|
カテゴリ:園芸
中日春秋 (書写) 啓蟄や南京虫も動き出す トコジラミは別名・南京虫。カメムシの仲間で人間の血を吸う▼ 戦後、シベリアに抑留された旧日本兵らは収容所で悩まされた。東 京の平和記念展示資料館のウェブサイトにあった新潟県の若月太郎 兵衛さんの『シベリア抑留記』はこうつづる▼「手首とか首の周り 、露出した部分だけ食うのである。かゆさもシラミとは違い、痛が ゆいというか、なんともいえないかゆさ、後からだんだんかゆさが 増してくる」「つかまえて潰すと、異様な臭気が鼻をつくのである 」▼昨秋のフランスの南京虫騒動にロシア関与説が浮上した。パリ の地下鉄にいたなどと交流サイト(SNS)に投稿が相次いだが、 本当に大量発生だったかは不明だという騒ぎに関し最近、仏閣僚が テレビでこう述べた。「ロシアやロシアとの関係があるSNSのアカ ウントで人為的に増幅された」「ウクライナ難民と南京虫の拡大を 関連付けた誤った情報もつくり出された」。混乱目的らしい▼仏情 報当局もロシア関与とみているとか。本当なんだろうか。ロシアが 侵攻するウクライナを支援し、パリ五輪も控える。フランス自身は 標的にされても不思議でないと身構えているようだ▼若月さんは抑 留記で南京虫に自分が狙われ、ある先輩がそうでないことに触れて 「南京虫も好きなものと嫌いな人がいるようだ」と書いた。敵味方 の峻別なら、一般に国家もよくやる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.03.06 05:05:05
コメント(0) | コメントを書く |