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カテゴリ:園芸
中日春秋 (書写) 脈々と建設進む蜃気楼 先月、産経新聞が大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミ ャク」がインタビューに応じたと1面などに記事を載せていた▼ミ ャクミャクは基本的にジェスチャーで意思表示をしており、話した り筆談したりはしないため、万博協会の職員を通じて意思疎通を図 ったという。海外パビリオンの準備の遅れを聞くと「きっと大丈夫 」と答えたそうな。関西で人気者らしいが、半分シャレで載せたの だろうか▼ミャクミャクが初めて「こんにちは」と話す動画が、万 博開幕まで1年となった今月13日のイベントで公開された。今後、 徐々に言葉を覚えていくとか。盛り上げを狙う仕掛けだろうが、一 方で課題は山積する▼万博の花形で各国が独自に設計・建設するパ ビリオン「タイプA」は資材価格高騰などで契約が難航し一部は請 負業者も未定。当初予定した約 60カ国は40前後に減りそうで、協 会が建設する簡素なタイプにも変更せず万博から撤退する国も出る と予測する報道もある▼会場建設費は当初の 1.9倍になり、さらに 増える懸念も。人手不足でシャトルバスの運転手確保も容易でない という。流動的要素ばかりが目立つ現状である▼ミャクミャクは正 体不明の生き物。分かれたり増えたりする赤色の細胞と、青色の清 い水でできており、いろいろな形に姿を変えられるという。姿形が 定まらなぬ万博を表している感もある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.17 05:00:01
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