭きながら部屋に戻ってくると、教授室のドアが開いているのですよ。もちろんまだ実験室にはうちの学生がいるので、誰かが来ているのでしょう。 部屋に入ると、沢山の人が群がって隅にある監視カメラのモニターを覗いているので「あ、事件があったな」と思いました。その中に隣の研究室の顔見知りの女子学生がいて、その彼女が言うには、女子トイレに男がいたので、今カメラの映像で探しているというのですよ。 うちの学生二人が記録を見る助けをしていて、ほかに、大学の武装警察、建物の夜間守衛などがいます。 ぼくがまだ汗の引くのを待っているうちに、その男の映像の映っている箇所を見つけたみたいでしたが、ちょうど廊下のそこのところの天井灯が4つとも故障していたために暗すぎて、姿形は分かっても顔まで分からなかったみたいでした。 うちの研究室には女子学生が多いので、ぼくたちは何時もとても心配していましたよね。2011年には防犯カメラを付けるよう大学に要望しても、何の音沙汰もなく半年過ぎたので、夏になって教授室のドアと二つの実験室のドアが見張れるところに防犯カメラをぼくの私費で設置しました。 その時、近隣の研究室にもあと二つカメラが付けられるますからどうですかと誘ったのですけれど、参加者はその時はいなかったのです。 でも、1年もしないうちに別のフロアで盗難騒ぎがあって、隣の二つの研究室が自分たちでカメラをそれぞれ一つずつ負担して、このフロアの南半分が不完全ながらも監視カメラの対象区域になりました。 上のフロアに泥棒が入ったからとか言うことでこのフロアのカメラの記録が二度くらい役だったことがありますから、今や監視カメラは必須のアイテムではないかと思います。 数日前にはうちの学生から、この建物の6階で男が前をはだけて見せていたという話を聞きましたが、その男のことを通報したのか、その男が捕まったのかは話が判然とせず、つまりは学生が話している噂話のレベルでした。 この大学の中でも噂に聞くだけですけれど、いままでも性犯罪は時々起こっていますが、大学がどのように対処しているのか、実は全くわかりません。それに関して監視カメラの設置を要望しても無視されたままですし、大学は危険を防ぐためには何かしているようにも見えません。 大学の本部の建物に行くと廊下のあちこちに監視カメラがありますから、大学の財産を守るためには真剣でも、学生の安全を守るためには費用を惜しんでいるように思えます。 気になって、中国の大学で性犯罪がどのくらい起きているか、ネットで検索してみましたが、なにも引っかからないのですね。こういうことは禁句になっているのでしょうか。 性犯罪を本質的に撲滅することは難しいでしょうけれど、大学の中の性犯罪のほとんどは、建物の出入り口にそこを通り抜ける人の顔と姿が完全に分かる高解像度のカメラを付けてそれを記録し、監視カメラが活動中であることを建物の中に来る人々に徹底して知らせるだけで、ほぼ根絶出来ることだと思います。 今度改めて、大学の上層部の人たちに「犯罪防止のための監視カメラの設置と大学内の安全をはかるための方針」を考えるよう申し出てみましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.08.05 08:25:26
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