フェルメールの絵に会いにいく
9月の連休を利用して東京に遊びにいきました。今年のお目当ては、去年に引き続きフェルメールの絵でした。その展覧会とは「フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠たち~」。前回の展覧会では、「牛乳を注ぐ女」の1点だけだったのですが、今回はなんと史上最多の7点を一気に観ることができました。世界にたった30数点しか帰属していないフェルメールの作品群ですが、その内の約5分の1が一カ所に集結するのは滅多にないことなのです。ですから実物を間近に観ることができてとても興奮しました。何しろ去年は三重四重の行列でしたので、ただでさえ大きくないフェルメールの作品は豆粒のようでした。でも今回は朝早くから東京都美術館に足を運んだこともあって、すべて目の前でじっくり味わうことができました。庶民の生活をスナップ写真のように切り取ったその絵は、まるで時間が止まっているような透明感と生命感に溢れていました。また独自の構図と光の表現は深い謎と物語性も漂わせ、思わず引き込まれました。近年もっとも注目度の高いオランダの画家フェルメール。なぜそういわれているのかを、十分に感じ取ることができる展覧会でした。ということで・・・久しぶりにアップの絵は、恥ずかしながらフェルメール作品の模写です。作品の題名は「真珠の耳飾りの少女」(もしくは「青いターバンの少女」)。今回の展覧会には来なかったのですが、過去2回ほど来日したことがあり、もっとも世界中で親しまれているフェルメール作品の一つです。一応下描きなので、これから色を付けたいと思います。