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カテゴリ:園芸
中日春秋 (書写) 人道支援ホットフードに春の闇 創設のきっかけは 2010年のハイチ地震だった。深刻な状況を知 った米国の有名シェフ、ホセ・アンドレスさんが現地に入った。被 災地、戦地で食事を提供する国際NGO「ワールド・セントラル・ キッチン」(WCK)の始まりという。「空腹な人がいれば、どこ にでもいく」。ホセさんの言葉がうれしい▼「ホットフード」が合 言葉らしい。被災地での食事といえば、味は二の次になりやすいが 、温かい料理の提供を心がけているそうだ。現地に厨房をこしらえ 、そこで調理する▼ハリケーンの米国、オーストラリアの森林火災 、トルコの地震。その味が困難の中にあった人々の体と心を温めて きた。日本でも新型コロナウィルスの感染拡大で横浜港に足止めと なった「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客に食事を出した▼イ スラエルの侵攻で人道危機にあるパレスチナ自治区ガザでの活動中 に悲劇が起きた。WCKの車列がイスラエル軍の攻撃を受け、スタ ッフ7人が死亡した▼イスラエル軍は「誤爆」と説明するが、つら い人々のおなかをいっぱいにしたいと願い、奔走してきたスタッフ の死がくやしい▼事件を受け、米国はイスラエルに民間人保護や人 道状況の改善を求め、応じなければ、イスラエル支援を見直すと警 告した。ガザ側の死者は既に3万3千人を超えた。遅すぎる米国の 圧力に冷め切った「料理」を思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.07 06:33:07
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